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2022年6月 5日 (日)

PIONEER TX-810 修理調整記録2

 ・2022年4月、TX-810の故障品を入手しました。
 ・この機種に関しては10年前の拙い記録しか残っていません。
 ・今回はキチンと記録を残します。

Tx81004

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 PIONEER TX-810 ¥53,000(1973年頃)
 ・Hifi Engine PIONEER TX-8100 AM/FM Stereo Tuner (1973-75)
 ・Hifi Engine PIONEER TX-7100 AM/FM Stereo Tuner (1973-75)
 ・PIONEER総合カタログ 1974年1月版
 ※ネット検索で入手できるTX-8100回路図は解像度が粗いです。
 ※共通部分が多いTX-7100回路図が見やすくて役に立ちます。

Tx81002Tx81015

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルはとてもキレイで目立つ傷はない。
 ・ウッドボディも木目に艶があって美しい。
 ・背面パネルのAMバーアンテナの台座部品が破損。
 ・破損個所は修理済みだがちょっと緩いためAMバーアンテナが安定しない。
 ・周波数窓照明の左端がやや暗い。Sメーターランプが点灯しない。
 ・FM/AMインジケーターランプ点灯、指針も橙色に光る。
 ・名古屋地区のFM局を受信するとSTEREOランプ点灯。。
 ・ミューティング動作OK、可変レベル調整にガリあり。
 ・AMは背面バーアンテナで受信OK
 ・照明電球が切れている以外は大きな問題はなさそう。

Tx81008Tx81009Tx81010Tx81011Tx81012

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM4連AM3連バリコン搭載フロントエンド
 ・HA1137
 ・HA1142
 ・HA1138

Tx81020Tx81021Tx81022Tx81023Tx81024
Tx81025Tx81026Tx81027Tx81028Tx81029
Tx81030Tx81031Ha1137Ha1138Ha1142

■修理記録:照明電球交換----------------------------------------------

 ・ヒューズ型電球 8V/0.3A
 ・周波数窓照明左端×1個、Sメーター照明電球×1個
 ・最近はLED化改造の流れですが、、
 ・ジャンク機から取り出した予備電球を大量に確保しているので再利用します。

Tx81041Tx81042Tx81044Tx81051Tx81053

■修理記録:ヘッドホン基板の電解コンデンサ交換------------------------

 ・ヘッドホン基板の電解コンデンサの劣化が気になります。
 ・頭が飛び出た状態、スリーブが後退した状態です。
 ・前回1号機も全く同じ状態でした。
 ・全5個の電解コンデンサを交換しました。

■調整記録------------------------------------------------------------

Tx81000

【Tメーター調整】
 ・電波を受信しない状態 → T6下段コア調整 → Tメーター中点
【FM OSC調整】
 ・指針を76MHz位置にセット
 ・76MHz受信 → T4調整 → Sメーター最大
 ・指針を90MHz位置にセット
 ・90MHz受信 → TC4調整 → Sメーター最大
【FM RF調整】
 ・76MHz受信 → T1,T2,T3調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TC1,TC2,TC3調整 → Sメーター最大
 ・83MHz受信 → T5調整 → Sメーター最大
【Sメーター振れ具合調整】
 ・83MHz,70dB受信 → VR4調整 → Sメーター
【検波調整】
 ・固定出力 → WaveSpectra接続 
 ・83MHz受信 → T6下段コア調整 → Tメーター中点 ※確認のみ
 ・83MHz受信 → T6上段コア調整 → 高調波歪最小
【SUB調整】
 ・固定出力 → WaveSpectra接続 
 ・83MHz,SUB信号受信 → T8調整 → Lchレベル最大
【セパレーション調整】
 ・固定出力 → WaveSpectra接続 
 ・83MHz,L/R信号受信 → VR1調整 → 反対ch漏れ信号最小
【AM調整】
 ・ 600kHz受信 → T10,T9,バーアンテナ内コア調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → TC6,TC7,TC5調整 → Sメーター最大
【AM GAIN調整C】
 ・たぶん HA1138 への入力レベル調整。
 ・AM放送を聞きながらVR2調整 → 歪まない程度に
【AM OUTPUT LEVEL調整】
 ・FM/AMが同音量になるようAM側出力を調整か?
 ・FM/AMを聞きながらVR3調整 → 適当に

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・1973年製とすれば、何と!もうすぐ50歳!
 ・その割には外観はきれいでFM/AMとも快調に受信できます。
 ・照明に映える周波数窓が何とも美しい!

Tx81003

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コメント

はじめまして。主様はチューナー修理に精通されていらっしゃるようです。素晴らしいスキルとはいされます。修理依頼は可能ですか?当方ヤフオクでラックスマンT300Xを手に入れました。ステレオ受信以外は素晴らしい音で受信します。メーカーでは受け付けてくれました。

故障品を無償提供していただければ趣味で修理調整しています。
メーカーが修理を受け付けてくれるなら是非そちらにご依頼ください。
その方が安全安心確実だと思います。

御返事遅れました。
このチューナーはデザインはお気に入りです。
しかし、常用ではありません。パイオニアF120Dを使用しています。

よろしければ実験用であ預け致します。自身で調整用ドライバーでなんとかステレオ受信するようになりましたが?、なにせネットの情報だけをたよりに、測定器のありませんのでどうやら一番良かった受信状況(インジケーター上)からおおきく逸脱してしまい、、その後戻らずです。こわれたらそこまでのつもりで チューナー愛の強い主さまに調整お願いできませんか?お願いできたら幸甚です。

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