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2022年6月の記事

2022年6月26日 (日)

ONKYO T-425AT 修理調整記録2

 ・2022年3月、ONKYO T-425ATの故障機が届きました。
 ・MONOでは受信できるがSTEREO受信が不可だそうです。
 ・以下、作業記録です。

T425at07

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-425AT ¥49,800(1998年頃)
 ・Hifi Engine Onkyo T-4711 Synthesized AM/FM Stereo Tuner (1996-99)

T425at02T425at13

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・シャンパンゴールドのボディが美しい。
 ・電源コードを接続すると内部でリレー作動音が聞こえる。
 ・通電と同時に表示部は「0:00」が点滅する。
 ・背面にスイッチ連動サービスコンセント3個あり。
 ・時刻設定はパスして電源スイッチオン、オレンジ色の表示部が点灯。
 ・FM周波数は下三桁まで表示。例えば82.5MHzのNHK-FM → 82.500MHz
 ・オート選局モードで名古屋地区のFM放送局を受信。
 ・ただSTEREOランプが点灯しない、実際のSTEREO感もない。
 ・IF BAND切替(Normal/Narrow)OK。
 ・選局モードは3種類。オート選局、プリセット選局、ファイン選局。
 ・ファイン選局(Fine Tuning)モードにすると0.025MHz単位で周波数が変化する。
 ・例:82.450MHz → 82.475MHz → [82.500MHz] ← 82.525MHz ← 82.550MHz
 ・AM放送は適当なループアンテナで受信確認。
 ・名古屋地区のAM局を受信できました。AMステレオ対応機ですが、、
 ・残念なことに中部日本放送(CBC 1053kHz)のAMステレオ放送は終了しています。
 ・AM受信中にSTEREOランプが点灯するかはもはや確認不能。

T425at03T425at04T425at05T425at09T425at10

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・金属シールドに納まった5連バリキャップのフロントエンド。
 ・Normal(Wide)/Narrow切り替え式IF回路
 ・LA1235 クアドラチュア検波
 ・LA3401 PLL MPX
 ・LA1266 FM IF Amp AM Tuner
 ・MC13028AP AM STEREO

T425at20T425at21T425at22T425at23T425at24
T425at25T425at26T425at27T425at28T425at29

■時計設定方法--------------------------------------------------------

 ・電源プラグをコンセントに差し込む
 ・「0:00」点滅開始
 ・「MEMORY」ボタンを押す → 曜日が点滅
 ・「PRESET/TUNING」ダイヤルを回して曜日を設定する
 ・「MEMORY」ボタンを押す → 時刻が点滅
 ・「PRESET/TUNING」ダイヤルを回して時刻を設定する
 ・「MEMORY」ボタンを押す → 時計スタート
 ・タイマー機能を設定するにはリモコンが必要

■調整記録------------------------------------------------------------

T425at00

【VT電圧調整】
 ・P004 電圧計セット
 ・90MHz C026調整 → 24.0V ※調整前実測22.6V
 ・76MHz L006調整 → 4.0V ※調整前実測 3.8V
【FM同調点調整】
 ・P101 電圧計セット
 ・83MHz受信 → L101調整 → DC電圧ゼロ ※調整前実測524mV
【FMトラッキング調整】
 ・P102 電圧計セット
 ・76MHz L001,L002,L003,L004調整 → 電圧最大
 ・90MHz C002,C008,C011,C014調整 → 電圧最大
 ・83MHz L005,L007調整 → 電圧最大
【FM検波調整】
 ・P101 電圧計セット
 ・音声出力をWaveSpectraで確認
 ・83MHz受信 → L101調整 → DC電圧ゼロ ※再確認
 ・83MHz受信 → L102調整 → 高調波歪最小
【セパレーション調整】
 ・IF BAND=Normal
 ・83MHz ST信号 → R201調整 → 漏れ信号最小
 ・IF BAND=Narrow
 ・83MHz ST信号 → R202調整 → 漏れ信号最小
【Sメーター調整】
 ・本体正面 DISPLAYボタン長押し → 電波強度dB表示
 ・83MHz 50dB受信 → R102調整 → 表示が50dB付近を示すように調整
 ・83MHz 99dB受信 → R191調整 → 表示が99dB付近を示すように調整
 ※あくまで参考程度、厳密な調整は困難
【MUTINGレベル調整】
 ・83MHz 20dB受信 → R101調整 → MUTING作動位置へ
【AM調整】
 ・P004 電圧計セット
 ・522kHz → L151(黒)調整 → VT電圧 2.4V
 ・ 729kHz(NHK)受信 → L151(黄)調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz(CBC)受信 → L152調整 → Sメーター最大
 ・R151調整 → 電波強度dB表示調整

