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2020年5月17日 (日)

KENWOOD KT-1100D 修理調整記録10

 ・2020年3月、KT-1100Dの故障品が届きました。
 ・以下、作業記録です。

Kt1100d03_20200517140001

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-1100D ¥74,800(1987年頃)
 ・KENWOOD チューナーカタログ 1986年11月版

Kt1100d02_20200517135901Kt1100d10_20200517135901

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示管点灯。文字欠けや輝度劣化は見られない。
 ・オート選局で名古屋地区のFM放送局を受信しようとすると、、
 ・上り方向、下り方向ともに放送周波数を通過して受信できない。
 ・通過するときにTメーター、Sメーターのセグメントは点灯する。
 ・しかし中点から右に二本ズレた位置の赤いバーがフル点灯。
 ・マニュアル選局では放送周波数±0.2MHz範囲でモノラル受信できる。
 ・ステレオ受信不可。STEREOインジケータ点灯せず。
 ・RF切替(DISTANVCE/DIRECT)OK。WIDE/NARROW切替OK。REC CAL OK。
 ・AM放送はオート選局、マニュアル選局とも正常に受信。
 ・検波回路のL9の調整ズレ、またはL9故障を予想しました。

Kt1100d05_20200517140001

■調整記録------------------------------------------------------------

【VT電圧】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L14調整 → 3.0V±0.1V ※実測 2.8V
 ・90MHz → TC1調整 →25.0V±0.1V ※実測23.8V
【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L9調整 → 0.0V±10mV ★+1.05v
 ※VT電圧OK、しかしL9調整で電圧ゼロに設定できない → L9故障

Kt1100d51_20200517135701Kt1100d52Kt1100d55Kt1100d56Kt1100d58_20200517135701

■修理記録:検波回路基板交換-------------------------------------------

 ・L9が載っている検波回路基板を取り外す。
 ・補修済みのL9を搭載したKT-1100Dの検波基板に丸ごと交換。
 ・組み立てて通電すると、L9調整が出来るようになりました。
 ・取り外した基板はL9を補修して次回の修理に利用します。

Kt1100d64_20200517140001

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・この機種の弱点は検波基板のL9ですね。
 ・交換と再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Kt1100d04_20200517140001

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コメント

以前から使用していた1100Dが故障し、このHPにたどりつきました。
妙な故障の症状でこまっています。
調整は、全てこのHPの通りにしたのですが。。。(数値も異常なし)
1)STEREOランプ点灯するが、音声はモノラル。
2)L9は0mV付近に調整するも、下のLA1231の熱で不安定。
どこかが故障している様なのですが、こんな症状って、経験ありますでしょうか?
宜しくお願いいたします。

1)STEREOランプ点灯するが、音声はモノラル。

 これは不思議な現象ですね??今までに経験ありません。

2)L9は0mV付近に調整するも、下のLA1231の熱で不安定。

 不安定なのはL9内蔵コンデンサーの劣化だと思います。L9を交換するか補修するしかないと思います。

ありがとうございます。
1)そうなんです。不思議な現象で、これから色々調べてみます。
  わかったら、ここで、報告させていただきます。
2)やはりL9なんですね、補修には、特性のCが必要ですよね。
  200位でしょうか?

過去の経験では、
L9内蔵コンデンサーを除去し、外付けで20~30pFを追加すると良いと思います。

ありがとうございます。
やってみます。

修理調整記事とても参考になります。
私の所有する機器は、ここの記事に記載されている現象とよく似ており、以下の通りです。
この場合もL9の故障と予想されますでしょうか?
L9を修理する場合、コンデンサの温度特性は入手可能なものでどのような特性のものが
使えますでしょうか?
モノラルでは、ひずみ感が無くよく受信できています。
測定機器は、テスターしか持っていないので、テスタで調整可能な範囲となってしまいますが、
可能ならステレオで聞けるようにしたいと考えています。
何かアドバイスをしていただけると助かります。

 ・上り方向、下り方向ともに放送周波数を通過して受信できない。
 ・通過するときにTメーターのセグメントは点灯するが、Sメーターの点灯はしません。
 ・しかし中点から右に4本ズレた位置の赤いバーがフル点灯。
 ・マニュアル選局ではモノラル受信できる。
  (DISTANCEで中点から右に4本ズレた位置の赤いバーがフル点灯。DIRECTでは少し下がる)
 ・ステレオ受信不可。STEREOインジケータ点灯せず。
 ・RF切替(DISTANCE/DIRECT)OK。WIDE/NARROW切替OK。REC CAL OK。
 ・AM放送はオート選局、マニュアル選局とも正常に受信。

 ・L9調整で、0Vにできません。+1.2V位までは調整できました。今は、+4Vに設定
  されています。

LEO様

状況から推察するとFM同調点がズレているような感じです。
やはりL9故障の可能性が高いと思います。

私は昔大量に買い込んだ温度補償型コンデンサーを修理に使っていますが、最近の積層セラミックコンデンサーを使った修理事例も見かけます。

ありがとうございます。
温度補償型コンデンサを探して、挑戦してみようと思います。

検波回路基盤のL9に並列に温度補償型積層セラミックコンデンサ22pをつけてみましたら、
上記の現象がすべて解消しました。ありがとうございます。
検波回路基板を一度外して、修理しようとしましたが、簡単には外せそうになかったので、
十分注意しながら付けたまま(L9内蔵コンデンサーを除去せず)外付けで半田付けしました。
電源投入後安定するまで少し時間はかかりますが、ステレオで聞けるようになり
完全ではありませんが、目的は実現できました。

KANAさんの報告、
>1)STEREOランプ点灯するが、音声はモノラル。

私も全く同じ症状で頭を悩ませていましたが、原因は簡単でした。
QUIETING CONTROLのスライドボリュームの表面劣化で、接触が悪いことが原因でした。抵抗が無限大になってDISTANCE側に振り切った状態になっていたようです。
エレクトリックパーツクリーナーを吹いて、何度か動かすことで復活しました。
ご参考になれば幸いです。

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