フォト
2026年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

チューナー関連リンク

« 2020年10月 | トップページ | 2020年12月 »

2020年11月の記事

2020年11月22日 (日)

KENWOOD KT-3030 修理調整記録3

 ・2020年9月、KT-3030の修理を承りました。
 ・不定期に雑音が入ったり受信が途切れたりするそうです。
 ・以下、作業記録です。

Kt303003_20201122141101

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-3030 ¥120,000(1984年頃)
 ・オーディオ懐古録 KENWOOD KT-3030 ¥120,000
 ・KENWOODカタログ(1985年1月版) KT-3030 / KT-2020 / KT-1010II / KT-880
 ・Hifi Engine KENWOOD KT-1100SD FM Stereo Tuner (1984)

Kt303002_20201122141201Kt303011_20201122141201

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・名古屋地区のFM放送局はすべて受信OK。周波数ズレなし。
 ・SIGNALメーター点灯。Tメーター動作OK。
 ・DEVIATIONメーター点灯。STEREOランプ点灯。
 ・RF SELECTOR DIRECT/DISTANCE切替OK。
 ・IF BAND 切替スライドVRに伴ってWide/Narrow表示切替OK。
 ・MUTING動作OK、REC CALトーンOK。
 ・固定/可変出力とも出音確認。可変VRにガリ無し。
 ・マルチパスH端子からもFM音声確認。
 ・当方での動作確認では特に問題なさそうです。

Kt303005_20201122141101

■不具合状況----------------------------------------------------------

 ・実は依頼者様から不具合発生時の録音データをお送りいただきました。
 ・エアチェック中に発生した不具合状況が録音されています。
 ・聞いてみると

 ・正常受信中に突然「ボツッボツッ」と雑音が混入するようになる
 ・その後、突然音声が途切れた、、
 ・しばらくして音声が回復するが、今度は「ザーッ」という酷い雑音が混入
 ・何とか音声は聞き取れるがSTEREOになっていない模様

 ・留守録データなので不具合発生時の機器の挙動が分かりません。
 ・例えばSメーターやTメーターの動き方、STEREOランプの点灯状況などが不明です。
 ・途中で音声が途切れたとき、もしかしたら電源が落ちたのかもしれません。
 ・約2週間に渡って不具合発生を待ちましたが、当方では再現しませんでした。
 ・たぶんフロントエンドのトリマコンデンサが怪しいかも??

■調整記録:トリマコンデンサ交換---------------------------------------

 ・雑音発生を待っていても仕方ないと思い、過去の事例に倣って各部調整してみました。
 ・すると、フロントエンドのトリマコンデンサ調整で電圧が安定しないことを発見!
 ・TC1,3,4,5(白) 11pF
 ・TC2,6(青) 7pF
 ・特にTC2とTC3が不安定です。
 ・対策として全数 青色10pFに交換して再調整しました。

Kt303030_20201122141301Kt303031_20201122141301Kt303032_20201122141301Kt303041_20201122141301Kt303043_20201122141301

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・輸出機KT-1100SDのサービスマニュアルをベースにして一部アレンジ。
 ・IF BAND スイッチ記号:(左端)N2 ← N1 ← (中央) → W2 → W1(右端)
【本体設定】
 ・RF SELECTOR:DISTANCE
 ・IF BAND:W1(右端位置)
【VT電圧】
 ・TP1~TP2 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L6調整 → 3.0V ※実測 2.9V
 ・90MHz → TC6調整 →24.0V ※実測23.6V
【検波調整】
 ・TP7~TP8 DC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB)受信 → L21調整 → 0.0V ※実測140mV
【RF調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・76MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1~L5調整 → 電圧最大
 ・90MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ TC1~TC5調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L11,L12調整 → 電圧最大
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→L14,L18調整 → 電圧最大
【MPX VCO調整】
 ・TP9に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR12調整 → 76.0kHz
【PILOT CANCEL調整1】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dB)→ VR11調整 → 19kHz信号最小
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dB)→ L26 調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ L28調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DET】
 ・83MHz(MONO信号,400Hz,100%変調,80dB)→ VR1調整 → 歪率最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR2調整 → 歪率最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR4調整 → 歪率最小
【歪調整4 STEREO/L】
 ・83MHz(L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR3調整 → 歪率最小
【歪調整5 STEREO/SUB】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR5調整 → 歪率最小
【歪調整6 STEREO/MAIN】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR6調整 → 歪率最小
【歪調整7 STEREO/L】
 ・83MHz(L信号,10kHz,90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR7調整 → 歪率最小
【歪調整8 W2】
 ・IF BAND=W2
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR8調整 → 歪率最小
【歪調整9 N1】
 ・IF BAND=N1
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR9調整 → 歪率最小
【歪調整10 N2】
 ・IF BAND=N2
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR10調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整1 W1】Super Wide
 ・IF BAND=W1
 ・83MHz(R信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR13調整 → Lchもれ最小
 ・83MHz(L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR14調整 → Rchもれ最小
【SEPARATION調整2 W2】Wide
 ・IF BAND=W2
 ・83MHz(R/L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR15調整 → もれ最小
【SEPARATION調整3 N1】Narrow
 ・IF BAND=N1
 ・83MHz(R/L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR16調整 → もれ最小
【SEPARATION調整4 N2】Super Narrow
 ・IF BAND=N2
 ・83MHz(R/L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR17調整 → もれ最小
【SIGNAL METER調整】
 ・83MHz(無変調,70dB)→ VR18調整 → 7番目のドット(最上段)点灯
【TUNING METER調整】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz100%変調)→ 2階基板VR2調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【MODULATION METER調整】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz100%変調)→ 2階基板VR1調整 → ※
  ※MODURATIONメーター100%位置で点灯


