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2021年12月の記事

2021年12月26日 (日)

SONY ST-5130 後期型 修理調整記録3

 ・2021年5月初め、ST-5130の故障機を入手しました。
 ・ウッドケース付きの個体に遭遇したら壊れていても「即、確保!」です。

St513005_20211226124801

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5130 ¥69,800(1972年頃)
 ・製品カタログ 1971版
 ・Hifi Engine SONY ST-5130 AM/FM Stereo Tuner (1971-74)

St513001_20211226124601St513016_20211226124601

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・照明窓の内側にホコリが積もっているが分解清掃すればキレイになりそう。
 ・右サイドの緑色照明が浮かび上がる、、でも左サイドは電球切れ。
 ・FMアンテナを接続して名古屋地区のFM放送を受信。
 ・TメーターとSメーターは正常に振れている。
 ・STEREOランプが点灯しない。実際のSTEREO感も無いような?
 ・背面バーアンテナで名古屋地区のAM局を受信。

■修理記録:照明電球交換----------------------------------------------

 ・フロントパネルを分解し経年の埃を吹き飛ばして内部清掃。
 ・切れていた正面右側の照明電球交換。
 ・銀色のフレーム、ガラス板をピカピカに清掃。
 ・ライトアップされた緑色の周波数目盛がキレイに浮かび上がります。
 ・STEREOランプが切れていたので交換。
 ・後述の調整でSTEREOランプ点灯しました。

St513020_20211226124401St513022_20211226124401St513021_20211226124401St513023St513024
St513025St513026_20211226124401St513027_20211226124401St513029_20211226124401St513030_20211226124401

■修理記録:電源回路電解コンデンサ交換-------------------------------

 ・電源回路の電解コンデンサを交換しておきました。
 ・C701:470uF/50v
 ・C702:220uF/25v
 ・C703: 47uF/16v

St513040_20211226124601St513041

■調整記録-----------------------------------------------------------

【FMフロントエンド調整】
 ・OSC調整 → CT105,L105
 ・トラッキング調整 → CT101,CT102,CT103,CT104 / L101,L102,L103,L104
 ・IFT調整 → IFT101
【レシオ検波調整】
 ・T201上段コア → 検波調整
 ・T201下段コア → 高調波歪調整
【MUTING調整】
 ・T202 → D209電圧最大
 ・RT202 → MUTINGレベル調整
【Sメーター調整】
 ・RT201 → FM Sメーター調整
【MPX調整】
 ・T401 → スイッチング信号調整(※SUB信号注入 → Lch出力最大)
 ・RT401 → セパレーション調整
【AM調整】
 ・OSC調整 → CT302,T301
 ・トラッキング調整 → CT301,L801(バーアンテナ内コイル)
 ・RT301 → AM Sメーター調整

St513000

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・オールドチューナーは美しい照明窓が最大の魅力ですね。
 ・薄暗い部屋でいつまでもボーっと眺めていられます。
 ・最近はLED化の流れですが、、
 ・予備球があるうちはオリジナル電球に拘っていきます。

St513003_20211226124801

2021年12月19日 (日)

KENWOOD D-3300T 修理調整記録8

 ・2021年10月末、不調になったというD-3300Tが届きました。
 ・画面表示がついたり消えたりするそうです。

D3300t04_20211219123601

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 KENWOOD D-3300T ¥140,000円(1986年)
 ・オーディオの足跡 KENWOOD D-3300T ¥140,000円(1986年発売)
 ・取扱説明書 PDF

D3300t02_20211219123701D3300t06_20211219123701

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・FMアンテナを接続して電源オン、、しかし周波数などの表示が点灯しない。
 ・メモリ切換インジケータ(A or B)だけ点灯。AとBの切換操作は可能。
 ・しかしそれ以外はどのボタンを押しても反応なし。
 ・ボディを軽く叩いてみると、、、何と周波数表示が出現しました。
 ・ショックに反応して点灯したり消えたりします。
 ・点灯したと思ったら数分で消灯することもあり。
 ・これは電源系統に接触不良、部品劣化か??

