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2018年10月21日 (日)

TRIO KT-7700 修理調整記録3

 ・2018年9月末、KT-7700の修理調整を承りました。
 ・以下、作業記録です。

Kt770003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 TRIO KT-7700 ¥78,000(1976年)
 ・TRIO KT-7700/KT-7500 カタログ 1976年5月版
 ・Hifi Engine KENWOOD KT-8300 ※輸出機 型番注意!

Kt770002 Kt770011

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観はとてもキレイな個体で目立つキズはほとんどない。
 ・FM同軸アンテナを接続して電源オン。
 ・周波数窓と3つのメーターを照らすオレンジ色の照明が点灯。電球切れ無し。
 ・Narrow、MPXfilter の赤色LEDインジケーター点灯。
 ・地元のFM放送局をすべて受信OK。僅かに周波数ズレ。
 ・ただTメーター中点とSメーター最大点が一致しない。
 ・MUTINGは作動するが、作動レベルがおかしい。
 ・STEREOランプ点灯するが点灯範囲がとてもシビア。
 ・しばらく受信しているとSTEREOランプ消灯してモノラル受信になる。
 ・固定/可変端子とも音声確認。
 ・MULTIPATH H出力から音声確認。
 ・故障というより調整箇所があちこちズレているようです。

Kt770004 Kt770007 Kt770005 Kt770008 Kt770009
Kt770013 Kt770014 Kt770015 Kt770016 Kt770017

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・本体底板に修理記録シール
 ・S56.6.5 アース不良 1981年

Kt770020 Kt770021 Kt770023 Kt770024 Kt770025
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■調整記録------------------------------------------------------------

 ・輸出機用サービスマニュアルに従って各部調整してみました。

Trio_kt7700_alig

【検波調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・アンテナ入力なし → VR 4調整 → Tメーター中点
 ・IF BAND=WIDE
 ・アンテナ入力なし → VR12調整 → Tメーター中点
【フロントエンドOSC調整】
 ※OSCトリマ調整孔が背面にありますが、隙間が狭いのでこれを回すのは難しいです。
 ※+0.1MHzの周波数ズレはご容赦ください。
【フロントエンドRF調整】
 ・TP1(R77右足)→ DC電圧計セット
 ・IF BAND=NARROW
 ・76MHz 60dB 受信 → RFコイル6個調整 → 電圧最大
 ・90MHz 60dB 受信 → RFトリマ6個調整 → 電圧最大
【検波調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・アンテナ入力なし → VR 4調整 → Tメーター中点
 ・IF BAND=WIDE
 ・アンテナ入力なし → VR12調整 → Tメーター中点
【IFトリガー調整】
 ・TP1(R77右足)→ DC電圧計セット
 ・83MHz 60dB 受信 → L11調整 → 電圧最大
 ・83MHz  0dB 受信 → L10調整 → 電圧最大(※L10 フロントエンド内)
【IFトリガーレベル調整】
 ・83MHz 60dB 受信 → VR2調整 → 電圧DC1.8V
 ・アンテナ入力なし→ VR1調整 → 電圧DC0.6V
【Sメーター振れ調整】
 ・83MHz 80dB 受信 → VR3調整 → Sメーター目盛り5
【MUTING調整】
 ・MUTING=1
 ・83MHz 16dB 受信 → VR9調整 → MUTING作動
【VCO調整】
・周波数カウンタをTP2接続
 ・アンテナ入力なし → VR 7調整 → 19kHz
【OUTPUTレベル調整】
 ・FM DET OUT端子にAC電圧計セット
 ・76MHz 1kHz 100%変調 60dB 受信 → VR10調整 → 電圧AC300mV
【セパレーション調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → VR 5調整 → Lch信号最小
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → VR 6調整 → Rch信号最小
【ステレオ歪調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → L10調整 → 高調波歪最小
【DEVIATIONメーター調整】
 ・83MHz 1kHz 100%変調 60dB 受信 → VR 8調整 → Dメーター目盛り100%

Kt8300sche

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・故障個所は無かったです。
 ・上記再調整によって使えるようになりました。
 ・オレンジ色の照明窓がとても美しいですね。
 ・TメーターとSメーターの動きが一致して気持ちイイです。

Kt770010

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ピュアオーディオ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
こちらでのお礼が遅くなりまして申し訳ございません。
KT-7700は大変順調に稼働しており、音の濁りまでが取れたような気さえします。
FMのリスニングが本当に快適になりました。
番組そのものは時代の流れもありちょっと賑やかすぎるものが多いですが、
それでもFMのBGMはいいですね。

この度はどうもありがとうございました。

お返しした後も無事に動作しているようで安心しました。
製造から40年も経過した製品ですが、メンテナンスすればまだまだ使えます。FM放送が続く限りは大切に使っていきたい機種ですね。

