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2018年2月 4日 (日)

Accuphase T-101 修理調整記録3

 ・2018年1月、ウッドケースに納まったT-101が届きました。
 ・このウッドケースはとっても高級感があります。
 ・今回のMPX-ICは LM1310N でした。
 ・以下、作業記録です。

T10107

■製品情報-------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Accuphase T-101 ¥110,000 (1974年5月発売)
 ・オーディオ懐古録 Accuphase T-101 ¥110,000 (1974年)
 ・Hifi Engine  Accuphase T-101 FM Stereo Tuner ※サービスマニュアルあり
 ・取扱説明書(日本語版)

T10101 T10113

■動作確認--------------------------------------------------------------

 ・ウッドケース付きのT-101を初めて見ました。
 ・重厚なウッドケースは高級感たっぷり、目立つキズもなくとても綺麗。
 ・電源オン、周波数窓と二つのメーターが青色照明に浮かび上がる。
 ・アンテナ端子に接続して動作確認。
 ・名古屋地区のFM放送を受信するとSメーター、Tメーターが大きく振れる。
 ・マルチパスメーターもそれなりに動いている。
 ・三つのメーターの動き方は正常。
 ・固定/可変出力とも音声OK。マルチパスH端子、FM DET OUT端子も音声OK。
 ・MUTING動作OK、STEREOランプ点灯。
 ・特に不調箇所は無さそうです。

T10102 T10103 T10104 T10105 T10106
T10109 T10110 T10111 T10112 T10108

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・FM専用5連バリコン、WIDE系、NARROW系、レシオ検波
 ・MPX-IC:LM1310N
 ・1号機 → TA7156P、2号機 → HA1156W、今回はLM1310N です。
 ・パーツリストでは MC1310P、回路図では LM1310N、LM1310P
 ・1,2号機で接触不良があったコネクタ部分をチェックしました。
 ・今回の個体はとても綺麗で接触不良なし。
 ・念のためコネクタを抜いて接点を磨いておきました。

T10120 T10122 T10123 T10124 T10125
T10126 T10127 T10128 T10129 T10130
T10131 T10132 T10133 T10134 T10135
T10136 T10137 T10138 T10139 T10142

■調整記録-------------------------------------------------------------

・T-101サービスマニュアルの調整方法に準拠(一部アレンジあり)

T101

【検波調整1】
 ・MONO、MUTINGオフ、NORMAL
 ・信号なし → IF基板 T3上段コア調整 → Tメーター中点
【OSC調整】
 ・90MHz → フロントエンド CT1調整
 ・76MHz → フロントエンド L11調整
 ・上記調整を数回繰り返す
【トラッキング調整】
 ・90MHz → フロントエンド CT2,CT3,CT4調整 → Sメーター最大
 ・76MHz → フロントエンド L11,L12,L13調整 → Sメーター最大
 ・上記調整を数回繰り返す
【Sメーター調整】
 ・83MHz 86dB,30%dev → IF基板 VR4調整 → Sメーター目盛り5
【検波調整2】
 ・MONO、MUTINGオフ、NORMAL
 ・固定出力 WaveSpectra接続
 ・83MHz 66dB,100%dev → IF基板 T3下段コア調整 → 高調波歪最小
【MUTING WIDTH調整】
 ・MUTING オン
 ・83MHz 86dB,30%dev → IF基板 VR2調整 →
 ・Tメーターを見ながら左右離調時にMUTING作動ポイントが左右対称にする
【MUTING LEVEL調整】
 ・MUTING オン
 ・83MHz 22dB,30%dev → IF基板 VR3調整 → 出力が出現する位置へ
【VCO調整】
 ・MPX基板 IC1 1pin → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz 無変調 → MPX基板 VR1調整 → 19kHz
【セパレーション調整】
 ・固定出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz 100%dev → MPX基板 VR2調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【音声出力レベル】
 ・固定出力 AC電圧計接続
 ・83MHz 66dB,100%dev → IF基板 VR1調整 → 2.0v

■試聴-----------------------------------------------------------------

 ・今回は LM1310N に遭遇しました。
 ・毎回新しい発見があって楽しいです。
 ・それにしてもウッドケースの重厚感、高級感、存在感が凄い!

T10108_2

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