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2021年1月 3日 (日)

KENWOOD L-01T 修理調整記録8

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 謹賀新年 2021年が良い年になりますように!
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 ・2020年11月、L-01Tの修理調整作業を承りました。
 ・以下、作業報告です。

L01t03_20210103131701

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 KENWOOD L-01T ¥160,000(1979年)
 ・オーディオの足跡 KENWOOD L-01T ¥160,000(1979年頃)
 ・Hifi engine KENWOOD L-01T FM Stereo Tuner (1980-82)

L01t02_20210103131701L01t10

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ボディに残ったガムテープ痕が痛々しい、、
 ・さて、FMアンテナを接続して電源オン。
 ・オレンジ色照明点灯、球切れなし。いつ見ても惚れ惚れする美しさ。
 ・各種インジケーターランプも点灯。
 ・名古屋地区のFM放送局を受信チェック。
 ・僅かな周波数ズレがあるもののFM放送受信OK。STEREOランプ点灯。
 ・WIDE/NARROW切換、NORMAL/DIRECT切換OK、MUTING動作OK。
 ・気になる点は、、
 ・MUTINGオフ時、83MHzより低い周波数域で指針移動に伴う激しい「ガリ音」発生。
 ・ガリ音に伴ってSメーターが左右に激しく振れる。
 ・Tメーターが中点より右側に振れない。
 ・Lchの音が時々途切れる。Rchは問題なし。
 ・両chとも時々「チリチリッ」とノイズが発生する。
 ・チリチリノイズはマルチパスH端子からも聞こえる。

■修理履歴------------------------------------------------------------

 ・KENWOODサービスによる修理履歴シールが底板に3枚貼ってありました。
 ・1999年01月18日 電源???(判読不能)
 ・1999年05月21日 ナローSCAフィルター改造
 ・2004年02月17日 756??(判読不能)

 ※ナローSCAフィルター改造って?
 ※これはひょっとすると、KENWOODサービスによるVICS対策が施された個体かも!
 ※俄然ヤル気が湧いてきました!!

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・ボディを開けると基板上にはびっしりと埃が堆積している。
 ・まずはエアーで飛ばしながら基板の清掃。
 ・フロントパネルの照明電球がいつくか修理済み。
 ・電源基板で劣化した電解コンデンサーがいくつか気になる。
 ・AF回路 C111,C112(220uF/10v)がOSコンに交換済み。
 ・AF回路 Q27(2SC1384)がグラグラ状態 → ハンダ面にクラック確認
 ・ハンダ面に空中配線(ダイオード+600kΩ抵抗)の追加部品を発見!
 ・この追加部品がSCAフィルタ改造か?

L01t92L01t80L01t81_20210103131401L01t82_20210103131401L01t83_20210103131401

■修理記録:バリコン軸清掃--------------------------------------------

 ・指針を移動するときに発生するガリガリノイズの対策です。
 ・原因は回転するバリコン軸と軸受け部の接触不良です。
 ・接触部の固化した古いグリスを爪楊枝で丹念に除去し、導通グリスを薄く塗布。
 ・76MHz~90MHz区間を何度も往復させて新しいグリスを馴染ませる。
 ・この作業によって83MHz以下のガリガリノイズが解消しました。

L01t50_20210103131001L01t52L01t53L01t55L01t56_20210103131001

■修理記録:電源基板電解コンデンサー交換-------------------------------

 ・電源基板で劣化が気になった電解コンデンサー2個交換。
 ・C1,C2(10uF/25v) → 10uF/50v 交換


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■修理記録:AF回路ハンダクラック修正-----------------------------------

 ・AF回路 Q27(2SC1384)がグラグラ状態 → ハンダ面にクラック確認。
 ・接触不良を起こしており、これがLchの音が時々途切れる原因です。
 ・ハンダを盛り直して修正。
 ・ついでにRch側も同様に処置。

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■修理記録:チリチリノイズ---------------------------------------------