T425at

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・製造から約25年、さすがに調整箇所はズレますね。
 ・でも外観からはオールド感を全く感じません。
 ・キチンと調整すればまだまだ使える機種でした。

T425at06

2022年6月19日 (日)

Technics ST-S7A

 ・2022年5月、薄型チューナーの故障機が届きました。
 ・表示部に「76.1」と表示するだけで操作不能だそうです。
 ・さて、直せるのか??

Sts7a08

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Technics ST-S7A ¥54,800(1983年発売)
 ・Hifi engine Technics ST-S707 AM/FM Stereo Tuner (1983-85)
 ・グッドデザイン賞 1983 商品デザイン部門

Sts7a01Sts7a16

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・高さ54mm、奥行き245mm、薄型かつ奥行きも小さなコンパクトサイズです。
 ・さすがグッドデザイン賞受賞機。
 ・FMアンテナを同軸ケーブル経由F型端子で接続。
 ・電源オン、、しかし表示部に「76.1MHz」と薄く表示されるだけ。
 ・周波数のUP/DOWNボタンを押しても反応しない、周波数が変化しない
 ・一方AM切換ボタンを押すとAM周波数が明るく点灯。
 ・UP/DOWNボタンでAM周波数が操作可能、実際にAM放送の受信も可能
 ・REC CALトーン は信号音が聞こえる
 ・問題は電源回路か、FM受信回路か、それとも、、??

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントエンド:5連バリキャップ、ディスクリート構成
 ・IF切換は Normal / Super narrow の2段階
 ・IC101:uPC1018C / AM FM IF Amplifier
 ・IC102:uPC1167C / FM Det
 ・IC301:AN7471S / FM Stereo Multiplex Demodulator(※基板面)
 ・IC901:uPD1707G / MICROCONTROLLER WITH PLL(※基板面)
 ・底面には点検口がありません。基板面を見るには分解する必要あり。
 ・ゴールドキャパシタ(2.3v/3.3F)×2個が足元から粉を噴いている。
 ・電源回路の電解コンデンサが黒く煤けた感じ。
 ・海外機ST-S707回路図と比較するとフロントエンドの造りに違いがありました。
 ・国内機=ディスクリート、海外機=モジュール
 ・それ以外はほぼ同じと思います。部品番号も同じでした。

Sts7a20Sts7a21Sts7a25Sts7a26Sts7a27
Sts7a28Sts7a29Sts7a30Sts7a31Sts7a33
Sts7a41Sts7a42Sts7a43

■修理記録:電源回路修理、キャパシタ交換------------------------------

 ・電源回路の規定電圧確認
  →+14.7v → +14.5v 〇
  →+ 5.7v → + 3.2v ★→ +5v系に異常ありそう
  →-31.8v → -30.5v 〇
 ・+5v系 Q701(2SC1815)の各電圧が微妙に低い?
  →Q701(2SC1815)-E +3.2v(規定値5.7v)★
  →Q701(2SC1815)-C +8.0v(規定値8.9v)★
  →Q701(2SC1815)-B +4.4v(規定値6.4v)★
 ・Q701(2SC1815)とその上流側の電解コンデンサを一気に交換。
 ・底面に点検口が無いので部品交換は基板を取り外す必要があります。
 ・交換しながらの動作チェックできないので交換作業は一気に進めました。
 ・ついでに粉を噴いたゴールドキャパシタも交換しました。
  →Q701 2SC1815GR → 2SC1815GR
  →C702 470uF/25v → 470uF/25v
  →C703 1000uF/16v → 1000uF/25v
  →C711 100uF/10v → 100uF/25v
  →C712 470uF/25v → 470uF/25v
  →C714 330uF/16v → 330uf/25v
  →C507 10uF/16v → 10uf/50v
  →C508 0.47uF/50v → 0.47uF/50v
  →C907,908 3.3F/2.3v → 1F/5.5v
 ・基板を組み立て直して電源オン!
 ・FM周波数がクリアに表示されUP/DOWNボタンで操作できるようになりました。
 ・FM放送受信OK、STEREOインジケーターも点灯します。
 ・電源部の電圧再チェック
  →Q701(2SC1815)-E 5.6v(規定値5.7v)〇
  →Q701(2SC1815)-C 9.0v(規定値8.9v)〇
  →Q701(2SC1815)-B 6.5v(規定値6.4v)〇
 ・取り外した部品を確認したところ故障部品は C703 1000uF/16v でした。

