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・本体ボディの状態が悪いので部品取り機として保管していた KT-990です。
・KT-990入手時の記録はここ→
・2013年12月初め、兄弟機の KT-900(故障品)を知人からタダで譲り受けました。
・以下、KT-900のパーツを使ってKT-990を復活させた作業記録です。
■KT-900 / KT-990 比較------------------------------------------------
・オーディオの足跡 TRiO KT-990 ¥53,800(1982年発売)
・オーディオの足跡 TRIO KT-900 ¥49,800(1980年頃)
・ロゴマークが TRIO → TRiO と微妙に違っています。
・正面から見ると外観はそっくりですが、ボディ奥行きはずいぶん違いました。
・どちらもトリオ自慢のパルスカウント検波搭載機です。
・MPX用ICとAM用ICが異なりますが、他の構成はほとんど同じ。
・FMアンテナ端子、ボタンの質感、脚の材質などKT-990のグレードがちょっと高い。
■KT-900動作確認(故障状況確認)--------------------------------------
・ボディはキズだらけ、正面ガラスパネルの内側にホコリがいっぱい。
・電源OK、照明ランプ点灯、周波数指針点灯。
・monoに切り替えると -3MHz位の周波数ズレでFM音声聴こえました。
・このとき LED式の Sメーター点灯せず、LED式の Tメーターも点灯せず。
・auto(stereo)に切り替えると何も聴こえない、局間ノイズも聴こえない。
・REC CAL 動作OK、発信音が正常に聞こえる。
・AMは受信OK、でもSメーター点灯せず。
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・3MHzもの周波数ズレなのでOSCトリマ不調が疑わしい。
・試しに青色トリマ(10pF)をバリコンユニットに直付け。
・側面に開いていたネジ穴にタッピングネジを締め込みトリマのcold側を接続。
・このトリマを調整したところ周波数ズレが解消してきれいにFM受信。
・ただしmono受信のみ。やはりSメーター、Tメーター点灯せず。
・auto(stereo)に切り替えると何も聞こえない。
・これはミューティングが解除されない状態か?
・故障原因が気になりつつ、でも当初予定の作業を進めました。
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■KT-990 フロントパネルフレーム交換-----------------------------------
・KT-990の最大の難点はフロントパネルをボディに固定するプラスチック部分の破損。
・両機のフロントパネルをよく見ると、、フレームは全く同じものでした。
・ガラスの取付穴位置、プッシュボタンのサイズと配置、内側の取付構造、同じです。
・KT-900のフロントパネルフレームをKT-990に移植する作業開始。
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・両機のフロントパネルをバラバラに分解。サイズはぴったり同じ。
・フレームを取り外してKT-990に移植。期待通りでした。
・分解したついでにガラス内面などピカピカに磨きました。
・KT-700 という機種もありますが、サイズ構造は同じかも?
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■KT-990 OSCトリマコンデンサ追加--------------------------------------
・KT-990の外観が復活したので、キチンと動作するように少し手を加えました。
・入手時に仮設置した実験用OSCトリマコンデンサを外す。
・代わりにバリコンユニットに新トリマー(青色10pF)を直付け。
・すぐ上に開いていた穴にタッピングネジを締め込み cold側端子としました。
・下記調整作業によってバッチリ受信できるようになりました。
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■KT-990 各部再調整---------------------------------------------------
・FM4連AM2連バリコン
・TR7020、TR4011:パルスカウント検波IC
・uPC1223C:MPX-IC
・LA1245:AM-IC
・L4 TR7020クアドラチュア検波調整→ TP1~TP2間電圧ゼロ
・L6 TR4011パルスカウント検波調整→ TR4011-1ピン → 1.96MHz
・VR7 VCO調整→ TP3 76kHz
・VR6 パイロットキャンセル調整→ 19kHz漏れ信号最小
・VR4,5 Wide受信時セパレーション調整
・VR3 Narrow受信時セパレーション調整
・フロントエンド内IFT→ ステレオ受信時の高調波歪最小
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・VR1:WIDE LEVEL
・VR2:REC CAL
・VR3:NARROW SEPARATION
・VR4:WIDE SEPARATION R
・VR5:WIDE SEPARATION L
・VR6:PILOT CANCEL
・VR7:VCO
■KT-990 試聴----------------------------------------------------------------
・受信感度良好、名古屋市内でNHK-FM岐阜放送局がきれいに受信できます。
・FM/AMとも受信動作問題なく、いい音で鳴っています。
・Wide側で聴くAM音質がとても良い。
・照明に浮き上がる全面ガラス製フロントパネルが特に美しいです。
・T/SメーターのLEDが赤色~緑色に変化しながら心地良く動作します。
・KT-900の残骸は部品取り用に保管しておきます。
■KT-900 / KT-990 内部比較--------------------------------------------
■TRiOシリーズ KT-990 / KT-2200 --------------------------------------------
