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2020年5月31日 (日)

TRIO L-07TII 修理調整記録

 ・2020年5月初め、具合が悪いというL-07TIIが届きました。
 ・以下、作業記録です。

L07tii07

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO L-07TII ¥130,000(1979年頃)
 ・オーディオ懐古録 TRIO L-07TII FM STEREO TUNER ¥130,000(1979年頃)
 ・Hifi Engine Kenwood L-07T FM Stereo Tuner (1977-81) USD $625 (1979)

L07tii02L07tii15

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル、天板はほぼ無傷のキレイな個体です。
 ・電源オン、周波数窓と二つのメーター照明点灯。
 ・FM同軸ケーブルを接続して名古屋地区のFM局を受信すると、
 ・局周波数付近でSメーターが大きく振れ、Tメーターが中点を示す。
 ・メーターの動きを見る限り受信動作はしている。
 ・しかし、音が出ない。
 ・MUTINGオフにすると バリッバリッ、ガガガガッ、
 ・スピーカーが壊れそうな激しい雑音です。
 ・同調点を外すと局間ノイズは通常のノイズが聞こえる
 ・時々STEREOランプ点灯
 ・マルチパスH端子からも同じ雑音が聞こえる。

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■内部記録------------------------------------------------------------

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■修理記録------------------------------------------------------------

 ・メーター動作正常、マルチパスH端子から同じ雑音が聞こえる、これがヒントです。
 ・輸出機の回路図で確認すると怪しいのはパルスカウント検波基板か?
 ・電源トランス横の金属ボックスに収まったパルスカウント検波基板を取り出す。
 ・過去のトラブル事例から考えて、不調原因は次のどちらか?
  ・FL1(LPF)内蔵コンデンサーの容量抜け
  ・IC3(HA1457)足の腐食
 ・IC3-6pin(入力)→正常、IC3-1pin(出力)→激しい雑音
 ・雑音の原因はIC3(HA1457)の故障です。
 ・取り外してみると足が真っ黒に変色し、一部腐食しています。
 ・これを手持ちの HA1457W に交換したところ雑音が解消して綺麗な音が出てきました。

L07tii57
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■調整記録------------------------------------------------------------

 ・MUTING オフ
 ・IF BAND wide
【FM OSC調整】
 ・76MHz → OSCコイル調整 → Sメーター最大
 ・90MHz → OSCトリマ調整 → Sメーター最大
 ※OSC調整孔がユニット背面側にあるのでアクセスが難しい。
 ※背面パネルの「PASSED」シールを剥がすと丸穴がある。
 ※柄の長いセラミックドライバーがあれば調整可能。
【RF調整】
 ・76MHz → L1,L3,L4,L5,L7,L8調整 → Sメーター最大
 ・90MHz → TC1~TC6調整 → Sメーター最大
 ・83MHz → L10調整 → Sメーター最大
【Sメーター調整】
 ・83MHz → T3調整 → Sメーター最大
 ・VR1 → MAX回しきる
 ・83MHz,100dB → VR2調整 → Sメーター目盛10
 ・83MHz, 10dB → VR1調整 → Sメーター目盛 1
【Tメーター調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz → 高調波歪が最小になる位置で受信
 ・83MHz → T2調整 → Tメーター中点
【ノイズアンプ調整】
 ・Q14-G 電圧計セット
 ・離調時 → VR4調整 → 7.0~7.5V
 ・同調時 → 0V 確認のみ
【2nd IF調整】
 ・TP16 → 周波数カウンタ接続
 ・T4調整 → 1.96MHz
【MUTING調整】
 ・83MHz 20dB → VR3調整 → Muting作動位置
【パイロット信号キャンセル調整】
 ・83MHz ST変調 → VR6調整 → 19kHz漏れ信号最小
【VCO調整】
 ・R107左足 → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz受信 無変調 → VR5調整 → 76kHz
【セパレーション調整】
 ・wide
 ・83MHz ST信号 → VR7調整 → 漏れ信号最小
 ・83MHz ST信号 → VR8調整 → 漏れ信号最小
 ・narrow
 ・83MHz ST信号 → VR9調整 → 漏れ信号最小