Sts7a40Sts7a34Sts7a46Sts7a33_20220619092801Sts7a48

■調整記録------------------------------------------------------------

Sts7a00

【FM TP電圧調整】
 ・TP1~GND → 電圧計セット 
 ・76.1MHz → L7調整 → 2.9v
 ・89.9MHz → CT1調整 → 11.3v
【FM同調点調整】
 ・TP101~TP102 → 電圧計セット
 ・83.0MHz受信 → T101調整 → 電圧0.0v
【RF調整】
 ・IC102:uPC1167C-13pin → 電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・83.0MHz受信 → L1,L2,L4,L5調整 → 電圧最大
 ・83.0MHz受信 → T1調整 → 電圧最大
【Sメーター調整】
 ・本体スイッチでシグナル強度表示に切換
 ・VR501調整 → dB表示設定
【検波調整】
 ・TP101~TP102 → 電圧計セット
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz受信 → T101調整 → 電圧0.0v
 ・83.0MHz受信 → T102調整 → 高調波歪最小
【VCO調整】
 ・TP301 → 周波数カウンタ接続
 ・83.0MHz → VR301調整 → 19.00kHz
【Pilotキャンセル調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz → L301調整 → 19kHz成分最小 ※左右バランス注意
【STEREO歪調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz → T1調整 → 高調波歪最小 ※左右バランス注意
【セパレーション調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz → VR302調整 → Lch漏れ信号最小
 ・83.0MHz → VR303調整 → Rch漏れ信号最小
【AM VT電圧調整】
 ・TP202(C202前足)→ 電圧計セット
 ・ 522kHz → L203調整 → 1.0v
 ・1611kHz → 6.9v 確認のみ
【AM受信調整】
 ・ 729kHz受信 → L202調整 → 最適位置
 ・1332kHz受信 → CT201調整 → 最適位置

Sts7a60

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・一般的にはWIDE/NARROWの選択ですが本機では NORMAL/SUPER NARROW です。
 ・オート選局で同調するときIFモードが自動選択されます。
 ・シグナル強度はdB値で表示、テストトーンは周波数表示。
 ・フロントパネル、メモリボタンの錆を落とせば完全復活です。

Sts7a03Sts7a04Sts7a05Sts7a06Sts7a07
Sts7a10

2022年6月12日 (日)

LUXMAN T-400

 ・2022年4月、初めて見る薄型小型のシンセ機が届きました。
 ・事前情報によるとAM放送が全く受信できないそうです。
 ・さて、直せるでしょうか?

T40003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 LUXMAN T-400 ¥49,000(1982年12月発売)
 ・Hifi Engine LUXMAN T-400 Frequency Synthesized Stereo Tuner (1982)

T40002T40012

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・本体幅45cm、奥行きは僅か23cm、重量3Kgの小型軽量薄型ボディです。
 ・周波数を示す数字が水色で斜体フォント、ちょっとお洒落な感じ。
 ・FMアンテナ端子は300Ωのみ、これは残念。
 ・さて電源とアンテナ線を接続して動作確認開始。
 ・オート選局機能なし、UP/DOWNボタンを連打するタイプです。
 ・名古屋地区のFM局を受信しようとすると-0.1MHzの周波数で最適受信。
 ・STEREOインジケーター点灯しない、実際のステレオ感もない
 ・MUTINGオンにすると受信不可、テストトーンOK
 ・同梱されたAMループアンテナで名古屋地区のAM局の受信テスト
 ・ただしAMは全く受信できない。ザーという局間ノイズも聞こえない
 ・FMは調整ズレ、AMはどこかの故障ですね。