・2013年12月初め、LUXMAN T-110(後期型)の調整作業をお引き受けしました。
・1976年購入のワンオーナー品とのこと。
・初期型と後期型に関する当時の興味深いお話を教えていただきました。
■製品情報------------------------------------------------------------
・1975年発売、1976年改良型(後期型)発売だそうです。
・周波数パネルの腐食は発売直後から問題だったようです。
・オーディオの足跡 LUXMAN T-110 ¥96,000(1975年9月発売)
・初期型の記録:1号機(1)、(2)、(3)
・後期型の記録:2号機
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・ウッドボディを外して内部確認。
・ダイヤル指針の電球が既に修理(交換)された痕跡あり。
・手持ちの12V球を仮設置すると赤色明滅~点灯。回路故障ではなく球切れでした。
・直前は正常に点灯していたそうなので、輸送中に壊れたようです。
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・基板を見渡してみると、頭が飛び出しかけている電解コンデンサが7個。
・7個とも 2.2uF/50V
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■部品交換------------------------------------------------------------
・ダイヤル指針電球は LEDへの交換も試みましたが、電球交換に落ち着きました。
・スリットを通して見る明滅状態は電球の方が見映えが良いです。
・電球電源:回路図では12V、実測値13.2V、基板側に47Ω抵抗を挟みました。
・目視で劣化顕著な電解コンデンサ7個(2.2uF/50V)交換。
・C251,C253,C259,C263,C264,C267,C268
・6個はオーディオ回路で音声信号が通る箇所ですが、交換前後で劇的な音質変化なし。
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■受信調整------------------------------------------------------------
・フロントエンド調整
・VR201 背面 ATTENUATOR in/out 減衰レベル調整
・VR202 ミューティング調整
・VR203 シグナルメーター振れ調整
・VR204 VCO調整(TP30で19kHz確認)
・VR205 セパレーション調整
・T201 レシオ検波調整
・T202 シグナルメーターMAX調整
・フロントエンド内のIFTコア stereo歪調整
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・サービスマニュアルに基づいて各部受信調整。
・レシオ検波調整、高調波歪調整、VCO調整、セパレーション調整実施。
■試聴----------------------------------------------------------------
・再調整してもさすがに性能や音質はシンセチューナーには敵いません。
・でも、いいんです。
・T-110は他のどのチューナーにも似ていない独特の存在感があります。
・FM放送を嗜むツールとして大切に使っていきたい一台ですね。

・2013年12月12日、ドコモショップでSIMロック解除を依頼しました。
・目的は海外で現地調達SIMを使うため。
・この3号機 はちょうど1年ほど前に正規購入した物です。※1号機、2号機 は中古品入手。
・SIMロック解除作業は「修理預かり」となり1週間~10日ほど時間がかかるとか。
・裏蓋、バッテリー、SIMは持ち帰り、本体だけをDSに預けてきました。
・SIMロック解除手数料3,150円(税込)。
・2013年12月17日、ドコモショップより作業完了の電話あり。
・依頼から丸5日、意外に早く戻ってきました。
・DWR-PG(写真左)はLTEサービスが始まる以前の古い機種です。
・でも海外では 3Gで繋がればいいので PWR-100化して旅行時に重宝しています。
・今回はLTE対応モバイルルーターを用意しておこうか、と思った次第です。
・特に L-09Cはバッテリー容量が大きいので現地で使い勝手が良さそう。
【備忘録】
・L-09C対応周波数:LTE 2100MHz、W-CDMA, HSPA 850/2100MHz
・DWR-PG → PWR-100F 2011/03/06記事
・DWR-PG購入記録 2010/07/03記事
・2013年11月初め、調整依頼品の KT-1010 が届きました。
・特に不具合箇所はなかったので調整だけで作業完了しました。
・トリオ製としては入門機の位置付けですが性能は上々です。
■製品情報------------------------------------------------------------
・オーディオの足跡 TRiO KT-1010 ¥59,800(1983年頃)
・BLUESS Laboratory TRiO KT-1010 1号機の記録
・ひろくんのホームページ TRiO KT-1010 ・取扱説明書
■動作確認------------------------------------------------------------
・外観では本体上面にちょっと目立つ擦り傷あり。
・FM/AMとも受信動作に問題なし。
・AM放送ではIFバンドをWIDE~NARROW可変調整できる。
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■内部確認------------------------------------------------------------
・薄型シンセ式チューナーなのにバリコン機同様の電球照明を使っている。
・5連バリキャップ、PLL検波、DCC歪補正回路、電源トランス2個。
・IC3:LA1231N FM-IFシステム
・IC6:LA1245 AMシステム
・IC8:uPC1223C MPXシステム
・VR1:WIDE GAIN
・VR2:MUTE LEVEL
・VR3:VCO