 ・LA1231N-6pinクアドラチュア検波の音を直接聞くとノイズなし。
 ・このチリチリノイズは聞き覚えあり。修理調整記録3 と同じです。
https://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2016/05/kenwood-l-01t-3.html
 ・このときの原因は FL1(L79-0099-05:LPF 3.5MHz)でした。
 ・L-01TではFL1+FL2の組み合わせによってBPFを形成しています。
 ・FL1(L79-0099-05:LPF 3.5MHz)+FL2(L79-0100-05 :HPF 0.9MHz)
 ・一方 KT1000やKT-1100では FL1(L79-0120-05:BPF)1個でBPFになっています。
 ・[L79-0099-05:LPF3.5MHz]+[L79-0100-05:HPF0.9MHz]=[L79-0120-05:BPF]
 ・つまりL-01TのFL1+FL2は(L79-0120-05:BPF)で代替可能ということ。
 ・ジャンク箱で同型部品を探したところ KT-900の基板に同型フィルターを発見。
  ・KT900 FL1(L79-0120-05)
 ・FL1(L79-0099-05) → (L79-0120-05)交換。サイズ、端子位置もピッタリ同じです。
 ・これによってFL2は不要になるはずです。
 ・ただFL2を残したままでも問題なさそうなのでこのままにしておきます。

L01t100L01t101L01t102L01t103L01t104

■調整記録------------------------------------------------------------

【FMフロントエンド】
 ・OSC調整83MHz → OSC coil
 ・トラッキング調整76MHz → L1,L2,L3,L4,L5,L6
 ・トラッキング調整90MHz → TC1,TC2,TC3,TC4,TC5,TC6
 ・IFT調整 → L17,L19,L21 → Sメーター最大
【Tメーター調整】
 ・LA1231Nクアドラチュア検波調整 → L6調整 → Tメーター中央
【ミューティング調整】
 ・83MHz 20dB受信 → VR2調整 → MUTING作動
【WIDE GAIN調整】
 ・Narrow受信 → Sメーターレベル記録
 ・Wide受信 → VR1調整 → Narrow受信時と同レベルに
【Sメーター調整】
 ・83MHz受信 → VR3調整
【第2IF調整】
 ・83MHz受信 → L8調整 → TP=1.96MHz ※実測1.65MHz
【VCO調整】
 ・83MHz無変調 → VR6調整 → TP(R117) → 76kHz
【Pilotキャンセル】
 ・83MHz ST受信 → VR7,L16調整 → 19kHz漏れ最小へ
【ステレオ歪調整】
 ・83MHzST受信 → フロントエンドL21調整 → 高調波歪最小へ
【SCA調整】
 ※今回はノータッチ
 ※詳細は後述
【ノイズアンプ調整】
 ・離調状態 → VR4調整 → Q6(2SC2785)エミッタ電圧 → 8V
【SUB調整】
 ・83MHz L-R信号受信 → VR8調整 → Lch最大
 ・同上  → VR9調整 → RchレベルをLchと同じに揃える
【セパレーション調整】
 ・83MHzST受信 → Wide VR10→Rch、VR11→Lch ※実測値:概ね60dB前後
 ・83MHzST受信 → Narrow VR1(X13-2690基板) ※実測値:概ね50dB前後

L01t00

■研究:ナローSCAフィルター改造---------------------------------------

 ・今回のL-01TはKENWOODサービスによるVICSノイズ対策が施されていました。
 ・本体底板の修理記録シール「1999年05月21日 ナローSCAフィルター改造」
 ・基板ハンダ面に空中配線で追加された部品
 ・[D12:アノード] → 600kΩ抵抗 → ダイオード → [D36:カソード]
 ・この改造による変更点は、、
  ・NARROWスイッチに連動してD36カソード側に+1.6vがかかる
  ・その結果、IC9-1pin電圧が + → - に変化する
  ・SCAフィルター回路のスイッチオン → VICSノイズ解消
 ・実際の動作は、
  ・IF BAND=WIDE時 → 盛大なVICSノイズ発生
  ・IF BAND=NARROW時→ VICSノイズ解消する!
 ・D36カソード電圧を最大にする発想は間違ってなかったようです。
 ・それにしてもこんな強引な方法があったのか、ちょっと驚き、、
 ・後継機 KT-1000では基板上でSCAキャンセル調整が出来るようになっています。