T40004T40005T40006T40009T40010

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・4連バリキャップの小型FMフロントエンド
 ・LA1235 FM IF System
 ・HA12013 FM Stereo MPX Decorder
 ・LA1245 AM Tuner
 ・仮調整(検波調整)によって周波数ズレ解消
 ・仮調整(VCO 調整)によってSTEREOインジケーター点灯
 ・FM受信回路は問題なさそうですがAM受信はNG。

T40020T40021T40022T40023T40025
T40026T40027T40029T40030T40031
T40032T40033T40034T40035T40036

■修理記録:AM放送が受信できない--------------------------------------

 ・CP104 AM VT電圧確認 → 本来は +1.2v/522kHz ~ +8.4v/1611kHz で変化するはず
 ・ところが +24.5v を示したまま 522kHz~1611kHz区間で電圧が全く変化しない
  →OSCが発振していないと思ってトリマコンデンサー(赤色20pF)交換
  →CT202(赤色20pF)→ 新品20pF ※しかし効果なし
  →LA1245 14pin(Vcc)電圧確認 → 何と0v ※LA1245が動作していないことが判明
  →+12v系統の電源ラインを調査 ※先に調査するべきでした
  →C224(100iF/16v)の内部短絡を発見 → 新品(100uF/25v)交換
  →LA1245 14pin(Vcc)電圧 → 1.3vに上昇 ※しかしまだ低い、、
  →さらに +12v系統の電源ラインを調査
  →Q202(2SA1015Y)→ 2SA1015GR 交換 ※効果なし
  →Q203,Q204.Q205(2SC1815Y)→ 2SC1815GR 交換 ※効果なし
  →その他AM回路の電解コンデンサを何個か交換するも効果なし??
 ・調査を進めるうちMUTING回路で抵抗と化した C136(10uF/16v) を発見!
 ・これを新品 10uF/25vに交換 → 当り!!
 ・LA1245 14pin(Vcc)電圧 → 12vに上昇 ※AM VT電圧が出現した!
 ・後述の受信調整でAM局を正常受信できるようになりました。
 ・不調原因は電源系統の電解コンデンサ2個(C224,C136)の劣化でした。

T40039T40040T40051T40052T40054

■調整記録------------------------------------------------------------

【FM VT電圧調整】
 ・フロントエンド後ろ側 B2端子 → 電圧計セット
 ・76.1MHz → L4調整 → 3.0v
 ・89.9MHz → CT4調整 → 21.0v
【FMフロントエンド調整】
 ・LA1235-13pin → 電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・76.1MHz受信 → L3,L2,L1調整 → 電圧最大
 ・89.9MHz受信 → CT3,CT2,CT1調整 → 電圧最大
 ・83.0MHz受信 → T1調整 → 電圧最大
【検波調整】
 ・CP101,CP102 → 電圧計セット※Tメーター電圧
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz受信 → L101(右コア)調整 → 電圧ゼロ
 ・83MHz受信 → L101(左コア)調整 → 高調波歪最小
【Sメーター調整】
 ・83.0MHz40dB受信 → VR101調整 → シグナルインジケーター全灯
【VCO調整】
 ・CP103 → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz無変調受信 → VR102調整 → 76kHz
【セパレーション調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz L/R 受信 → VR103調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【Test Tone調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHzST受信 → 信号レベル記録
 ・Test Tone オン → VR501調整 → -6dBに設定 ※512Hz
【AM VT電圧調整】
 ・CP104 → 電圧計セット
 ・ 522kHz → L202 調整 → 1.2v
 ・1611kHz → CT202調整 → 8.4v
【AM受信調整】
 ・LA1245-16pin → 電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・ 729kHz(NHK )→ L204 調整 → 電圧最大
 ・1332kHz(東海)→ CT204調整 → 電圧最大
 ・1053kHz(CBC )→ L205,L206調整 → 電圧最大
【AM Sメーター調整】
 ・VR201調整 → お好みで

T40000

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・オート選局機能がないのが残念ですがプリセット登録すれば実用上問題なし
 ・斜体で表示される青白い周波数表示がお洒落です。

T40008_20220612090501T40007

2022年6月 5日 (日)

