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2017年11月12日 (日)

YAMAHA T-1 修理調整記録2

 ・2017年10月、バリコンチューナーT-1の調整作業を承りました。
 ・この時期のヤマハ製チューナーはシンプルなデザインが魅力です。
 ・以下、作業記録です。

Yamaha_t117

■製品情報-----------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 YAMAHA T-1 ¥60,000円
 ・オーディオの足跡 YAMAHA T-1 ¥60,000 (1977年頃)
 ・Hifi Engine YAMAHA T-1
 ・YAMAHA T-1 取扱説明書 (PDF形式)
 ・YAMAHA T-1 回路図

Yamaha_t102 Yamaha_t113

■動作確認-----------------------------------------------------------

 ・フロントパネルはキレイです。キズは見当たりません。
 ・天板も艶があって光っています。天板後部に僅かに引っかきキズ。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。エメラルドグリーンの美しい照明点灯。
 ・指針の照明、メーター照明も点灯。タマ切れなし。
 ・DXインジケーター点灯、STEREOランプ点灯。
 ・名古屋地区のFM局を+0.3MHzの周波数ズレで受信。
 ・FM/AMとも不具合は無さそう。
 ・ただ、メーター針の塗装がボロボロ状態。

Yamaha_t103 Yamaha_t104 Yamaha_t105 Yamaha_t106 Yamaha_t107
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■内部確認-----------------------------------------------------------

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■修理記録:メーター指針再塗装---------------------------------------

 ・TメーターとSメーターの指針を見ると塗料がボロボロ状態。
 ・この時期のヤマハ製チューナーに共通の症状です。
 ・メーターを分解してタッチペンで赤く塗り直しました。
 ・詳しい手順と注意事項は 1号機記事 参照

Yamaha_t150 Yamaha_t151 Yamaha_t153 Yamaha_t154 Yamaha_t156

■調整記録-----------------------------------------------------------

Yamaha_t1

【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態 → T201上段コア調整 → Tメーター中点へ
【FM OSC調整】
 ・76MHz受信 → Lo 調整 → Sメーター最大、Tメーター中点
 ・90MHz受信 → TCo調整 → Sメーター最大、Tメーター中点
【FM RF調整】
 ・76MHz受信 → LA,LR1,LR2 調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TCA,TCR1,TCR2 調整 → Sメーター最大
 ・83MHz調整 → IFT 調整 → Sメーター最大
【レシオ検波歪調整】
 ・83MHz受信 → T201下段コア調整 → 高調波歪最小
【IF歪調整】
 ・83MHz受信 → VR201,CF201,CF204調整 → 高調波歪最小
【FM-Sメーター振れ調整】
 ・83MHz受信 → VR202 → Sメーター振れ具合調整
【VCO調整】
 ・83MHz Pilot → VR204調整 → 19kHz
 ・83MHz SUB信号 → VR205調整 → Lch信号レベル最大
【パイロットキャンセル】
 ・83MHz受信 → VR203、T206調整 → 19kHz漏れ信号最小、左右バランス注意
【セパレーション調整】
 ・83MHzステレオ受信 → VR206調整 → セパレーション最大
【REC CAL確認】
 ・REC CAL 287Hz -3dB ※確認のみ

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・故障箇所は無かったです。
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。
 ・エメラルドグリーンに映える周波数窓、うっとりしていつまでも眺めていられます。

Yamaha_t111

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コメント

いつも楽しく拝見させて頂いております。実は、念願の「T-1」を入手出来たのですが、FMのシグナルメータ-の動きが低く表示されモヤモヤしています。近接局は84.7FM横浜を主体に視聴しております。取りあえずチェック用の簡易室内アンテナを接続してみると「20」位にしか上がりません。他のチューナーでは「60」前後までいくのですが・・・。送信所との距離は直線で約40~50キロ前後です。ちなみにAMのnhk東京第一(594khz)は外部アンテナ無しでも「80」前後まで元気に立ち上がります。原因としては、何が考えられますかね?。ちなみに当方還暦過ぎのオジンですが、電気的知識は素人にちかいです。せいぜいボリウムのガリ取り位しか経験がありません。
単純にSメーターの動き自体が渋いのか?(でもAMはビンビン)、この場合単純に「VR202」を廻して調整しても無意味ですか?。ちなみにTメーターはキチンと作動し「中点」表示しステレオランプも点灯します。マルチパスも感じられません。実用上の感度は問題ありません。こんな私なので、失礼ながら是非ともBLUESS様の御知恵を授かりたくメールさせて頂きました。
どうぞ宜しく御願申上げます。

金太郎さま

Tメーターが中点を指してSTEREOランプが点灯、音も問題ないなら実用上は問題なしですね。

ただSメーターの振れ具合が気になるなら、とりあえずVR202を回して振れ具合が変化するかどうかお試しください。もし改善しない場合は受信感度の低下が予想されます。受信回路の再調整が必要と思います。

迅速なる御返信恐縮です。取りあえず、何事も勉強なのでトライしてみようかと思います。いずれにしてもウン十年前の機種なので経年劣化は避けて通れないところですよね・・・。受信してくれるだけでも有難いと感じております。部屋の灯りを消して酒飲みながら透過照明のグリーン色に癒される時間は、本当に至福の時と感じております。アドバイス有難う御座いました。また何か有りましたら質問させて下さい。バリコンチューナーは大好きです☆彡。

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