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2021年4月の記事

2021年4月25日 (日)

TRIO KT-7700 修理調整記録7

 ・2021年2月、STEREOランプが点灯しないKT-7700が届きました。
 ・以下、作業記録です。

Kt770003_20210425095601

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-7700 ¥78,000(1976年頃)
 ・オーディオ懐古録 TRIO KT-7700 ¥78,000(1976年)
 ・TRIO KT-7700/KT-7500 カタログ 1976年5月版
 ・Hifi Engine KENWOOD KT-8300 ※輸出機 型番注意!

Kt770002_20210425095601Kt770012_20210425095601

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観はとてもキレイな個体で目立つキズはほとんどない。
 ・FM同軸アンテナを接続して電源オン。
 ・周波数窓と3つのメーターを照らすオレンジ色の照明が点灯。電球切れ無し。
 ・Narrow、MPXfilter の赤色LEDインジケーター点灯。
 ・名古屋地区のFM放送を受信すると、、
 ・TメーターとSメータは大きく振れるて受信OK。
 ・このときSメーター最大点とTメーター中点が一致しない。
 ・STEREOランプ点灯しない、実際のステレオ感もない。
 ・固定/可変端子とも音声確認。
 ・MULTIPATH H出力から音声確認。

Kt770005_20210425095301Kt770006_20210425095301Kt770007_20210425095301Kt770008_20210425095301Kt770009_20210425095301

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・天板を開けて内部確認。
 ・試しにVR7(VCO)を回したところ、STEREOランプ点灯!
 ・調整だけで復活しそうです。

Kt770020_20210425095401Kt770021_20210425095401Kt770022Kt770023Kt770024
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■調整記録------------------------------------------------------------

【検波調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・アンテナ入力なし → VR 4調整 → Tメーター中点
 ・IF BAND=WIDE
 ・アンテナ入力なし → VR12調整 → Tメーター中点
【フロントエンドOSC調整】
 ※OSCトリマ調整孔が背面にありますが、隙間が狭いのでこれを回すのは難しいです。
 ※+0.1MHzの周波数ズレはご容赦ください。
【フロントエンドRF調整】
 ・TP1(R77右足)→ DC電圧計セット
 ・IF BAND=NARROW
 ・76MHz 60dB 受信 → RFコイル6個調整 → 電圧最大
 ・90MHz 60dB 受信 → RFトリマ6個調整 → 電圧最大
【検波調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・アンテナ入力なし → VR 4調整 → Tメーター中点
 ・IF BAND=WIDE
 ・アンテナ入力なし → VR12調整 → Tメーター中点
【IFトリガー調整】
 ・TP1(R77右足)→ DC電圧計セット
 ・83MHz 60dB 受信 → L11調整 → 電圧最大
 ・83MHz 0dB 受信 → L10調整 → 電圧最大(※L10 フロントエンド内)
【IFトリガーレベル調整】
 ・83MHz 60dB 受信 → VR2調整 → 電圧DC1.8V
 ・アンテナ入力なし→ VR1調整 → 電圧DC0.6V
【Sメーター振れ調整】
 ・83MHz 80dB 受信 → VR3調整 → Sメーター目盛り5
【MUTING調整】
 ・MUTING=1
 ・83MHz 16dB 受信 → VR9調整 → MUTING作動
【VCO調整】
・周波数カウンタをTP2接続
 ・アンテナ入力なし → VR 7調整 → 19kHz
【OUTPUTレベル調整】
 ・FM DET OUT端子にAC電圧計セット
 ・76MHz 1kHz 100%変調 60dB 受信 → VR10調整 → 電圧AC300mV
【セパレーション調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → VR 5調整 → Lch信号最小
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → VR 6調整 → Rch信号最小
【ステレオ歪調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → L10調整 → 高調波歪最小
【DEVIATIONメーター調整】
 ・83MHz 1kHz 100%変調 60dB 受信 → VR 8調整 → Dメーター目盛り100%

Kt770043

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・故障個所は無かったです。
 ・受信感度調整、検波調整などによって良い性能を取り戻しました。
 ・オレンジ色の照明窓がとても美しい!

Kt770004_20210425095601

2021年4月18日 (日)

TRIO KT-9900 7号機

 ・2021年2月、KT-9900の点検をお引き受けしました。
 ・大切に使ってきたワンオーナー品だそうです。
 ・受信動作は正常、でも内部から異音がするそうです。
 ・内部を見たら、何とVICS対策機でした!