BLUESS様初めましてお便りさせていただきます大阪府在住のUcchieと申します。
さて、当方コロナアットホーム以来ピュアオーディオを復活させ、中学生の頃に憧れていたが手が出なかったサンスイ07アンプやセンモニなどYOで揃え、それなりに快適なシステム構築をして満足していましたが、ふと思い出してバリコンチューナのKT-7700の動作品を落札、素晴らしい音質にすっかりFMファンになってしまいました(NHKの「音の風景」とか、本当にセミが壁に止まって鳴いているかと思ったほど)。
という訳で変調や歪は問題なさそうなのですが、困ったことが一つあります。何かと申しますと周波数のずれなのですが、単純に上下どちらかにずれているとかではなく、てんでバラバラにずれております。 例えば当地では89.9MHzのはずのKiss-FMが目盛り77.2Mhz、(マイナス12.7M)、FM-COCOLOの76.5Mhzは83.4Mhzで同調(プラス6.9Mhz)、88.1MhzのNHKは79.6Mhz(マイナス8.5M)、FM802は84.6Mhz(プラス4.4Mhz)といった有様です。
記事を拝見して、「フロントエンドRF調整」を近々行おうかと思っておりますがこの症状の対策として適切かどうか、アドバイスを頂けましたら大変有難く宜しくお願い致します。
なお、当方TVを放棄して使っていなかったCATVブースターから出ている75Ω線で接続しており、入力感度は良好です。 高価な発振器は買えませんので周波数を可変できるFMトランスミッタとYou Tubeの調整用音源を利用して76・90MHzを発振して何とかならないかと考えております。 見ず知らずの分際で突然のご質問大変恐縮ですがご指導を頂けましたら大変有難く何卒宜しくお願い致します。

Kiss-FM 89.9MHz 目盛り77.2MHz(+12.7MHz)
FM COCOLO 76.5MHz 目盛り83.4MHz(- 6.9MHz)
NHK-FM 88.1MHz 目盛り79.6MHz(+ 8.5MHz)
FM802 80.2MHz 目盛り84.6MHz(+ 4.4MHz)

これは凄いですね!!
本当にこれほどの周波数ズレがあるとしたらビックリですが、、

アンテナ入力がCATVとの事ですから、配信周波数が変換されている可能性が高いです。
契約先のCATVのFM配信周波数をご確認ください。

BLUESS様早速のご返信有難う御座いました。 そうですよね仰るとおり有り得ない話のようで先にCATV会社に確認するか、とにかくキレイに受信出来てるので納得して使うかですよね(笑)
そう言いつつシンセ方式のジャンクKT880を落札してしまったのでWWWそちらでどうなるか試してみてからにします。
今FM大阪のジェットストリームをKT7700で鳴らしてますが雰囲気バツグンの良い音出てます〜

BLUESSさま、昨日はアドバイスありがとうございます。
L-03Tはどうにも不安定で、まだまだ原因究明に手がかかりそうです(^^;)

ところで、ucchie2000さまの状態ですが、おそらくケーブルテレビのFM変換によるものだと思います。JCOM大阪の変換パターンのとおりで、ずれはわずかなようですね。
うちも当初ケーブルテレビで周波数が変わっていて(気持ち上)落ち着きませんでしたが、フレッツ光にしたら、放送波と同じ周波数になりました。
おそらく、ケーブルテレビの場合、放送波との干渉があるために、空いている周波数に変換しているのだと思います。知らないとドキッとする現象ですが、おそらくucchie2000さまのKT7700は正常に動作していると思います。というか、無調整でその精度はすごいと思います(w

Seisan様、補足のメッセージ有難う御座いました! 精度キッチリ出ているとの事大変安心致しました。 すでに注文したトランスミッタとトリマー用ドライバーは無駄になってしまいましたが危うく勘違いのママ弄ってメチャクチャになっていたかと思うと凄く得した気分です! 勿論動作品ということでメルカリでもそれなりの値段しましたが私の生まれた年の製品がこのクオリティ保っているかと思うとさすがはFM のトリオですね。
7700でもこのクオリティなので、L03Tとか一体どれだけ良いのか気になります。かつてエアチェックがメインソースだった時代があったというのも良く分かります! Seisan様の愛機の復調お祈り申し上げます。

こんにちわ、以前9007でお世話になりました。
7700ジャンク品を購入し、宜しければアドバイスお願いします。

到着後電源をいれると
シグナルメーター不動
DEVIATIONメーター動作おかしい/ギクシャク
試しに4558TA/4558Tを全てJRC/4558DDへ交換/カプラー装着
1156脱着清掃/カプラー装着した所
DEVIATIONは正常に動く様になりました。
シグナルメーターは動きません/Tメーターは正常です。
Tメーターはサイトを参考に、センター調整しましたが、少し引っ掛かる点がありました。
元々のボリューム12の位置が大変ズレていました。?

DEVIATIONが動いているので、音出ししてみると
音は歪まず正常に出るのですが、常にピー音が加わります。

宜しければアドバイス願います。
1970年代学生で買えなかったオーディオを購入し楽しんでいます。
3勝2敗と言うところです。

Sメータ不動はSメーター自体の故障かもしれませんね。
過去にSメーター交換したこともあります。

それとピー音が気になります。
STEREOランプは点灯するのでしょうか?
左右とも同じ音でしょうか?それともどちらか一方だけ?
同調点がズレていて発振しているのかも?
VR12が大きくズレていたことも気になります。

正直なところ文面だけではよく分かりません?

早速ご回答ありがとうございます。
STEREOランプは安定し点灯します。
左右とも同じ音量で、ステレオ感もあります。
Sメーターはランプは点灯しますが、不動です。
VR3を動かしてもSメーターは変化しません。(NHK水戸)
VR4はメーター中点調整は殆んど動かさないでOKでした。
※メーター不良交換で質問ですが
部品取りでKT-7500は共通ですか?ヤフオクで安いので

ボケ防止に良いので、色々試してみます。
ありがとうございました。

KT-5500から移植したことがあります。
KT-7500も多分同じだと思います。

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