KENWOOD KT-1100D 修理調整記録6
・KT-1100Dは長くエアチェックに使った思い入れのある機種です。
・2019年2月、そのKT-1100Dの故障機を寄贈していただきました。
・誠にありがとうございます。
■製品情報------------------------------------------------------------
・オーディオの足跡 KENWOOD KT-1100D ¥74,800(1987年頃)
・KENWOOD チューナーカタログ 1986年11月版
■動作確認------------------------------------------------------------
・左前脚破損、ボディには目立つキズ、塗装はげもあって状態は良くない。
・FMアンテナを接続して電源オン。
・表示管点灯。文字欠けは無いがAM周波数千の位だけが妙に明るい。
・つまり常用部分は輝度劣化しているということ。
・オート選局では放送局周波数で自動停止しない。
・マニュアル選局ならモノラル音声で受信OK。
・Tメーター、Sメーターのセグメント点灯。
・WIDE/NARROW切替OK。REC CAL OK。メモリボタン動作OK。
・手持ちの適当なAMループアンテナでAM放送の受信確認。
・AM放送はオート選局、マニュアル選局とも正常に受信。
・電源プラグを抜いてから7日後でもメモリ保持していました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
■内部確認------------------------------------------------------------
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
■調整記録------------------------------------------------------------
【VT電圧】
・TP6~TP7 DC電圧計セット
・アンテナ入力なし
・76MHz → L14調整 → 3.0V±0.1V ※実測 3.3V
・90MHz → TC1調整 →25.0V±0.1V ※実測25.7V
【検波調整】
・TP10~TP11 DC電圧計セット
・83MHz(無変調,80dB)受信 → L9調整 → 0.0V±10mV
・TP12~TP13 DC電圧計セット
・83MHz(無変調,80dB)受信 → L15調整 → 0.0V±10mV
【RF調整】
・R67左側 DC電圧計セット=Sメーター電圧
・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1,L4,L7,L18調整 → 電圧最大
【IFT調整】
・R64右側端子 DC電圧計セット=Sメーター電圧
・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ L10調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ VR1調整
【TUNING METER調整】
・SELECTOR:MONO
・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR2調整 → ※
※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【SIGNAL METER調整】
・SELECTOR:MONO
・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR3調整 → ※
※バーグラフの点灯レベル調整
【MPX VCO調整】
・TP14に周波数カウンタ接続
・83MHz(無変調,80dB) → VR4調整 → 19.00kHz±50Hz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
・音声出力をWavespectraで観察
・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ L25調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DLLD】
・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR3:DET調整 → 歪最小
【歪調整2 MONO】
・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR4:MONO2調整 → 二次歪最小
【歪調整3 MONO】
・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR6:MONO3調整 → 三次歪最小
【歪調整4 STEREO】
・83MHz(L/R信号,1kHz,80dB)→ VR5調整 → 歪最小
【歪調整5 STEREO】
・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ VR7調整 → 歪率最小
【歪調整6 NARROW】
・83MHz(MAIN信号,1kHz.80dB)→ VR2調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整 WIDE】
・IF BAND:WIDE
・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ VR2調整 → L信号もれ最小
・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ VR3調整 → R信号もれ最小
【SEPARATION調整 NARROW】
・IF BAND:NARROW
・83MHz(1kHz,80dB)→ VR1調整 → 信号もれ最小
【DEVIATION調整】
・83MHz(mono信号,1kHz,100%変調)→ 本体左側小基板VR4調整 → 100%位置
【AM簡易調整】
・TP6~TP7 DC電圧計セット
・アンテナ入力なし
・531kHz → L20調整 → 実測 2.8V 確認のみ
・1602kHz→ TC2調整 → 実測21.2V 確認のみ
・ 729kHz NHK第一放送受信 → L21調整 → Sメーター最大
・1332kHz 東海ラジオ受信 → TC3調整 → Sメーター最大
・1053kHz CBCラジオ受信 → L22調整 → Sメーター最大
■試聴----------------------------------------------------------------
・特に故障箇所は無かったです。
・上記再調整でオート選局も正常動作するようになりました。
・検波基板はD-3300Tと同一なので部品取り用に保管します。
・ありがとうございました。
※ココログの新しい記事投稿方法に悪戦苦闘しています、、
« LUXMAN T-530 修理調整記録2 | トップページ | Technics ST-9030T 修理調整記録5 »
「ピュアオーディオ」カテゴリの記事
- 2026 謹賀新年(2026.01.04)
- SANSUI TU-S707X 修理調整記録7(2025.12.28)
- SONY ST-5150 修理調整記録6(2025.12.21)
- SONY ST-AV900 修理調整記録(2025.12.14)
- SANSUI TU-α707 修理調整記録3(2025.12.07)
コメント
« LUXMAN T-530 修理調整記録2 | トップページ | Technics ST-9030T 修理調整記録5 »




















初めまして滋賀県大津市在住の前田と申します。
いつも楽しく拝見させて頂いています。
現在使っているチューナーはDENONのTU-1500とTU-1500AEの2台です。
お聞きしたいのはこの機種は貴方の
ブログには出て来なかったと思うのですが何故だとお思いですか。
販売台数が少ないからかシンプルで故障が少ないからでしょうか。
それとアンテナ端子をF型(F接?)
に交換したとありますがこれをすると接触が良くなって感度が上がるのでしょうか。
もし貴方に修理、点検を依頼した時実費をお支払すれば交換して頂けるのでしょうか。
お忙しい中、質問ばかりで申し訳ありません。今後とも宜しくお願いします。
投稿: 前田 雅広 | 2024年3月14日 (木) 07時05分
DENON TU-1500 の調整記録なら一度だけ書いたことがあります。
TU-1500AEは未体験機種です。
TU-1500シリーズの記事が少ないのは、ただ単に縁がなかったからです。
https://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2013/11/denon-tu-1500.html
KT-1100Dのアンテナ端子はワンタッチ式なので、これをネジ式のF型に交換すると接触不良の心配がなくなります。ただ安心材料にはなりますが、感度が上がる程の効果はないと思います。
修理調整依頼については左サイドバーの「プロフィール」をご覧ください。
修理受付はしていませんが、故障品として寄付していただければ趣味で修理調整にチャレンジしています。
投稿: BLUESS | 2024年3月14日 (木) 19時44分