Kt303010_20201122141101

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・トリマコンデンサ交換によって受信感度が安定しました。
 ・交換後の動作確認でも不具合は発生しません。
 ・トリマコンデンサ劣化による接触不良が原因だったと思いますが確証はありません。
 ・この状態でお返ししますので引き続き確認をお願いします。
 ・症状が再発した場合はまたご連絡ください。

Kt303004_20201122141101

2020年11月15日 (日)

KENWOOD KT-1100D 修理調整記録12

 ・2020年9月、偶然にも続けてKT-1100Dの修理調整作業を承りました。
 ・FM受信感度が低くSTEREO受信できないそうです。
 ・以下、作業記録です。

Kt1100d03_20201115110901

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-1100D ¥74,800(1987年頃)
 ・KENWOOD チューナーカタログ 1986年11月版

Kt1100d02_20201115110801Kt1100d13_20201115110801

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル左上にあるKENWOODロゴは印字ではなく立体的なバッジタイプです。
 ・FMアンテナを接続して名古屋地区のFM放送を受信チェック。
 ・上り方向、下り方向ともAUTO選局で名古屋地区のFM局を素通りします。
 ・RF DISTANCE/DIRECT ともAUTO受信不能。
 ・マニュアル受信に切り換えるとRF=DISTANCEにて受信可能。
 ・STEREOランプが点灯したり消灯したり、、
 ・付属のAMループアンテナでAM放送も受信OK。
 ・AMは正常動作のようです。

Kt1100d05_20201115110901
Kt1100d41_20201115110901

■内部確認-------------------------------------------------------------

Kt1100d20_20201115110401Kt1100d21_20201115110401Kt1100d22_20201115110401Kt1100d23_20201115110401Kt1100d24_20201115110401
Kt1100d25_20201115110501Kt1100d26_20201115110401Kt1100d27_20201115110401Kt1100d28_20201115110401Kt1100d29_20201115110401

■調整記録------------------------------------------------------------

【VT電圧】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L14調整 → 3.0V±0.1V
 ・90MHz → TC1調整 →25.0V±0.1V
【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L9調整 → 0.0V±10mV
 ・TP12~TP13 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L12調整 → 0.0V±10mV
【RF調整】
 ・R67左側 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1,L4,L7,L18調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・R64右側端子 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ L10調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ VR1調整
【TUNING METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR2調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【SIGNAL METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR3調整 → ※
  ※バーグラフの点灯レベル調整
【MPX VCO調整】
 ・TP14に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR4調整 → 19.00kHz±50Hz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ L25調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DLLD】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR3:DET調整 → 歪最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR4:MONO2調整 → 二次歪最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR6:MONO3調整 → 三次歪最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L/R信号,1kHz,80dB)→ VR5調整 → 歪最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ VR7調整 → 歪率最小
【歪調整6 NARROW】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz.80dB)→ VR2調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整 WIDE】
 ・IF BAND:WIDE
 ・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ VR2調整 → L信号もれ最小
 ・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ VR3調整 → R信号もれ最小
【SEPARATION調整 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz(1kHz,80dB)→ VR1調整 → 信号もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・83MHz(mono信号,1kHz,100%変調)→ 本体左側小基板VR4調整 → 100%位置
【AM簡易調整】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・522kHz → L20調整 → 実測 1.5V 確認のみ
 ・1629kHz→ TC2調整 → 実測 8.0V 確認のみ
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L21調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信 → TC3調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L22調整 → Sメーター最大

Kt1100d40_20201115110901

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・幸いなことに故障個所無し、再調整だけで良い性能を取り戻しました。

Kt1100d04_20201115110901

2020年11月 1日 (日)

KENWOOD KT-1100D 修理調整記録11

 ・2020年9月、KT-1100Dの修理調整作業を承りました。
 ・時間とともに感度が低下するそうです。
 ・さて、直せるか?