L01t92L01t80L01t81_20210103131401L01t82_20210103131401L01t83_20210103131401

【参考:SCA調整】未改造L-01Tでの調整法
 ・MEGURO DARC ENCODER MSG-2170でFM多重信号を生成
  ※L&R=80%、Pilot=10%、DARC=10%
 ・L10,L11調整 → D36カソード側DC電圧最大へ
 ・VR5調整 → IC9-1pin電圧測定 → +電圧が-電圧に変わる位置※
  ※+7.5V→安定して-6.6Vを示す位置
 ・IC9-1pin電圧が+→-に変わることでSCAフィルター回路のスイッチオン

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・今回は初めてVICS対策が施されたL-01Tを見ることができました。
 ・追加部品の配置やその効果まで確認出来て収穫大です。
 ・NHK-FMでVICSノイズが気になる場合は NARROWに切り換えてお聞きください。
 ・セパレーション値は多少悪化しますがVICSノイズは解消します。

L01t06_20210103131701

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コメント

KTの修理ありがとうございました。
FM放送を楽しんでいます。
VICS対策が見つかって良かったですね。
KT-9900にも対応可能なのでしょうか?

残念ながらこの方法はKT-9900には応用できません。
L-01TとKT-9900はSCAフィルターの回路構成が違うからです。

コメント欄から失礼いたします。

初めまして。
いつも楽しくチューナー修理のブログを拝見させて頂いております。

チューナーの修理をお願いしたいと思っているのですが、どのようにご連絡すればよろしいでしょうか?

修理依頼について

当ブログの左サイドバー最上段にある「プロフィール」をご覧いただきメール連絡ください。

あるいはこのコメント欄に投稿する際にメールアドレスを記載していただければこちらから連絡します。メールアドレスはここには表示されませんのでご安心ください。

BLLUESS様こんばんは。
早速のご連絡ありがとうございます。
お手数をおかけして申し訳ありませんが、記載のメールアドレスにメールを頂けると幸いです。
たび

ご無沙汰しております。
KT-9900の件で、早1年3か月経ってしまっていました。
今回のL-01Tの修理の記録を読ませていただき、VICSのKenwoodによる改造と言うのがあることを知り驚きました。
VICSの対策として、SCAのフィルターをMPXの前に入れていき53kHzより上の帯域を落とすことで何とかなるような対策が簡便な方法なのかなと、以前から考えていましたが、このKenwoodの対策がそれを表していますね。
KT-9900とL-01TではSCAのフィルターが違うので、そのまま9900では適用できるのかどうかですね。私が9900でやろうとしていたのは、チェビシェフ型の7次のフィルターを入れてみようと思っていたのですが、固定的に入れてしまうとひずみ率、セパレーションにかなりの影響が出て来るなと思って保留にしていました。是非今回の件で9900のVICS対策として貴殿の方法が進むと良いなと思っております。
すみません手元から9900が離れている者がこんな出しゃばったことを書いてしまいましたが、ついつい期待が大きくなっていたものですので、お許しください。では、

KT-9900をお預かりしてもうそんなに経ったのですね。
申し訳ありませんがVICS対策はまったく進展ありません。

ところで、最近KT-1000を見る機会があり、内部を見てアイデアが浮かびました。
KT-1000はSCA対策としてフィルター回路と調整用VRが実装されています。
調整用VRの効果は耳でも判別できます。
アイデアとはこのSCA回路をKT-9900に組み込めないか、というものです。
まとまった時間が取れるようになったらやってみようと思っています。

