Technics ST-9030T 2号機
・調整依頼品の作業報告です。
■動作確認------------------------------------------------------------
・シリアル番号は1977年2月22日製造と読めます。
・外観はとても綺麗です。キズはほとんど見当たりません。
・電源スイッチのプラスチック部品にひび割れなし。
・照明のランプ切れなし。パイロットランプ切れなし。
・約-0.3MHzの周波数ズレ。
・Tメーター、Sメーター動作OK。MUTING動作OK。
・難点は76~80MHz区間のガサゴソ音が気になること。
■76~80MHz区間のガサゴソ音-------------------------------------------
・経験上この症状はバリコン軸とフレーム部分の接触不良が怪しいです。
・まずバリコン軸を回転させながら無水アルコールを含ませた細い綿棒で清掃。
・その後、爪楊枝の先端を使ってコンタクトグリースを極少量塗布。
・76MHz~90MHzを30往復させて馴染ませました。
・これで76~80MHz区間のガサゴゾ音はほぼ解消しました。
|
|
|
|
|
・ただ76MHz以下の部分でSメーターが振り切れる箇所があります。
・綿棒や爪楊枝が届かない部分にまだ不良部分がありそうです。
・完治ではありませんが、通常使う範囲外なのでご容赦ください。
■調整記録------------------------------------------------------------
・過去の調整記録に基づいて一連の作業を行いました。
・作業前後のテスト信号をWAVファイルでお送りします。
・周波数ズレ → 解消
・受信感度 → 大幅改善(1目盛りアップ)
・歪率(WIDE,mono) 0.3% → 0.1%
・歪率(WIDE,stereo) 0.2% → 0.05%
・セパレーション(WIDE)約30dB → 約50dB
■使用感など----------------------------------------------------------
・この時代のガンメタテクニクスはルックスが抜群ですね。
・オレンジ色照明とのコントラストが絶妙です。
・調整後は受信感度が向上、音に臨場感が増したと思います。
« Aurex ST-220 | トップページ | SONY ST-J75 2号機 調整記録 »
「ピュアオーディオ」カテゴリの記事
- 2026 謹賀新年(2026.01.04)
- SANSUI TU-S707X 修理調整記録7(2025.12.28)
- SONY ST-5150 修理調整記録6(2025.12.21)
- SONY ST-AV900 修理調整記録(2025.12.14)
- SANSUI TU-α707 修理調整記録3(2025.12.07)









ST9030 2号機、調整。本当に有難う御座いました。
左右の音の役割りが鮮明になりました。特にクラシックは全帯域が拡がった様に感じられます。アナログもハイレゾとは違った音色で楽しめて、まだまだ通用すると思います。
※30Tの二段重ね、貴重なショットですね。重厚感があって、”蒸気機関車D51二重連結”の様!!
投稿: ガーランドEX | 2014年9月 5日 (金) 23時48分