D3300t29

 ・さて、受信できる状態で名古屋地区のFM放送局を受信テスト。
 ・オート選局上り方向、下り方向とも周波数ズレなく受信可能でした。
 ・RF=DISTANCEではSTEREOランプ点灯し受信OK。
 ・一方でRF=DIRECTではシグナルインジケータが点灯せず受信できない。
 ・これは受信感度が低下している感じでです。

■修理記録:電源回路ハンダ修正----------------------------------------

 ・メイン基板と表示部基板を接続するコネクタ【CN5】で電圧チェック。
 【CN5】
  7:(GND):0v
  6:(18v):2.7v ←★電源回路Q28(2SD868)エミッタ電圧
  5:( 5v):4.9v
 ・本来18v前後の6番端子の電圧が低い。
 ・回路図を辿ると電源回路Q28(2SD686)エミッタ電圧
 ・Q28(2SD686)を指で触ると表示が点灯したり消灯したりします。
 ・グラグラ状態なので不調原因はこれですね。
 ・ハンダ面を確認しQ28(2SD686)とその周辺のハンダを盛り直しました。
 【CN5】
  7:(GND):0v
  6:(18v):17.4v ←★
  5:( 5v):4.9v

D3300t31D3300t33D3300t34_20211219123701D3300t36D3300t38

■調整記録------------------------------------------------------------

【本体設定】
 ・IF BAND:WIDE
 ・RF SELECTOR:DISTANCE
 ・QUIETING CONTROL:NORMAL
 ※(X86),(X05),(X13):基板番号
【VT電圧】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L5(X05-)調整 → 3.0V±0.1V ※実測 3.1V
 ・90MHz → TC5(X05-)調整 →25.0V±0.1V ※実測25.2V
【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dBu)受信 → L12(X86-)調整 → 0.0V±10mV ※実測-40mV
 ・TP16~TP17 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dBu)受信 → L9 (X86-)調整 → 0.0V±10mV ※実測+167mV
【RF調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・76MHz(1kHz,100%変調,40dBu)→ L1~4 (X05-)調整 → 電圧最大
 ・90MHz(1kHz,100%変調,40dBu)→ TC1~4(X05-)調整 → 電圧最大 ★
 ★【TC3】の反応が過敏で最大電圧位置を特定できない

■修理記録:フロントエンド トリマコンデンサ交換-----------------------

 ・TC1~TC4:サービスマニュアルのパーツリストで仕様を確認 → 11pF
 ・TC3を手持ちのトリマコンデンサ新品(10pF)に交換して再調整
 ・続いてTC1,TC2,TC4を新品(10pF)に交換しながら再調整を繰り返す。
 ・交換後はRF調整で気持ちよく最大電圧に調整できました。
  ※TCは1個交換して再調整、次の1個を交換してまた再調整、、の繰り返し。
  ※一気に全数交換するより慎重に1個づつ交換しています。

D3300t40D3300t41D3300t42D3300t44D3300t46

■調整記録(再)------------------------------------------------------

【IFT調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dBu)→ L10,L11,L22(X05-)調整 → 電圧最大
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dBu)→ L11(X86-)調整 → 電圧最大
【AUTO STOP調整】
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,14dBu)→ VR1(X86-)調整 → STEREOインジケータ点灯
【SIGNAL METER調整】
 ・(X13-)電源スイッチ後方の小さな基板
 ・83MHz(無変調,43dBu)→ VR3(X13)調整 → 7番目のドット(最上段)点灯
【TUNING METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(10Hz,100%変調,80dBf) → VR2(X13)調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【MPX VCO調整】
 ・TP15に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dBf) → VR5(X05-)調整 → 76.00kHz±50Hz
【PILOT CANCEL調整1】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dBu)→ VR1(X05-)調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【PILOT CANCEL調整2】
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dBu)→ L20(X05-)調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,90%変調+19kHz信号,10%変調,80dBu)→
   → L19(X05-)調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DLLD】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR3(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR4(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR6(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR5(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR7(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整6】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR8(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整7】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR9(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整8 NARROW】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR2(X86-)調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整1 L】
 ・83MHz(R信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR4(X05-)調整 → Lchもれ最小
【SEPARATION調整2 R】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR3(X05-)調整 → Rchもれ最小
【SEPARATION調整3 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz(R信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR2(X05-)調整 → もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・REC CAL オン → VR4(X13)調整 → 左から4番目のドットが点灯する位置

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・フロントエンドのトリマコンデンサ交換によって受信感度が大幅アップしました。
 ・最近、電源基板のハンダ不良が多い気がします。

