Technics ST-C01 修理調整記録
・2021年5月、ST-C01の故障機2台セットが届きました。
・どちらも具合が悪いとか、、
・以下、作業記録です。

■製品情報------------------------------------------------------------
・オーディオの足跡 Technics ST-C01 ¥35,000(1979年頃)
・Hifi Engine Technics ST-C01 AM/FM Stereo Tuner (1979-82)
・ST-C01 取扱説明書
■動作確認+内部確認--------------------------------------------------
【1号機】
・外観はとてもきれいな状態。
・FMアンテナを接続して電源オン。
・しかしFM/AMとも「ブー」という発振音しか出てきません。
・「ブー」という音は60Hzとその高調波でした。
・これは電源回路の故障か?
・電源コンセントを抜いた状態で内部確認しました。
・目視で分かるような劣化個所はありません。
・電源回路の電解コンデンサーが辺りが怪しいか?
・しかし部品交換するには分解して基板を取り外すしかありません。
・ちょっと面倒な作業です。
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【2号機】
・上記1号機に比べると外観はやや汚れた感じ、ボタン類も錆ている。
・1号機と同様にFMアンテナを接続して電源オン。
・MUTINGオフの状態でFM/AMとも受信可能でした。
・MUTINGオンにすると音が出てきません。
・これは同調点など調整ポイントがズレているようです。
・サービスマニュアルに従って大雑把に仮調整したところ、、
・受信感度が大幅上昇しSTEREOランプ点灯。
・赤い指針と左右のLED表示が正常動作します。
・MUTINGは動作しないようですが、
・FM/AMとも良い音で受信できるようになりました。
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■修理記録------------------------------------------------------------
【1号機】
・電源回路 IC501(7812)から12vが出ていない。
・IC501入力側電圧20vに対して10v前後しか供給されていない。
・これはたぶん C501,502(1000uF/16v)の故障か?
・基板の分解方法
・基板側から黒いネジ5個、背面パネルの銀色ネジ3本を外す
・トランス周りの配線を外す
・これで基板が載ったシャーシを取り外せます。
・怪しそうな電解コンデンサー3個を交換して再組立て
・C501,502 (1000uF/16v) → 2200uF/16v
・C504 (4.7uF/35v) → 4.7uF/50v
・電源電圧が正常化し受信できるようになりました。
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【2号機】
・なし
■調整記録------------------------------------------------------------

【FM同調点調整】
・FMアンテナ入力なし → R110両端に電圧計セット
・T101(茶)調整 → 電圧ゼロ ※Tメーター中点調整
【FM OSC調整】
・IC102:AN377-13pin → 電圧計セット ※Sメーター電圧
・赤色LED指針 → 76.5MHz位置にセット
・76.5MHz受信 → L5調整 → 電圧最大
・赤色LED指針 → 89.5MHz位置にセット
・89.5MHz受信 → CT3調整 → 電圧最大
※周波数を0.5MHz単位にすると指針位置を目盛りに合わせやすい。
【FM RF調整】
・IC102:AN377-13pin → 電圧計セット ※Sメーター電圧
・76.5MHz受信 → L1,L2調整 → 電圧最大
・89.5MHz受信 → CT1,CT2調整 → 電圧最大
【FM検波調整】
・音声出力端子 → WaveSpectra接続
・83.5MHz受信 → T101(茶)調整 → 赤色LED指針両端の緑LEDが消灯するのを確認
・83.5MHz受信 → T101(緑)調整 → 高調波歪み最小
【VCO調整】
・TP301 → 周波数カウンタ接続
・83.5MHz無変調受信 → VR401調整 → 19kHz
【セパレーション調整】
・音声出力端子 → WaveSpectra接続
・83.5MHzST受信 → VR402調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【AM調整】
・ 600kHz受信 → L202(OSC),L201(バーアンテナ内部)調整 → 最適受信位置
・1400kHz受信 → CT202(OSC),CT201調整 → 最適受信位置
・1000kHz受信 → T201,Z201調整 → 最適受信位置

■試聴----------------------------------------------------------------
・ST-C01の基板を分解したのは今回初めてです。
・コンパクトボディはカッコいいのですが修理が大変ですね。
・故障しないことを祈ります。

■Technics コンサイスコンポ CM----------------------------------------
・小林亜星さんの訃報を受け、CMソングを集めたCDを聴き直しています。
・2013年2月8日の当ブログで紹介したCDです。
・これを聴きながらテクニクスのテレビCMを思い出しました。
・小林亜星さんとすぎやまこういちさんが出演された懐かしいCMです。
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コメント
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修理いただきありがとうございました。とくに1号機はたいへんだったご様子で、本当にお手数をおかけしました。
その後ずっと無事に使用しております。ステレオでもほぼホワイトノイズがなくクリアに音が聞こえてくるのは素晴らしいです。今後もサブシステム(コンパクトなシステムです)のメイン機としてずっと使っていきたいと思います。
投稿: YOSHIAKI TAIRA | 2021年6月22日 (火) 21時09分
いつも楽しく拝見しております。
テクニクスのCM、懐かしいです。
小林亞星さんとすぎやまこういちさんが歌う二つ目が、曲も編曲も伴奏も緻密で、そして歌も素晴らしいですね。
お二人の曲は昭和から平成にかけて誰もが何度も耳にしているものばかりですが、当時はお二人が著名な作曲、編曲家とも知らず、ただ凹凸コンビの面白CMと思って視聴しておりました。
ST-C1も総合家電メーカーであった松下電器の総合力の賜物ですね。
ICやトランジスタは松下電子工業、LEDは鹿児島松下電子、バリコン、抵抗、コンデンサから電源トランス、プリント配線板まで部品の殆どは松下電子部品(フィルタは村田製作所、IFTはスミダ製、スイッチはアルプス製?ですかね)、製造ラインの測定器(ステレオ信号発生装置、SSG、オシロスコープ等)は松下通信工業製、アルミダイカストのケース含む筐体は自社製、、、、他にもあるかもです。
家電メーカーのオーディオブランドは数多くありましたが、開発から製造、そして宣伝まで、ここまで力を入れて対応していたのは松下電器がトップだったと思います。
当時に携わった方々のお話を聞いてみたいものです。
投稿: exjf3eqs | 2021年6月27日 (日) 13時26分
テクニクス チューナー ST-C01修理について
連絡先を教えてください。
投稿: 藤井寛史 | 2025年12月 2日 (火) 13時14分
申し訳ありませんが、当方では修理受付はしておりません。
故障機を寄付していただいたときに趣味で修理調整しています。
返信遅れて申し訳ありません。
投稿: BLUESS | 2025年12月 3日 (水) 17時19分