SONY ST-5150 修理調整記録
・2015年2月下旬、ST-5150のメンテナンスをお引受しました。
・40年以上前に購入したワンオーナー品だそうです。
・「今後も長く使うために必要な整備を、、」というご依頼です。
・以下、作業記録です。
■製品情報------------------------------------------------------------
・オーディオの足跡 SONY ST-5150 ¥39,800(1973年発売)
・カタログ(1973年6月版) TA-1150/ST-5150
・別売:ウォールナット仕上げ木製ケース TAC-IN ¥3,000円
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■動作確認------------------------------------------------------------
・オリジナルのウッドケースに納まっています。
・ウッドケース、本体とも目立つキズはありません。
・ただ電源コードが劣化でベタベタ。コードの印字は「1971」
・電源オン。周波数窓の右側照明電球切れ、Sメーター照明電球切れ。
・75Ωアンテナケーブルを接続してFM放送を受信確認。
・-0.2MHz程度の周波数ズレ。二つのメーター動作はOK。MUTING動作OK。
・STEREOランプ点灯。実際にステレオ感あり。
・AMは背面バーアンテナで受信OK。
■修理記録:電球交換1------------------------------------------------
・電球交換のためフロントパネルを分解。
・ジャンク品から取り外して保管している中古品(8V0.3A)に交換。
・緑色の周波数が鮮やかに浮かび上がります。
・周波数を刻んだガラス板両側の緑色塗料に劣化ありません。
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■修理記録:電球交換2------------------------------------------------
・ST-5130/5140と違ってST-5150のメーターは文字が緑色に透過します。
・こちらの方が見映えがよいですね。
・電球(8V0.15A)は緑色塗料が塗られていないタイプでした。
・ついでに二つとも緑色塗料が塗られた電球に交換。
・メータ周囲の緑色も美しくなりました。
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■調整記録------------------------------------------------------------
【レシオ検波調整】
・何も受信しない状態 T201上段コア調整→Tメーター中央
【FM OSC調整】
・90MHz CT204調整→Sメーター最大
・76MHz L104調整→Sメーター最大
【FM受信調整】
・90MHz受信 CT201,CT202,CT203調整→Sメーター最大
・76MHz受信 L101,L102,L103調整→Sメーター最大
・83MHz受信 IFT→Sメーター最大
・RT202 FM Sメーター振れ調整
【MUTINGレベル調整】
・T202調整→ D204電圧最大
・RT201調整→ ミューティング動作レベル調整
【検波歪み調整】
・T201下段コア調整→高調波歪み最少
【セパレーション調整】
・L+R信号送信→T401調整→Lch出力最大へ
・RT401 セパレーション調整
【AM調整】
・CT101,CT102
・T301,バーアンテナ内コイル
・RT301 AM Sメーター振れ調整
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・受信感度が大幅に向上しました。
・周波数ずれはほぼ解消。歪率も一桁改善しました。
・セパレーションは40dB程度は確保できました。
・作業前後の基準音を録音したWAVファイルでご確認ください。
■試聴----------------------------------------------------------------
・FM/AMとも受信性能と受信音に不満はありません。
・電球以外に交換した部品はありません。
・ガラス板裏側まで磨いたので周波数が美しく緑色に浮かび上がります。
・SメーターとTメーターも緑色照明が引き締まりました。
・40年の時を経たとは思えない美しい個体です。
・今後も大切に使ってあげてください。
■<おまけ>ウッドケース--------------------------------------------------------
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基準音を録音したWAVEファイルはどこにあるんでしょう?
それと最も音質が気に入っている機種(1980~1990年の黄金期?)とこのST-5150との音質の差も聴き比べて
みたいのですがいかがでしょうか?適当なFM番組をエアチェックしていただければ・・・
投稿: トワイライトエフエム | 2015年3月28日 (土) 21時48分
トワイライトエフエムさま
お問合せいただきありがとうございます。
このST-5150は既に依頼者様にお返ししたので手元には残っていません。
基準音を録音したWAVファイルは依頼者様に作業記録として納品したものなので公開していません。
ご希望に沿えず申し訳ありません。
投稿: BLUESS | 2015年3月29日 (日) 14時25分
40年ぐらい前に新品で購入したST-5150D使用していたのですが、最近ノイズが気になり、ST-S333ESAをメルカリで8000円で購入したのですが、動作不良品でした。次にヤフオクでST-SA5ESを、傷汚れがあっても使用上問題ないとの説明文で納得し、9000円で落札しました。商品到着後、音出しをして、音質・S/N比とも良好で音の良さにびっくりしました。
ST-5150Dは修理しようと思い、ヤフオクで信号発生器リーダーLSG-16を落札しようとしていたら、松下VP-8179B10と菊水KSG4500Tが目に入り、松下を落札しようとしましたが40000円を超えたのであきらめ、菊水を27000円で落札しました。(LSG-16は8000円で落札)
中古で価格が高いので不安でしたが、商品到着後、手持ちの周波数カウンターとオシロスコープで調べて、正常に信号が出ているようでした。
ST-5150Dの調整には、この記事が非常に参考になりました。ありがとうございました。
投稿: H_Yamada | 2020年5月29日 (金) 23時17分