D3300t03_20211219123601

2021年12月12日 (日)

SONY ST-SA5ES 修理調整記録2

 ・2021年10月初め、ブラックモデルのST-S5ESが届きました。
 ・今となっては貴重なAM-STEREO対応機です。
 ・以下、作業記録です。

Sa5es03

■製品情報-------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-SA5ES ¥55,000(1995年発売)

Sa5es02Sa5es10

■動作確認-------------------------------------------------------------

 ・外観はとても綺麗、、というか、まるで新品みたい!
 ・フロントパネル、ボディ、背面端子までツルピカ光沢があります。
 ・ブラックフェイスは精悍な印象です。
 ・使用感を感じないとても綺麗な個体です。
 ・保管状態がとても良かったのですね。
 
 ・さて、おもむろに電源オン、アンテナA端子で名古屋地区のFM局を受信。
 ・オート選局で主な放送局を受信しました。
 ・STEREOランプ点灯、実際のステレオ感もあり。
 ・RF切換、IF BAND切換、REC CALトーン OK。
 ・PURE CIRCUITインジケーターは点灯するがレベルがちょっと弱い?
 ・微弱電波の放送局を受信しているような音がします。
 ・付属のAMループアンテナで名古屋地区のAM局を受信。
 ・CBCラジオ(1053kHz)を受信すると、あれ??STEREOが点灯しない??

■2021年1月11日、CBCラジオ AMステレオ終了 ---------------------------

 ・AM STEREOインジケーターが点灯しない??
 ・最初はAM回路の故障かと思いましたが、調べてみると、、
 ・2021年1月11日をもってCBCラジオのAMステレオ放送は終了していました。
 ・いつもはAM放送は聞かないので、この件は全く知りませんでした。
 ・CBCラジオの撤退であとAMステレオ放送を続けているのは全国で3局のみとか、、
  ・ニッポン放送、ラジオ大阪、和歌山放送
 ・残った局も次の放送設備更新時に順次消えてゆくのでしょうね。
 ・もうAMステレオインジケーターが点灯することはないのか、、
 ・そう思うとちょっぴり寂しい気分、、(どうせ聞かないくせに、、)

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・外観と同様に内部もとてもきれいな状態、金属部品が輝いています。

Sa5es20Sa5es21Sa5es22Sa5es23Sa5es24
Sa5es25Sa5es26Sa5es27Sa5es28Sa5es29

■調整記録-------------------------------------------------------------

【FM同調点調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・IC251(LA1235)7pin~10pin間電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT251調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測-310mV
【VT電圧調整】
 ・フロントエンド内JW8 電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・90MHz → L104調整 → 21.0V±0.2V ※調整前実測21.3V
 ・76MHz → 確認のみ → 8.0V±1.0V ※調整前実測 7.5V
【トラッキング調整】
 ・IF BAND = NARROW
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・90MHz受信 → CT101,CT102,CT103 → 電圧最大
 ・76MHz受信 → L101,L102,L103 → 電圧最大
【PLL検波調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・TP201を短絡 ※これによってIF回路をバイパス
 ・TP271 電圧計セット
 ・IFT272調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測-336mV
 ・CT271調整 → 歪最小 ※WaveSpectraにて波形確認
 ・TP201を開放
【Narrow Gain調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・83MHz,60dB受信 → 電圧記録
 ・IF BAND = NARROW
 ・83MHz,60dB受信 → RV203調整 → 同じ電圧に
【IF歪調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・RV201、RV202 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力40dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 → 電圧最大
 ・SSG出力40dBステレオ信号送信
  ・IFT202調整 → 電圧最大
  ・IFT101調整 → 電圧最大 ※IFT101フロントエンド内
 ・RV201、RV202 回転範囲の中央位置に回す
 ・SSG出力80dBモノラル信号送信
  ・IFT203調整 → 歪最小へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204調整 → 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・SSG83MHz 出力20dB
 ・RV251調整 → ステレオインジケータ点灯
【MUTINGレベル調整】
 ・IF BAND = WIDE
  ・MUTING = ON
  ・SSG83MHz 出力25dB
  ・RV252調整 → MUTING調整
 ・IF BAND = NARROW
  ・RV203調整 → MUTING調整
【Sメーター調整】
 ・RV241調整 ★最大位置でも点灯レベルが低め?
【パイロットキャンセル】
 ・RV303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RV301 R→L ※調整後実測56dB
 ・RV302 L→R ※調整後実測58dB
【CAL TONE】
 ・Peak Level-4.5dB 440Hzの波形が出ていました。
【AM調整】
 ・RV401 Sメーター調整
 ・RV402 AUTOSTOP調整