・VR4:PILOT CANCEL
・VR5:WIDE SEP
・VR6:WIDE SEP
・VR7:NARROW SEP
・VR8:DIST DET
・VR9:WIDE MONO DIST
・VR10:NARROW MONO DIST
・VR11:WIDE STEREO DIST
・VR12:NARROW STEREO DIST
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■調整記録------------------------------------------------------------
【VT電圧】※確認のみ
・76MHz → 23.3V(L7)
・90MHz → 7.4V(TC5)
【RF調整】※LA1231-13pin
・76MHz → L1,L2,L3
・90MHz → TC1,TC2,TC3
【FM同調点調整】
・83MHz → L11調整 → TP1~TP2間電圧ゼロ
【FM WIDE-NARROWレベル調整】
・83MHz(WIDE) → L5,L8 → LA1231-13pin電圧最大
・83MHz(NARROW) → VR1 → WIDE受信時と同じ
【PLL検波調整】
・83MHz → L13 → TP3~TP4間電圧ゼロ
・83MHz → VR8 → 高調波歪最小
【MPX調整】
・VCO調整 → VR3 → TP7(76kHz)
・PILOTキャンセル調整 → VR4,L21 → 19kHz最小へ
・WIDEセパレーション調整 → VR5,VR6
・NARROWセパレーション調整 → VR7
【DCC歪補正】
・MONO WIDE受信 → VR9 → 高調波最小
・MONO NARROW受信 → VR10 → 高調波最小
・STEREO WIDE受信 → VR11 → 高調波最小
・STEREO NARROW受信 → VR12 → 高調波最小
【FMミューティング調整】
・VR2
【AM調整】
・729kHz NHK第一受信 → L18 → レベルメーター最大へ
・1332kHz 東海ラジオ受信 → TC6 → レベルメーター最大へ
・1053kHz CBCラジオ受信 → L20 → レベルメーター最大へ
【調整後】
・RF調整にて受信感度が向上しました。
・FM同調点のズレを修正しました。
・PLL検波調整でズレを修正しました。
・VCOとセパレーション調整でステレオ感が大幅改善しました。
・実測値=約60dB(WIDE)でした。
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■試聴----------------------------------------------------------------
・FM放送は感度良く受信できます。特に不満はないです。
・AM放送では、復調帯域を可変調整できる「AM帯域可変機能」が面白い。
・WIDE端で聞くと高音域が伸びて瑞々しい印象になります。
■これまでの作業記録--------------------------------------------------
・TRIO KT-8001(1) 2013年09月28日
・TRIO KT-8001(2) 2013年10月06日
■部品交換記録--------------------------------------------------------
・追加メンテナンスとしてトランジスタ、コンデンサなど合計42個交換しました。
【電源トランスの絶縁油漏れ?】
・電源部基板を外して裏返す。
・うわっ、何これ、、こってり油のかたまり? ベタベタです。
・真上にあるトランスからコードを伝って流れてきたようです。
・ティッシュで拭き取るとこんな感じ、、
・これを見ちゃうと、、長時間の連続稼動が怖くなりました。
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【電源基板】本体裏側
・C1:0.01uF/630WV → 0.01uF/630WV
・C2:0.01uF/630WV → 0.01uF/630WV
・C3:1000uF/35V → 1000uF/50V
・C4: 470uF/25V → 470uF/50V
・C5: 100uF/25V → 100uF/50V
・C6: 100uF/25V → 100uF/50V
※C1,C2オイルコンデンサ→メタライズドフィルムコンデンサに交換
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【IF基板、MPX基板、AUDIO基板、SUB基板】
※特記事項のみ
・IF基板 C78:3.3uF/16V(BP) → C78だけバイポーラ型でした
・IF基板 C47:0.68uF/25V → タンタルコンデンサに交換
・SUB基板 C10:0.68uF/25V → タンタルコンデンサに交換
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■各部受信調整--------------------------------------------------------
・各部の調整をやり直しました。特にMPX部は念入りに、、
【MPX部】
・TPから信号を拾ってWaveSpectraにて測定
・MPX基板:L1,L2,L5 → TP(E)19kHzのピークを最大へ
・MPX基板:L3,L4 → TP(F)19kHzのピークを最大へ
・MPX基板:VR2 → STEREOランプ点灯する位置へ
■試聴----------------------------------------------------------------
・部品交換&再調整によって音質はずいぶん改善できました。
・セパレーションは約30dBから約40dBまで改善しました。
・「サー」という高域ノイズが気にならなくなりました。
・BGM用途なら十分使えると思います。
・<おまけ>最近調整したTRIO製チューナー3台(KT-8001、KT-7500、KT-1010)番付。
KT-1010 >> KT-7500 > KT-8001
・シンセチューナーと比較しても何ですが、、やはりKT-1010の圧勝でした。
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