・2011年9月、ヤフオクでジャンク品を入手しました。
・外観はパルスカウント検波のKT-1100とソックリです。
・でも中身は KENWOOD L-03T と同じらしい、これは楽しみ!
・以下 KT-2200 修理調整記録です。
■製品情報------------------------------------------------------------
・オーディオ回顧録l
・オーディオの足跡
・CoolTune FM/AM TUNER 実験室(カタログと取扱説明書)
・ボロボロながら元箱と緩衝材(発泡スチロール)付き。
・本体に目立つ傷はないが全体にくすんだ汚れ。ヤニ汚れではなさそう。
・周波数を刻んだ目盛板がずり落ちている。
・ずり落ちた目盛板に隠れて赤色LED指針が正面から見えない。
・電源投入OK。照明ランプOK。メーター動作OK。ステレオランプ点灯。
・わずかな周波数ズレ。
■KENWOODから回路図購入-----------------------------------------------
・TIC で KT-2200 の記述を読むと「日本だけで販売された謎のチューナー、、」
・輸出モデルが無いなら回路図やサービスマニュアルは国内で探すしかありません。
・cooltune様に教えていただいた方法でKENWOODサイトで問い合わせてみました。
・すぐに「回路図は補修部品として販売できる。」と返信メールが届きました。
・早速購入申し込み。1週間ほどで届きました。
・A3サイズ×2枚(210円×2枚)+代引送料525円=945円。
・実物の回路図をコピーしたと思われる図面(A3サイズ×2枚)でした。
・このままでは細か過ぎて使いにくいです。そこで、、
・回路図を再度スキャナで読み取り。(モノクロ、TIFF形式、600dpi)
・Photoshop で一枚ものに整形後 AcrobatPro でPDF化。
・23インチのPC用ワイドモニターで200%拡大表示すると細部まで良く読めます。
■KENWOOD L-03T との比較-----------------------------------------------
・L-03T の詳細はこちら → ひろくんのホームページ L-03T 詳細レポート
・上記サイトから L-03T の写真を借用し Flash版スライドショーを作ってみました。
・L-03TとKT-2200の基板写真が5秒間隔で入れ替わります。
・目視では分かることは、、
・銅メッキシャーシと鉄板シャーシの違い。
・電源トランス右側のΣドライブ回路(縦置きの別基板)の有無、ですね。
・KT-2200 の回路図と L-03T の回路図を詳細に比較しました。
・老眼には厳しい作業でしたが、、Σドライブ回路以外は両機は全く同じでした。
・回路図の右端に発売年月、定価、定格などが記載されています。
・KENWOOD L-03T 1983年1月発売 \120,000円
・TRiO KT-2200 1983年1月発売 \98,000円
・「最後のバリコンチューナーはどっち?」と疑問に思っていましたが、
・KENWOODブランドとTRiOブランドから同時に発売されていたようです。
・性能を誇示する数値も両機まったく同じでした。本体寸法と重量も同じです。
・Σドライブ回路+銅メッキシャーシが 20,200円の価格差です。
【L-03T】1983年1月発売、価格120,000円
・KENWOODブランド、ブラックフェイス、銅メッキシャーシ、Σドライブ回路
【KT-2200】1983年1月発売、価格99,800円
・TRiOブランド、シルバーフェイス、普通の鉄板シャーシ、Σドライブ回路無し
■目盛板の貼り直し-----------------------------------------------------
・赤く光る指針LEDが正面から見えません。
・周波数を刻んだ目盛り板がずり落ちていることが原因です。
・目盛り板は両面テープで固定されていました。
・慎重に剥がす → 粘着剤を拭き取る → 新しい両面テープを貼り直し。
■Non Spectrum IF System------------------------------------------------
・ノンスペクトラムIFの仕組みはひろくん様のサイトで勉強しました。
・基板上のシールドケースに6.2MHz VCO回路が納まっているとの事。
・シールドケースを外してみました。
・D4,Q4,Q5,R23,R24,R25,C16,C17,L19
・回路図で確認すると赤くマークした部分です。
■再調整-----------------------------------------------------------------
・KENWOOD L-03T の調整方法 がそのまま使えます。
・WaveSpectraで観察すると、高調波歪はほとんど見えません。
【補足1】
・VCO6.2MHz調整
・6.2MHz → L20 → C13 → R16 → IC2 JRC1496 8pin
・調整時は周波数カウンタをR16足に接続するとよいです。
【補足2】
・VCO152kHz調整
・調整用VR6隣のR163アタマに周波数カウンタ接続。
■試聴--------------------------------------------------------------------
・NHK-FMのクラシック番組を聴きながらパルスカウント検波の KT-1100 と比較しました。
・音質の違いを表現するのは難しいことですが、敢えて言うなら、
・一音一音の粒立ちが良い
・音の輪郭がハッキリしている
・薄皮が一枚取れたような感じ、、
・KT-2200>>KT-1100 印象は明らかに違います。
・AMの有無が違うだけの兄弟機みたいな型番ですが、、確かにまったく別物でした。
■電解コンデンサ総交換----------------------------------------------------
・製造から約30年。再調整だけでも KT-2200 の高性能は良く分かりました。
・でも部品劣化は避けられないので思い切って電解コンデンサを総交換しました。
・ニチコンFGクラス(金色)とESクラス(バイポーラ:緑色)を使用。
・24時間連続運転でエージング、その後に再調整実施。
・WaveSpectraで波形を観察する時、120Hzに出現すピークが小さくなりました。
・音質的には劇的変化は無かったですが、でも精神的な安心材料になりました。
■アンテナ端子--------------------------------------------------------
・この時期のトリオ・ケンウッドチューナーのアンテナ端子はほとんどこの型ですね。
・私はアンテナ端子をネジでしっかり締めたいので端子を変更しました。
・4~5年前にネット通販で買った RCAJ-FJ 同軸変換アダプタです。
・当時20個くらいまとめて買ったのでまだたくさん残っています。
・これも単なる精神的な安心材料。
■幸せな気分♪-------------------------------------------------------------
・一般的なバリコンチューナーと違って美しい照明窓がありません。
・バリコンチューナーファンとしてはちょっと物足りない感じもしますが、、
・でも、二つのメーター照明と赤く光るLED指針が薄暗い部屋に映えます。
・内に秘めた高性能を覆い隠すシンプルかつ機能的なデザイン、と理解しましょう。
・本機背面には固定出力と可変出力、マルチパス出力が備わっています。
・固定出力をアンプへ、可変出力をRD-X5へそれぞれ接続。
・タイマー連動機能が無いので、NHK-FM録音専用機として活用します。
・幸せな気分でついワインを呑み過ぎか、、
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