Kt1100d05_20201101151701

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-1100D ¥74,800(1987年頃)
 ・KENWOOD チューナーカタログ 1986年11月版

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・まず驚いたのが外装の美しさ。
 ・ボディにべたつき感がありますが外装の状態がとても良い。
 ・FMアンテナを接続して名古屋地区のFM放送を受信チェック。
 ・上り方向、下り方向ともAUTO選局で名古屋地区のFM局を受信OK。
 ・RF=DISTANCE/DIRECT とも受信OK、しかし DIRECTではSTEREO受信不可。
 ・手持ちのAMループアンテナでAM放送も受信OK。
 ・私自身が所有するKT-1100Dと比較するとFMの受信感度がかなり低い。

Kt1100d02_20201101151601Kt1100d04_20201101151601

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・電源投入から3時間ほどでSメーターが2~3セグメント減灯するそうです。
 ・つまり、時間が経過すると → 温度が上昇すると
 ・そう考えてドライヤーの熱風を当てて温度を上げる実験をしてみました。
 ・フロントエンド部にそっとドライヤーを当ててみると、、
 ・みるみるうちにSメーターが減灯します。
 ・あれこれ試行するうちに Q2(3SK122)とC5(33pF)が怪しく思えてきました。

Kt1100d20Kt1100d21_20201101151301Kt1100d22_20201101151301Kt1100d23_20201101151301Kt1100d24_20201101151301
Kt1100d25_20201101151301Kt1100d26_20201101151301Kt1100d27Kt1100d28Kt1100d29_20201101151301

■調整記録------------------------------------------------------------

 まずは過去の調整記録に倣って各部再調整してみました。

Kt1100d30_20201101151701

【VT電圧】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L14調整 → 3.0V±0.1V
 ・90MHz → TC1調整 →25.0V±0.1V
【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L9調整 → 0.0V±10mV
 ・TP12~TP13 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L12調整 → 0.0V±10mV
【RF調整】
 ・R67左側 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1,L4,L7,L18調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・R64右側端子 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ L10調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ VR1調整
【TUNING METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR2調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【SIGNAL METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR3調整 → ※
  ※バーグラフの点灯レベル調整
【MPX VCO調整】
 ・TP14に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR4調整 → 19.00kHz±50Hz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ L25調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DLLD】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR3:DET調整 → 歪最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR4:MONO2調整 → 二次歪最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR6:MONO3調整 → 三次歪最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L/R信号,1kHz,80dB)→ VR5調整 → 歪最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ VR7調整 → 歪率最小
【歪調整6 NARROW】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz.80dB)→ VR2調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整 WIDE】
 ・IF BAND:WIDE
 ・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ VR2調整 → L信号もれ最小
 ・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ VR3調整 → R信号もれ最小
【SEPARATION調整 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz(1kHz,80dB)→ VR1調整 → 信号もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・83MHz(mono信号,1kHz,100%変調)→ 本体左側小基板VR4調整 → 100%位置
【AM簡易調整】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・522kHz → L20調整 → 実測 1.5V 確認のみ
 ・1629kHz→ TC2調整 → 実測 8.0V 確認のみ
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L21調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信 → TC3調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L22調整 → Sメーター最大

 ※故障個所は無く、調整作業は正常終了しました。
 ※特にRF部、IF部の再調整によってFM受信感度が大幅に向上しました。

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・FM受信感度が大幅に向上したのでSメーターの減灯現象は気にならなくなりましたが、、
 ・最初の確認で気になったQ2(3SK122)とC5(33pF)を新品交換しておきました。
 ・交換後はさらに受信感度が向上しました。

Kt1100d43Kt1100d40_20201101151401Kt1100d44Kt1100d41Kt1100d48

■Sメーターの点灯範囲------------------------------------------------------------

 ・最終調整を終えた状態でシSメーターの点灯範囲を調べてみました。
 ・実は、、
 ・Sメーターの点灯動作について、今まで誤解していた事に気づきました。
 ・DISTANCEでは受信感度がアップするから多く点灯する、と思っていましたが、
 ・実はSメーターの「表示レンジ」が切り換っているんです。

【RF=DIRECT】
  7点灯 → 86dB以上
  6点灯 → 81~86dB
  5点灯 → 78~81dB
  4点灯 → 72~78dB
  3点灯 → 63~72dB
  2点灯 → 59~63dB
  1点灯 → 59dB以下
【RF=DISTANCE】
  7点灯 → 53dB以上
  6点灯 → 48~53dB
  5点灯 → 45~48dB
  4点灯 → 40~46dB
  3点灯 → 36~40dB
  2点灯 → 23~36dB
  1点灯 → 23dB以下

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。
 ・今回もイイ勉強になりました。

Kt1100d06_20201101151701

« 2020年10月 | トップページ | 2020年12月 »