ワクワクする情報をお聞きでき嬉しく思います!
いろいろな機種の修理をされていらっしゃると、VICSの対策の回路がある機種だとすごく興味が出てきますね。この部分で悩まされるとなおさらだと思います。
KT-9900の受信性能が良いこともあって、VICSだけがと思うとどうも何とかしたいなって私も思い続けていましたので、何らかの情報があるとどうしても興味が湧いてきます。
いろいろお忙しいこともおありだと思いますので、ゆっくりお時間が取れる時にやってみてください。何らかの効果はありそうですね。結果を楽しみにしています。(プレッシャーではありませんので)
フィルターとVRですね。あとで回路図を見てみます。
寒さ厳しい折、コロナの猛威もあり、十分気を付けてくださいね。では、

時々書き込み(st-c01等)をさせていただいております、ぽんたです。
こちらの記事を拝見しましてずっーと気になっていました。

ST-J88を所有しておりますが空中配線がしてあります。
これが何のためなのか気になっていました。
もう一台のJ88には空中配線はありません。
研究の一環として調査お願いできないでしょうか?
特に急いではおりませんが一部部品の交換など手が加えてあります。
正常に動作していますが感度低下も見られます。


ぽんた様

L-01TやKT-9900で行われたのは製造後10年以上経ってからの「メーカーによる改造」です。製造当時には想定しなかった「FM文字多重放送」の影響でノイズが発生する特異な問題に対応するためでした。このような修理対応は極めて珍しい事例だと思います。

・1978年 KT-9900発売
・1979年 L-01T発売
・1994年 FM文字多重放送開始

一方でハンダ面に部品を直付け(空中配線)した事例は頻繁に見かけます。例えば量産初期の製品では設計通りの性能が出ず、生産後(出荷前)にハンダ面に部品を追加する事例です。その後の設計変更によって量産後期には追加部品が不要になり、市場には追加部品のある製品とない製品が出回ります。

ST-J88はたぶん後者の事例ではないでしょうか?
SONYのシンセサイザー初号機なので、きっと生産初期にはいろいろトラブルがあったのかな? なんて勝手に想像します。研究材料としてご提供いただければ比較調査してみます。

ご連絡遅くなり申し訳ありません。
どういうふうに進めればよろしいでしょうか?