Kt990002_20210418135901

■製品情報-----------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 TRIO KT-9900 ¥200,000
 ・オーディオの足跡 TRIO KT-9900 ¥200,000(1978年発売)
 ・Hifi Engine KENWOOD KT-917 ※輸出機

■動作確認-----------------------------------------------------------

 ・フロントパネルやボディに目立つキズは無く外観の状態はとても良い。
 ・電源オン、照明電球点灯、球切れなし。
 ・IF BAND切換インジケーター(緑色LED)点灯OK
 ・SメーターとTメーターが大きく振れて名古屋地区のFM局を受信。
 ・DDL、STEREOインジケーター(橙色LED)点灯
 ・MUTING動作OK。
 ・指針と目盛りのズレはほとんど無い。
 ・出てくる音はステレオ感もあって正常だと思います。
 ・ただTメーターの振れ方が気になる、、
  ・本来はDDLインジケーター点灯と同時にTメーターが中点に引き込まれるはず。
  ・しかし本機はDDLが点灯してもTメーターが中点に引き込まれません。
  ・さらに同調後、Tメーターが中点から左方向へゆっくりズレていきます。
  ・ズレ幅は大きくないのでMUTING作動には至らない。
  ・何かおかしい??

Kt990001Kt990008_20210418135901

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・底面にKENWOODサービスによる修理歴シールが1枚。
 ・依頼者様のお話によれば、今までに数回の修理歴があるそうです。
 ・KENWOODサービス以外にも民間の修理業者さんの手も数回加わっているとのこと。
 ・内部を見ると電源基板の電解コンデンサーがオーディオクラスに交換済み。
 ・QD検波回路のIC8 HA1137W 交換済み
 ・QD検波回路の電解コンデンサー交換済み
 ・PC検波回路のフィルター修理済み
 ・DDL基板のアナログアンプIC HA1457 → HA1457W交換済み
 ・これまでKT-9900で経験してきた定番の故障個所は既に処置済みでした。

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■内部確認:VICSノイズ対策改造済み------------------------------------

 ・さて、今回の内部確認で特に驚いたのは、、、
 ・検波基板とMPX基板を跨いで空中配線が追加されていることでした。
 ・[検波基板:16番端子] → [抵抗680kΩ] → [ダイオード] → [MPX基板:D4カソード]
 ・この追加配線によって
 ・IF BANDスイッチをNARROWに切り換える → D4カソード側に+1.7vがかかる
 ・その結果SCAフィルター回路が作動する、という改造です。
 ・VICSノイズとはNHK-FM受信時に感じる「サー」という高音域の雑音です。
 ・WIDE受信時に雑音が気になる場合はNARROWに切り換えると雑音が軽減されます。
 ・実はつい先日、まったく同じ改造を L-01T で確認したばかりです。
 ・修理歴シールはありませんが、これはKENWOODサービスによる改造と思います。
 ・これは思いがけない新発見でした!

Kt990021_20210418135201Kt990030_20210418135201Kt990031_20210418135201Kt990032_20210418135201Kt990033

■修理記録:Tメーターが中点から左方向にゆっくりズレる------------------

 ・KT-9900のTメータートラブルは何度か経験ありますが、今回の症状は初ケース。
 ・IC8:HA1137W 7~10ピン 電圧計セット ※QD検波の同調点確認
 ・L22調整 → 電圧ゼロに設定した後もゆっくり変化する
 ・この電圧変化がTメーターの針の動きに連動しています。

 ・対策としてSWITCH回路基板で未交換のHA1457を新品交換。
 ・IC4(HA1457)→ HA1457W交換
 ・HA1457の足が真っ黒に変色していましたが、残念ながら交換後も変化なし。

Kt990040Kt990041Kt990042Kt990043Kt990044

 ・さて困った、、と思いながらQD検波回路周辺をチェックすると、
 ・基板上に Q10(2SK68)が無いことに気付きました。
 ・Q10は輸出機KT-917回路図には記載が無いのですが国内機に追加された部品です。
 ・Q10以外にも国内機にはいくつかの抵抗やダイオードが追加されています。
 ・配線面を見るとQ10のランドにはハンダ痕があります。
 ・つまりQ10だけ意図的に取り外されたようです。なぜ???

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 ・2SK68の在庫が無いので代わりに2SK117をQ10として追加したところ、、
 ・何とTメーターの動き方が正常になりました。
  →同調後に選局ツマミから手を離す
  →DDLインジケーター点灯
  →同時にTメーター針が中点に引き込まれる
 ・なぜQ10(2SK68)と取り外したのか?ちょっと不思議です??

