PIONEER SX-757
・2014年3月、懲りもせずまた古いレシーバーを入手しました。
・1975年発売、およそ40年前の製品なのになぜか近代的?に見えるデザイン、、
・当時のカタログを持っていたので製品情報はアタマに入っていました。
・下段のSONY ST-7065 (1974年製)と比べると外観の印象は随分違いますね。
■製品情報------------------------------------------------------------
・1976年1月発行 PIONEER レシーバーカタログ SX-757/SX-555
・オーディオの足跡 Pioneer SX-757 ¥78,500(1979年頃※)
※(1979年頃)と記載ありますが 1975年11月発売が正しいです。
・サービスマニュアル hifi engine PIONEER SX-750(海外モデル)
■動作確認------------------------------------------------------------
・全体に積年の汚れ、周波数窓の曇り、内側に大量のホコリ、つまみ類に手垢。
・天板に擦り傷多数、フロントパネル左下角と右下角が潰れている、これは落下痕か?
・背面パネルが独特の形状。端子類はサビサビ。電源コードの印字「1976」。
・電源オン、でも窓照明が点灯しない。二つのメーター照明も点灯しない。
・電源パイロットランプが点灯しない。PHONO、AUXなどのファンクションランプは点灯。
・背面AMバーアンテナでAM放送を受信するとSメーターが振れる。
・ヘッドホン端子で出音確認。ちゃんと聞こえる。
・ボリューム、バランス、トーンにガリなし。ラウドネスなど効いている。
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・FMアンテナを接続。二つのメーターが振れてFM放送受信OK、STEREOランプ点灯。
・82.5MHz(NHK-FM)を82.7MHz付近で受信。周波数ズレは僅か。
・SメーターMAXとTメーター中央がズレている。MUTINGも効いている。
・PHONO端子に動作確認用レコードプレーヤー接続。
・レコード再生OK。でもPHONO入力R端子に接触不良あり。ハンダクラックの予想。
・AUX端子にCDプレーヤー接続、CD再生OK。
・見た目は汚いが何とかなりそう、、
・分解清掃、電球切れ補修、ハンダクラック補修、再調整など実施しました。
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■内部確認-----------------------------------------------------------
・持ち上げると本体左側が極端に重い、、
・大型の電源トランスと電解コンデンサ(15000uF/50V)×2個。
・FM4連AM2連バリコン
・HA1137 FM IF SYSTEM (クアドラチュア検波、メーター制御、MUTING制御)
・HA1196 PLL FM STEREO DEMODULATOR (FM復調)
・HA1138 AM SYSTEM
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・HA1137 によるクアドラチュア検波かと思ったら、、
・HA1137後段にレシオ検波を思わせる大型コアがある。
・でも、、コア両側に2本のダイオードの記号印字があるけどダイオード本体がない。
・底板を外してハンダ面を確認すると、ダイオード2個は裏側にありました。
・さすが上位機、レシオ検波ですね。HA1137はメーターとMUTING制御用でした。
・ダイオードをわざわざ裏面に配置する理由は?
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・プロテクション回路に劣化した電解コンデンサ、頭が飛び出しています。
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・フロントパネル裏側に印字あり「50.11.15」と読めるかも?1975年11月15日かな?
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■修理記録:電球交換--------------------------------------------------
・周波数窓全体をライトアップする電球が3個とも切れていました。
・ゴム製のソケットに納まった 8V 300mA の電球です。
・これは70年代のチューナーによくあったタイプ。
・ジャンク機から部品取りして確保していた予備球に交換。
・POWERランプは 8V 50mA 、これも保管してあった同等品に交換。
・ついでにPOWERインディケーターだけ赤く光るように小細工しました。
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■修理記録:PHONO端子ハンダクラック-----------------------------------
・PHONO入力R端子に接触不良あり。
・ハンダ面を確認すると、、見事なハンダクラック発見。
・ハンダ補修して接触不良解消。
・ついでの他の端子もハンダ補強しておきました。
■調整記録------------------------------------------------------------
【フロントエンド調整】
・FM OSC調整 → 90MHz-TC6、76MHz-T5 → Sメーター最大
・FM RF調整 → 90MHz-TC1,TC3,TC5、76MHz-T1,T2,T3 → Sメーター最大
【FM同調点調整】
・83MHz受信、
・T6調整 → Tメーター中央へ
・T7調整 → 高調波歪最小へ
【MPX調整】
・TP20周波数カウンタ接続
・VR2 VCO調整 → 76kHz
・VR3 セパレーション調整
【その他】
・VR1:Sメーター振れ調整
【AM調整】
・1332kHz(東海ラジオ受信)TC2,TC4
・729kHz(NHK第一受信)T8,バーアンテナ内部コア
■使ってみて----------------------------------------------------------
・FM/AM、PHONO、AUX(CD)各入力ともとりあえず音は出ます。
・アンプ部はノータッチなので音質はそれなり、イコライザー回路は要メンテかも。
・音質は別にして、オレンジ色照明に浮かび上がる周波数窓がとっても良い雰囲気です。
・徹底清掃の成果でフロントパネル、つまみ類はピカピカに光っています。
・フロントデザインは同世代のチューナー TX-8900 によく似た印象。
・ただ個人的にはもう少し古いタイプのデザインが好きかな、、STR-7065 とか SX-737 とか。
■記念写真-------------------------------------------------------------
【上段】PIONEER SX-757
【中段】PIONEER SX-100S →過去記事
【下段】PIONEER SX-737 →過去記事
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コメント
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レシーバーって美しいですね。
ミュージックライフをこれだけのシンプルな生き方も良いかも。
でもこれで優雅に聴けるFM番組がけして多く無いのが、、
投稿: ふ゛り | 2014年3月31日 (月) 08時16分
照明に映える周波数窓、
つまみやスイッチ類とのバランス
ワンボディに収まった高性能、
レシーバーの美しさはたぶん「機能美」ですね。
気持ちよく音楽に浸れます。
投稿: BLUESS | 2014年3月31日 (月) 22時34分