ぽんた様

ここにコメント投稿するときにメールアドレスをご記入ください。
こちらからメール返信差し上げます。
なお、入力したメールアドレスは公開されないのでご安心ください。

J88は1977~1979年あたりの製造ですからその時には文字多重放送はまだ無かったのですね。
そうなると「後者」の要因が強そうです。

いつも修理には、貴殿のページを参照させていただいており大変感謝しております。
DARC多重放送のノイズ問題について少し実験いたしましたのでご報告させていただきます。
ご参考になれば幸いです。
このページに紹介されている方法をまとめると以下の2通りですね。
a) 海外の多重放送であるSCA多重放送のための回路がDARCでも働く様に検出回路を調整し直す。
b) TRIO(Kenwood)のサービスが行った対策の紹介。Narrowに切り替えた時に強制的にSCA用のFilterが入る様にする。
※ a), b)のいずれも、SCA_Filterを利用するものの、Filter自体の周波数
調整は行っていない模様。 SCAは、67kHz, DARCは、76kHz
L-01Tの修理依頼があり、ついでにDARC多重放送ノイズの対策もしてあげようと思い
a)の方法を参照させていただきました。
しかし、よく調べてみると、以下の様な問題に気付きました。
① DARC多重放送の有無、または、弱電界でFilterのON/OFFが切り替わりノイズを発生させることがある。
② SCA_FilterをONにすると、ステレオセパレーションが大幅に悪化する。
  今回のL-01Tの場合、 55dBが30dB程度に悪化する。
  ステレオセパレーション調整用のボリュームを調整しても35dB程度。
  さらにSCA_FilterをDARC用に調整し直しても40dB程度がやっと。
①の問題を解決するために常に強制的にONにしても、②の問題が残る。 
そこで、今回は、SCA用のFilterを利用するのではなく、DARC用のFilterを
別の場所に新たに追加することを実験した。 
基板上にちょうど良いジャンパー線の箇所(FL5のパネル側すぐ近く)があったので、
そのジャンパー線を取り除き、そこに新たにFilterを追加することとした。
具体的には、FL5の出力とR82(3kΩ)の間に、76kHzの並列トラップ
(3.68mH//1192pF実測値)と76kHzの直列トラップ(22.33mH - 183pF実測値)を入れた。 
順番は、信号の流れで並列、直列の順番でいれた。
このR82(3kΩ)がトラップFilterの終端抵抗として何とも都合が良くありがたい。
このFilterは、SCA_Filterの前に入れてあるので、常にONである。
SCA_FilterはONにならないように、既存の調整VR5をMin.の位置にした。
②のステレオセパレーションの悪化は、多少あるものの効果は十分あり実用になる。 
セパレーションの悪化は、ステレオセパレーション調整用のボリュームを調整し直して
53.5dB程度、55dBから、1.5dBの悪化となった。
DARCノイズの減少割合は、SCA_Filterより多少劣るが20dB程度改善する。
ヘッドホンで聞いても気にならないレベル。
既存のSCA_Filterは4段の並列トラップなので、2段程度に減らせば同様な結果が
得られるかも知れない。
少しでも、ご参考になれば幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

実験結果をお知らせいただきありがとうございます。
ご指摘のようにこの対策ではセパレーション値が悪化します。セパレーションを犠牲にしても酷いノイズから逃れたい、当時はそんな思いでした。

ただ数年前からDARC未対策のL-01TやKT-9900でNHK-FMを聴いてもDARCノイズが全く気にならなくなりました。実験(MEGURO DARC ENCODER MSG-2170)ではDARCノイズを再現できますが、現在のNHK-FMの放送ではノイズを感じません。名古屋地区だけなのか?時間帯によるのか?番組によるのか?それとも多重放送の変調方式が変わったのか? 理由は分かりません。

2015年からVICSサービスがVICS WIDEに拡張強化されたことと関係があるのかな?と勝手に想像しています。VICS信号の放送休止日(NHKのメンテナンス日)を調べてその前後で聴き比べしたこともありますがノイズは判別不能でした。DARCノイズ問題は解消したのかな?と期待しているのですが、、

記事、拝見しました。私は1980年に購入したtrio kt-8100を使っていますが、kenwood L-01Tあるいは02Tが評価が高いということで、L-01Tをハイファイ堂秋葉原店で2020年3月に購入しました。音は良いのですが、ノイズが出て、コンデンサなどの交換をしてもらいました。
その技、フロントパネルを照らすイルミネーションがあります。
この照明を常時灯すか、操作する時のみ灯る設定にするかで、continuous dial lightのスイッチがあります。この回路が故障のようで、
continuous dial light が付いたり、消えたりして、その時に、小さな「ポッ」と音がします。
普段はcontinuous dial lightをオフしていました。繰り返し、ランプが付いたり消えたりするので、オンにしたところ、ノイズが出ています。
オフにしていると、数秒ごとに照明が付いたり、消えたりして、着く時にノイズが出ます。点く時、受信信号のレベルが左右に振れています。L-01T用に木箱まで作ってもらいましたが、困っています。
結局、オーバーホールが必要でしょうか?

continuous dial lightスイッチは同調回路と連動しているので、FM同調点がズレて誤作動しているような気がします。オーバーホールというか、各部再調整した方が良いと思います。
大切な機種の場合は専門家に依頼することをお勧めます。

Bluessさま

「ご了承いただける場合は上記メールアドレス宛にメールください。」

このアドレスが分かりません。お教えください。

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