■修理記録:パルスカウント検波回路のHA1457交換------------------------

 ・パルスカウント検波基板のIC3(HA1457)が未交換でした。
 ・予防措置としてHA1457Wに交換しておきました。
 ・IC3(HA1457) → HA1457W
 ・定番の故障箇所FL6は既に補修済みでした。
 ・FL6のハンダ面に68pFのマイラコンデンサ―が追加されていました。

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■調整記録------------------------------------------------------------

 ・過去の記録に倣って各部再調整しました。

Kt990000

■試聴------------------------------------------------------------

 ・内部から異音がする、というご指摘でしたが当方では再現できませんでした。
 ・「ジー」という小さな音だそうです。
 ・原因として考えらえるのは電源トランスの「鳴き」「唸り」でしょうか?
 ・今回も新たな発見があって楽しかったです。

Kt990003

2021年4月11日 (日)

KENWOOD L-03T 修理調整記録2

 ・2021年1月、L-03Tの調整を承りました。
 ・以下、作業記録です。

L03t08

■製品情報-----------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 KENWOOD L-03T ¥120,000
 ・オーディオの足跡 KENWOOD L-03T ¥120,000 (1983年発売)

L03t02L03t14

■動作確認-----------------------------------------------------------

 ・ブラックボディに艶があって外観の状態は良い。
 ・フロントパネルも目立つキズはない。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・周波数窓の照明点灯、二つのメーター照明点灯。
 ・名古屋地区のFM局を受信すると
 ・実際の周波数よりも約0.5MHz低い目盛り位置で受信。
 ・STEREOランプ点灯、LOCKEDランプ点灯。
 ・ただ出てくる音は良くない。ノイズフロアが高い感じ。
 ・Sメーター、Tメーターの動き方は正常。
 ・IF BAND切換OK、RF切換OK、REC CALトーンOK。
 ・オリジナルのΣケーブルを初めて見ました。

L03t03L03t04L03t05L03t06L03t07
L03t10L03t11L03t16L03t15L03t12

■内部確認-----------------------------------------------------------

L03t20L03t21L03t22L03t23L03t24
L03t25L03t26L03t27L03t28L03t29
L03t18L03t19L03t11L03t16_20210411132701L03t17

■調整記録-----------------------------------------------------------

 ・Σ回路以外はKT-2200と同じ。調整方法もKT-2200と共通です。

【機器の設定】
 ・RF=DISTANCE
 ・サーボロック OFF
【IF VCO6.2MHz調整】
 ・TP=IC2 JRC1496 8ピン(R16左足)周波数カウンタ接続
 ・83MHz 無変調 90dB Sメーター最大位置で受信 → L20調整 → 6.2MHz
【検波調整1】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz 無変調 90dB Sメーター最大位置で受信 → L26調整 → Tメーター中点
【フロントエンドOSC調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz 無変調 90dB 受信 → OSCトリマ調整 → ダイヤル指針83MHz
  ※コイル調整は難度高いのでノータッチ
【フロントエンドRF調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz 無変調 50dB 受信 → RFトリマ3個調整 → Sメーター最大
 ・83MHz 無変調 50dB 受信 → T1調整 → Sメーター最大
  ※コイル調整は難度高いのでノータッチ
【検波調整2】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz 1kHz 60dB受信 → Tメーター中点確認
 ・83MHz 1kHz 60dB受信 → L25調整 → 高調波歪最小
 ・83MHz 1kHz 60dB受信 → VR2調整 → 高調波歪最小
【IF WIDE調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz MONO 1kHz 60dB 受信 → L4,L5,L6,L7,L8,L9,L10,L11,L12調整
    → Sメーター最大 かつ高調波歪最小
【IF WIDE調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz ST 1kHz 60dB 受信 → L16,L17,L18調整 → 高調波歪最小
【IF NARROW調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz 1kHz 60dB 受信 → L14,L15調整 → 高調波歪最小
【NARROW GAIN調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz 無変調 40dB 受信 → Sメーター目盛り記録
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz 無変調 40dB 受信 → VR1調整→ Sメーター目盛りWIDE時と同じ
【VCOフリーラン周波数調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・TP R163上側に周波数カウンタ接続
 ・無信号 → VR6調整 → 152kHz±100Hz
【パイロット信号キャンセル調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz パイロット信号 60dB 受信 → VR5調整 → 19kHz最小
 ・83MHz パイロット信号 60dB 受信 → L37調整 → 19kHz最小
 ・左右バランスに注意
【セパレーションWIDE調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR7調整 → Lch漏れ最小
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR8調整 → Rch漏れ最小
【セパレーションNARROW調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR9調整 → L/Rch漏れ最小
【Sメーター調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz 無変調 60dB 受信 → VR3調整 → Sメーター目盛り4.25
【DEVIATION調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz MONO 1kHz 60dB 受信 → VR4調整 → Dメーター目盛り100%

L03t

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・故障個所は無かったです。
 ・再調整によって良い音で受信出るようになりました。
 ・固定出力と可変出力(Σケーブル)で音質に違いはあるのか?
 ・聴き比べても私の耳では違いは判らなかったです。

L03t09

2021年4月 4日 (日)

