フォト
2026年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

チューナー関連リンク

« SONY ST-S333ESXII 理調整記録12 | トップページ | SONY ST-S555ES »

2022年5月 8日 (日)

SONY ST-S333ESG 修理調整記録8

 ・2022年3月、約4年前に修理した333ESGが戻ってきました。
 ・最近、受信感度がかなり低くなってきたそうです。
 ・以下、作業記録です。

Esg04

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S333ESG ¥49,800(1989年発売)
 ・1987年10月発行「SONY ES テクノロジーカタログ」

Esg02Esg09

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示部点灯。文字欠けや輝度劣化は感じられない。
 ・IF BANDやRF切換などボタン操作に応じてインジケーター点灯OK。
 ・オート選局で名古屋地区のFM局を受信できました。
 ・周波数ズレなし、STEREOランプ、機能切換スイッチOK
 ・ただシグナルインジケーターの点灯レベルが低い、というか弱い。
 ・付属のAMループアンテナで名古屋地区のAM局をテスト受信。
 ・AMはオート選局で受信OK。

Esg05

■内部点検------------------------------------------------------------

 ・シグナルインジケーター点灯レベル調整 → RV241
 ・RV241を最大回してもインジケーターは半分程度しか点灯しない。
 ・メーター回路の問題ではなく、受信感度自体が落ちているようです。

■調整記録------------------------------------------------------------

【FM同調点調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・IC251(LA1235)7pin~10pin間電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT251調整 → 電圧ゼロ
【VT電圧調整】
 ・フロントエンド内JW8 電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・90MHz → L104調整 → 21.0V±0.2V ※調整前実測21.1V
 ・76MHz → 確認のみ → 8.0V±1.0V ※調整前実測 8.1V
【トラッキング調整】
 ・IF BAND = NARROW
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・90MHz受信 → CT101,CT102,CT103 → 電圧最大
 ・76MHz受信 → L101,L102,L103 → 電圧最大
 ★CT101,102,103の反応が過敏で最大値が定まらない
 ★最大電圧が2.5v程度とかなり低い。本来は5v以上あるはず。
【PLL検波調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・TP201を短絡 ※これによってIF回路をパス
 ・TP271 電圧計セット
 ・IFT272調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測+4.2V
 ・CT271調整 → 歪最小 ※Wavespectraにて波形確認
 ・TP201を開放
 ★CT27を回すと激しい雑音が発生する
【IF歪調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・RV201、RV202 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力40dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 → 電圧最大
 ・SSG出力40dBステレオ信号送信
  ・IFT202調整 → 電圧最大
  ・IFT101調整 → 電圧最大 ※IFT101フロントエンド内
 ・RV201、RV202 回転範囲の中央位置に回す
 ・SSG出力80dBモノラル信号送信
  ・IFT203調整 → 歪最小へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204調整 → 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・SSG83MHz 出力20dB
 ・RV251調整 → ステレオインジケータ点灯
【MUTINGレベル調整】
 ・IF BAND = WIDE
  ・MUTING = ON
  ・SSG83MHz 出力25dB
  ・RV252調整 → MUTING調整
【IF NARROWゲイン調整】
 ・IF BAND = NARROW
  ・RV203調整 → NARROWゲイン調整
【Sメーター調整】
 ・RV241調整
【パイロットキャンセル】
 ・RV303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RV301 R→L ※調整後実測64dB
 ・RV302 L→R ※調整後実測68dB
【CAL TONE】
 ・Peak Level-6dB 398Hzの波形が出ていました。
【AM調整】
 ・RV401 Sメーター調整
 ・RV402 AUTOSTOP調整

■修理記録:上記調整過程で気になった箇所-----------------------------

 ★CT101,102,103の反応が過敏で最大値が定まらない
 ★最大電圧が2.5v程度とかなり低い。本来は5v以上あるはず。
  → CT101,CT102,CT103(10pF)→ Panasonic製 10PF
  → 交換後の調整で電圧最大値がビシッと決まりました。
  → 調整時の最大電圧が5v以上を示すようになった
  → シグナルインジケーターが全灯するようになった
 ★CT27を回すと激しい雑音が発生する
  → 繰り返しグリグリ回してもノイズは解消しない
  → 新しいトリマコンデンサ(20pF)に交換しました

Esg30Esg31Esg32Esg33Esg34
Esg35Esg36Esg37Esg38S707x59_20220508120101

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・上記修理作業後にもう一度調整作業をやり直しました。
 ・FM/AMとも気持ちよく受信できています。
 ・先日も333ESJでフロントエンドのトリマコンデンサを全交換しました。
 ・そろそろ部品の寿命が尽きてくる頃みたいです。
 ・MURATA製トリマコンデンサ(青色10pF)は既に入手不可みたいです。
 ・秋月電子では代替品(白色10pF)が入手可能。
 ・最近よく使っているPanasonic製(ECV1ZW10X53T (10pF) は鈴商で入手可能。

Esg06

« SONY ST-S333ESXII 理調整記録12 | トップページ | SONY ST-S555ES »

ピュアオーディオ」カテゴリの記事

コメント

30年来愛用してきたSONY ST-S333ESGが不調に陥りました。復旧したくて色々調べているうちに、当サイトに辿り着きました。
当方の愛機の症状は、しばらく使用していると音量が次第に低下。感度も落ちてくるようにも思います。はては、パネル表示が全部消灯したりします。諦めて、お蔵入りさせていたのですが、久しぶりに電源を投入してみるとしばらくは使用できるたりもします。本機の音色に慣れ親しんでおり愛着があり、なんとか復活させたいのですが、修理・調整をお願いすることはできませんでしょうか?

初めまして。福井の松宮と申します。チューナーの修理調整をご自分のスキルアップの為にされていると言う記事を拝見いたしまして,ご連絡をさせて頂きました。機種はSONY ST-S333ESA (’92.12月購入)で,症状は受信感度の低下と周波数表示が同調点とわずかにズレています。現在まで,修理履歴はなく,数年前にメモリー用のキャパシターをメーカーより取り寄せ,自分で交換しております。FMエアチェックファンとしてチューナーの性能低下に大変弱っております。何とか修理が出来るのなら修理して頂いて少しでも長く愛用して行きたいと願っています。勝手なお願いですがどうかよろしくお願い致します。ご連絡をお待ちしております。

初めまして神奈川県藤沢市の野中と申します。SONY ST-S333ESG不具合で悩んでおります。症状はFMで受信周波数表示が少しズレた所で辛うじて受信する感じになりさらにノイズが多くなりました。突然発生した為にアンテナの不調かと思いましたが当サイトを拝見して同調点ズレなどかもと思いました。メモリーは随分と前かできなくなっておりました。スイッチ類の操作は全て問題なく切り替わる感じです。元々中古で手に入れて楽しんでおりましたが、もし修理できるならば引き続き使用したいと考えております。最悪修理不可能になってもダメ元と思っておりますので問題ありません。スキルアップのお役に立つのであればそれも良いと思っております。どうぞよろしくお願い致します。ご連絡をお待ちしております。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« SONY ST-S333ESXII 理調整記録12 | トップページ | SONY ST-S555ES »