L07tiiL07tii00

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・選局ツマミの奥にさりげなく見える鮮やかな青色が素敵なアクセント。
 ・この薄型ボディ、イイですね、いつまでも眺めていられます。

L07tii08

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コメント

こんにちは。
デザイン的に大好きなチューナーです。
父親が対になるプリアンプ
L-07C2を持っていますがボリューム摘まみの周りが
同じように青色でそのアクセントが素晴らしいです。

 こんにちは。

 先に、BLUESS Laboratory様に修理調整をお引き受けいただいた、およそ40年来の愛機 TRIO L-07TⅡ が我が家へ戻ってきました。

 5素子のFMアンテナ入力で、シグナルメーターの受信レベルは7強~8、チューニングメーターもピタリと中心位置にあり、ただいま、NHK FMを受信・試聴中です。

 ヴァイオリンの音が、今までの愛機とは異なり、生々しい音楽を奏でて、別物のチューナーのような感じがしています。修理・調整の結果、各ポイントの測定値が、初期の状態に戻ったせいと考えられます。これからも、末長く、大切に愛用し続けたいと思います。

 受信状態、動作の状況とも、まったく申し分ありません。BLUESS Laboratory様に、心から厚く御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
 

 
 

本機にはHA11223が一個だけ使われているようですが、ステレオ復調はこのICが行っているのでしょうか。また、VICSノイズは全く発生しないでしょうか。
最近VICSノイズ恐怖症?になってしまい、この時代のチューナーに手を出すのが怖くなっています。

初めて書き込みさせていただきます
見やすい構成で見入ってしまいました
UV(?)ランプの交換
SONY STR-6550をしたいのですが
こちらの記事のなかで
車の室内球を使われておりましが
・5Wですと発熱でプラスチック変形とかしていませんでしょうか?
・直結で大丈夫でしょうか(交流・直流の関係で整流器を入れるとか)
麦球も市販のもので直結で大丈夫なのでしょうか
写真私のブログにUPしておりますので
お時のあるときご覧いただけましたら幸いです。

https://ameblo.jp/aa0317jp/entry-12602021683.html

リンク先で写真を拝見しました。
写っているヒューズ型電球はたぶん 8v/0.3Aだと思います。
ということは、電源電圧はAC6v程度と想像します。

照明用電圧に AC9v が供給されている機種で 12v/5w電球を 使ったことはあります。

照明用電圧がAC6vなら、8v用電球を付け替えればOKです。LED化しようとすると電源をDC化する必要があるので、電源回路を少し改造する必要があります。

まずは電源電圧を確認することをお勧めします。

ありがとうございます
老眼にて 8Vを3Vで見ていました
皆様でしたら経験値でそんなことはないとおもいますが
3Vで探していたので??でした
ご教授いただきました 8V 0.3Aの電球発売しているようなので購入いたします
グリーンの文字盤が蘇ります
ありがとうございました。

 こんばんは 。

 NHK FM番組 『N響 ザ・レジェンド』 で、ベートーヴェン生誕250年シリーズの①交響曲第8番、②交響曲第6番「田園」、③「エグモント序曲」を、ただいま、聴き終えたばかりです。

 ホルスト・シュタイン指揮による、N響のライブ録音(1997年?)がとても生々しくて、録音の古さを全く感じさせず、あたかもNHKホール(行ったことはありませんが……(笑い)。)A席・中央の中段で聴いているような気分になりました。

 何よりも、演奏終了後のホール内での、聴衆の方々が拍手される音の「粒だち」がとてもリアルで、FM放送も素晴らしい音源であることを再認識したところです。

  また、司会の檀ふみ氏の応対と、作曲家の池辺晋一郎氏の解説にも、好感が持てました。次回以降の、番組と、放送も、心待ちにしたいと思います。

 過日、BLUES Lavoratory様に、我が愛機 TRIO L-07TⅡの修理・調整をお引き受け頂いた、FMチューナーがその後も快調であることをご報告し、改めて、感謝を申し上げます。

 

 

 

 

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