YAMAHA T-2 修理調整記録3

 ・2021年1月、Rchの音が出ないという故障機が届きました。
 ・以下、作業記録です。

T106_20210404104001

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 YAMAHA T-2 \130,000
 ・オーディオの足跡 YAMAHA T-2 \130,000(1978年頃)
 ・Hifi Engine YAMAHA T-2 / Analogue FM Stereo Tuner (1978-83)

T102_20210404103901T113_20210404103901

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観に目立つキズは無く、状態はなかなか良いです。
 ・周波数窓の照明点灯、二つのメーター照明点灯、指針点灯
 ・僅かな周波数ズレがあるもの名古屋地区のFM局を受信OK
 ・残念なことにメーター指針の塗装がボロボロ。
 ・周波数デジタル表示、Tメーター動作OK、STEREOランプ点灯
 ・Sメーターの振れが小さい? でも受信音は悪くない。
 ・マルチパスH端子からの出力OK。
 ・IFバンド切替、MUTING動作、REC CALなど問題なさそう。
 ・問題はRchの音が出ないこと。

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■修理記録:Rchの出力レベルが低い-------------------------------------

 ・基準音で確認するとRchの音量レベルがLchより約20dB低い状態でした。
 ・早速基板上の部品を確認。
 ・MPX回路の出口では左右の音量は正常です。
 ・最終AF基板(フロントエンド手前の小さめの基板)で音の流れをチェック
 ・調べてみると TR414(2SK68A) で音が出なくなっていました
 ・2SK68A の手持ち在庫が無いので代替品として特性が似ている 2SK117 に交換。
 ・これによって音量レベルがLchと同程度に上がりました。
 ・左右chの特性を揃えるためLch側の TR413 も予防交換しました。
 ・全体調整をやり直してセパレーション値もOKです。

T120_20210404103201T140T141T142T144

■修理記録:Sメーターの振れ幅が小さい---------------------------------

 ・メーター調整用VR203を最大まで回しても振れ幅が小さい
 ・出てくる音は問題ないのでメーター回路の故障か?
 ・Sメーター回路の不具合を疑ってトランジスタや電解コンデンサ交換
 ・TR229,TR230(2SC1918) → 2SC1815
 ・C261(100uF/6.3v)
 ・C262(10uF/16v)
 ・C239(0.22uF/50v)
 ・C233(1uF/25v)

T125_20210404103601T126_20210404103601T160T162T163

■修理記録:メーター指針再塗装----------------------------------------

 ・二つのメーター指針の塗装がボロボロでした。
 ・これはT-1やT-2で定番の劣化現象です。、
 ・メーターを分解して指針を再塗装しました。
 ・ボロボロ塗料片はカッターナイフの先端で軽く触れるだけで剥がれます。
 ・作業は慎重に! 誤って針を曲げたら、、一巻の終わりです。

T152_20210404103601T154_20210404103601T155T156T157

■調整記録------------------------------------------------------------

【機能設定】
 ・フロントパネルスイッチ設定
 ・RF MODE=HI SENSITIVITY
 ・IF MODE=LOCAL
 ・AUTO BLEND=OFF
【同調点調整】
 ・SSGより10.7MHz注入 → T201上段コア調整 → Tメーター中点
【OSC調整】
 ・指針を83MHzにセット
 ・83MHz 変調オフ 70dB → フロントエンド OSCトリマ調整
【トラッキング調整】
 ・76MHz mono 1kHz 50dB → RFコイル調整 → Sメーター最大
 ・90MHz mono 1kHz 50dB → RFトリマ調整 → Sメーター最大
【検波歪調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz mono 1kHz 60dB → T201下段コア調整 → 歪み最小
 ・83MHz mono 1kHz 60dB → VR203調整 → 歪み最小
【VCO調整】
 ・TP 19kHz に周波数カウンタ接続
 ・83MHz 無変調 60dB → VR204調整 → 19kHz±20Hz
【PLL調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz L-R 60dB → T202調整 → Lch音声レベル最大
【ステレオ歪調整1】
 ・IF MODE=LOCAL
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → VR201,CF201調整 → 歪み最小
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → VR202,CF204調整 → 歪み最小
【ステレオ歪調整2】
 ・IF MODE=DX
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → CF202,CF203調整 → Sメーター最大、歪み最小
【パイロットキャンセル歪調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → VR205,T203調整 → 19kHz漏れ信号最小
【セパレーション調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → 別基板VR402調整 → セパレーション調整
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → 別基板VR401調整 → 左右同レベル
【Sメーター調整】
 ・83MHz 無変調 80dB → VR206調整 → Sメーター振れ調整
【REC CAL調整】
 ・REC CALスイッチオン → Tメーターが中点を示すことを確認

T100_20210404104001

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・Rchの音が出ない件は修理完了です。
 ・蛍光オレンジを塗ったメーター指針の視認性がとても良いです。
 ・見た目もイイ感じに仕上がったと思います。

T107_20210404104001

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