PIONEER TX-810 修理調整記録2

 ・2022年4月、TX-810の故障品を入手しました。
 ・この機種に関しては10年前の拙い記録しか残っていません。
 ・今回はキチンと記録を残します。

Tx81004

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 PIONEER TX-810 ¥53,000(1973年頃)
 ・Hifi Engine PIONEER TX-8100 AM/FM Stereo Tuner (1973-75)
 ・Hifi Engine PIONEER TX-7100 AM/FM Stereo Tuner (1973-75)
 ・PIONEER総合カタログ 1974年1月版
 ※ネット検索で入手できるTX-8100回路図は解像度が粗いです。
 ※共通部分が多いTX-7100回路図が見やすくて役に立ちます。

Tx81002Tx81015

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルはとてもキレイで目立つ傷はない。
 ・ウッドボディも木目に艶があって美しい。
 ・背面パネルのAMバーアンテナの台座部品が破損。
 ・破損個所は修理済みだがちょっと緩いためAMバーアンテナが安定しない。
 ・周波数窓照明の左端がやや暗い。Sメーターランプが点灯しない。
 ・FM/AMインジケーターランプ点灯、指針も橙色に光る。
 ・名古屋地区のFM局を受信するとSTEREOランプ点灯。。
 ・ミューティング動作OK、可変レベル調整にガリあり。
 ・AMは背面バーアンテナで受信OK
 ・照明電球が切れている以外は大きな問題はなさそう。

Tx81008Tx81009Tx81010Tx81011Tx81012

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM4連AM3連バリコン搭載フロントエンド
 ・HA1137
 ・HA1142
 ・HA1138

Tx81020Tx81021Tx81022Tx81023Tx81024
Tx81025Tx81026Tx81027Tx81028Tx81029
Tx81030Tx81031Ha1137Ha1138Ha1142

■修理記録:照明電球交換----------------------------------------------

 ・ヒューズ型電球 8V/0.3A
 ・周波数窓照明左端×1個、Sメーター照明電球×1個
 ・最近はLED化改造の流れですが、、
 ・ジャンク機から取り出した予備電球を大量に確保しているので再利用します。

Tx81041Tx81042Tx81044Tx81051Tx81053

■修理記録:ヘッドホン基板の電解コンデンサ交換------------------------

 ・ヘッドホン基板の電解コンデンサの劣化が気になります。
 ・頭が飛び出た状態、スリーブが後退した状態です。
 ・前回1号機も全く同じ状態でした。
 ・全5個の電解コンデンサを交換しました。

■調整記録------------------------------------------------------------

Tx81000

【Tメーター調整】
 ・電波を受信しない状態 → T6下段コア調整 → Tメーター中点
【FM OSC調整】
 ・指針を76MHz位置にセット
 ・76MHz受信 → T4調整 → Sメーター最大
 ・指針を90MHz位置にセット
 ・90MHz受信 → TC4調整 → Sメーター最大
【FM RF調整】
 ・76MHz受信 → T1,T2,T3調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TC1,TC2,TC3調整 → Sメーター最大
 ・83MHz受信 → T5調整 → Sメーター最大
【Sメーター振れ具合調整】
 ・83MHz,70dB受信 → VR4調整 → Sメーター
【検波調整】
 ・固定出力 → WaveSpectra接続 
 ・83MHz受信 → T6下段コア調整 → Tメーター中点 ※確認のみ
 ・83MHz受信 → T6上段コア調整 → 高調波歪最小
【SUB調整】
 ・固定出力 → WaveSpectra接続 
 ・83MHz,SUB信号受信 → T8調整 → Lchレベル最大
【セパレーション調整】
 ・固定出力 → WaveSpectra接続 
 ・83MHz,L/R信号受信 → VR1調整 → 反対ch漏れ信号最小
【AM調整】
 ・ 600kHz受信 → T10,T9,バーアンテナ内コア調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → TC6,TC7,TC5調整 → Sメーター最大
【AM GAIN調整C】
 ・たぶん HA1138 への入力レベル調整。
 ・AM放送を聞きながらVR2調整 → 歪まない程度に
【AM OUTPUT LEVEL調整】
 ・FM/AMが同音量になるようAM側出力を調整か?
 ・FM/AMを聞きながらVR3調整 → 適当に

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・1973年製とすれば、何と!もうすぐ50歳!
 ・その割には外観はきれいでFM/AMとも快調に受信できます。
 ・照明に映える周波数窓が何とも美しい!

Tx81003

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