Aurex ST-630
・2013年5月、マサ氏に教えていただいたHO情報でAurex製チューナーを入手しました。
・シンセ式FM専用機ですが、ネット検索しても目ぼしい製品情報が見当たりません。
・古い雑誌記事に1977年10月発売、当時の定価69,800円とありました。
・電源コードの印字は1976、シンセチューナー黎明期の珍しい機種と思います。
■動作確認------------------------------------------------------------
・フロントパネルのデザインは全体にすっきりしていて好印象。
・奥行きサイズが大きい。持ち上げるとズッシリ重い。
・アルミ製パネルはほぼ無傷。ボディ天板には目立つ擦り傷が多数あり。
・電源OK、FM受信OK、Sメーター点灯、STEREOランプ点灯、周波数ずれなし。
・エアチェック信号OK、MUTING動作OK。OUTPUT LEVELボリュームにガリなし。
・動作については大きな不具合は無さそう。
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【マニュアル選局】
・三つのロータリースイッチで行うマニュアル選局の操作が面白い。
→十の位:70/80
→一の位:0/1/2/3/4/5/6/7/8/9
→小数位:.1/.2/.3/.4/.5/.6/.7/.8/.9
・82.5MHzを受信するには 80 / 2 / .5 とセットする。
・ロータリースイッチは360度回転する。
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【プリセット選局】
・「ガチャン」と押し込むタイプのプリセットボタンに5局登録できます。
・まず登録したい放送局をマニュアル選局する。
・MEMORYボタンを押しながらプリセットボタンを押す。
・MEMORYボタンを離す。
・ただメモリーへの登録動作がちょっと不安定です。
・周波数を記憶させるのに何度かやり直しが必要でした。
・登録できてしまえばメモリーが消えることなく便利に使えました。
・「ガチャン、ガチャン」と派手な音を立てながらのメモリ選局が新鮮な感覚です。
■内部確認------------------------------------------------------------
・天板を開けたら基板のはんだ面が出現、内部は逆さま構造でした。
・底板を開けて部品面を確認。
・大きな電源トランス、6800uFの大型電解コンデンサ。
・チューナー基板よりもシンセサイザー基板の方が大きい。
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【チューナー部】
・FM5連相当の豪華構成
・セラミックフィルタ3個(IFバンド切替機能なし)
・HA11211 クアドラチュア検波
・HA11223 PLL-MPX
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【コントロール部】
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■調整記録------------------------------------------------------------
・はんだ面に印字された電圧値をチェック。
・フロントエンド
→OSC調整 VC005,L006
・トラッキング調整
→L001,L002,L004,L005
→VC001,VC002,VC003,VC004
・Sメーター電圧測定箇所
→HA11211-9ピンにつながるD001
・検波調整
→T002(赤) TP間の電圧ゼロ
→T002(緑) 高調波歪最小
・MPX調整
→VR003:パイロットキャンセル
→VR004:VCO調整 TP76kHz
→VR005:セパレーション調整
・Sメーター点灯調整
→VR001
・エアチェック信号レベル調整
→VR002:-6dB
■試聴----------------------------------------------------------------
・シルバーに輝くフロントパネル、バランス良く配置されたボタンスイッチ類。
・大きめの周波数表示、5連LED式Sメーターが性能を誇示するように輝きます。
・名古屋でNHK-FM岐阜放送局がきれいに受信できます。
・聴いて良し、眺めて良し、操作して良し。これは良い機種を入手しました。
・メモリー登録動作に「ちょい難あり」、これがちょっと残念、、
・何とか修理したい、、
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デザインが良いですね。惚れ惚れします。数字表示がFL管ではなく、LEDに見えます。これも懐かしくて良いです。
投稿: ひろくん | 2013年6月 9日 (日) 05時55分
まさに70年代のデザインですね!

まだシンセサイザー時代のデザインが無かった頃でしか有り得ないでしょう
これ液晶テレビとか電子レンジとかもこんなんならスタイリッシュかもね(笑)
しかしホントに保証付きコンディションとは驚き!中身も期待どうりでなにより
さすがAUREX!
投稿: マサ | 2013年6月 9日 (日) 19時33分
Aurexらしからぬ?グッドデザインですね。
周波数表示はひろくんの言うように7SEGのLED(この頃の色は緑と赤)のようですね。
1977年だと蛍光表示管(FIP)はまだ普及していなく、電卓等で使われたぐらいだったはずです。(水色みたいな色でした)
メモリ登録の件はプッシュSWの接触不良で、分解清掃で治りそうな気もします。
投稿: JT | 2013年6月10日 (月) 14時24分
皆さま、コメントありがとうございます。
1974 ST-910 280,000円 ※国産初のシンセチューナー
1976 ST-720 105,000円 ※ピンボード・プリセット方式
1976 ST-630 69,800円
当時のAurexは頑張っていたんですね。
この時代には面白そうな機種がまだありそうです。
投稿: BLUESS | 2013年6月11日 (火) 09時42分