Sa5es00

■修理記録:FMシグナルレベルが低い-------------------------------------

 ・上記受信調整によって受信感度は向上しました、、でもちょっと物足りない?
 ・試しにフロントエンドのRFアンプとミキサーを新品交換してみました。
  ・Q101/2SK241/RF AMP
  ・Q102/3SK122/FM MIX
 ・LA1235-13pin で測定するSメーター電圧が少し上昇しました。
 ・でも劇的は変化はなかったです。交換後の状態にしておきます。

Sa5es40Sa5es41Sa5es43Sa5es44Sa5es45

■試聴-----------------------------------------------------------------

 ・中身はST-S333ESJと同じ、でも外観の印象がかなり違います。
 ・シャンパンゴールド仕様とブラック仕様、この選択は迷いますね。

Sa5es04

2021年12月 5日 (日)

KENWOOD KT-2020 修理調整記録3

 ・2021年9月、KT-2020の故障機が届きました。
 ・表示部の輝度劣化がひどく、ほとんど見えない状態だそうです。
 ・さて、どんな状態でしょうか?

Kt202004_20211205131001

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-2020 ¥74,800(1984年頃)
 ・オーディオ懐古録 KENWOOD KT-2020 ¥74,800
 ・輸出機 KENWOOD KT-990SD

Kt202002_20211205130801Kt202008

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示部は点灯するが確かにとても暗い状態。
 ・周波数の数字がかろうじて判読できるレベル
 ・インジケーターの点灯も輝度が低い
 ・この状態でオート選局を実行すると-0.1MHzの周波数で受信OK
 ・STEREOインジケーターの輝度も低いが微かに赤く点灯することを確認
 ・適当なAMループアンテナで名古屋地区のAM放送を受信

Kt202021

 ・原始的な方法ですがボディを優しく叩いてみると、、
 ・表示部の輝度が明るくなったり暗くなったりします。
 ・これはFL管の寿命ではなく基板の接触不良、ハンダ不良が怪しそう?
 ・まずは表示部の修理から着手。

■修理記録:FL管ハンダ修正----------------------------------------------

 ・KT-2020の基板は2階建て構造です。
 ・その2階基板とFL管を載せた基板が繋がっています。
 ・まずフロントパネルを分解し、2階基板に繋がるコネクタを外す。
 ・2階基板とFL管を載せた基板が一緒に取り外せます。
 ・FL管との接合部のハンダをルーペで詳細点検。
 ・明らかなハンダクラックは無いものの、全体にハンダが少なく痩せている印象。
 ・接合部のすべてのハンダ箇所を盛り直して処置完了
 ・組み立て直して電源オン、、FL管の輝度が復活しました!
 ・FL管表面や窓裏側も磨いたので表示部が美しく点灯します。
 ・ボディを軽く叩いても大丈夫です。

Kt202022Kt202023Kt202028Kt202031Kt202032

■修理記録:電源部電解コンデンサー交換--------------------------------

 ・電源基板で頭から粉を吹いた電解コンデンサー発見
 ・電圧に異常ないですが念のために交換しておきました。
 ・C14 1000uF/25v → 1000uF/50v
 ・C13 2200uF/25v → 2200uF/35v

Kt202040Kt202041

■動作確認(再)------------------------------------------------------

 ・表示部が明るく点灯するようになったのでもう一度動作確認のやり直し。
 ・オート選局上り方向、下り方向ともに-0.1MHzの周波数ズレでFM局を受信
 ・シグナルインジケーター点灯、STEREOランプ点灯
 ・LOCAL/DISTANCE切換OK、WIDE/NARROW切換OK、REC CALトーンOK
 ・AMはオート選局で名古屋地区のAM局を受信OK
 ・あとは再調整で復活することを祈ります。

■調整記録------------------------------------------------------------

Kt202050

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・当初はFL管の劣化寿命かと思いましたが復活できてよかったです。
 ・周波数ズレも解消し再調整によって良い性能を取り戻したと思います。
 ・まだまだ活躍してくれそうです。

Kt202003_20211205131001

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