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2023年4月の記事

2023年4月30日 (日)

SONY ST-JX8 修理調整記録3

 ・2023年2月、ST-JX8の故障品が届きました
 ・FM/AMともに音が出ないそうです
 ・以下、作業記録です

Stjx803_20230430084901

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 SONY ST-JX8
 ・オーディオの足跡 SONY ST-JX8 ¥70,000(1981年発売)
 ・取扱説明書 日本語版、PDF形式

Stjx802_20230430085001 Stjx811_20230430085001

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル、ボディとも外観に目立つキズは無くとても綺麗
 ・さて、FMアンテナを接続して電源オン
 ・周波数表示が明るく点灯、輝度劣化や文字痩せなし
 ・早速オート選局で名古屋地区のFM局を受信しようとしたところ、
 ・全局とも放送周波数を素通りして受信不可、
 ・手動選局を試しても状態は同じで全く受信不可
 ・シグナルインジケーターは全く点灯しない
 ・REC CALトーンは正常に聞こえる
 ・AM放送も全く受信できない
 ・これは重症か??

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・ボディを開けてビックリ、部品が見えないほど大量のホコリが堆積
 ・放熱のための通風孔が天板に大量に開いているので仕方ないですね
 ・まずはエアーとブラシで内部の徹底清掃、ヤニ汚れが無いのが救いでした
 ・独立したフロントエンドユニット、レシオ検波
 ・LA1235:FM IF System
 ・uPC1223C:MPX System
 ・LA1245:AM Tuner System

Stjx800

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・電源系統のチェック、特にヒューズ抵抗確認 → 異常なし
 ・続いてTP(CV) でVT電圧確認
 ・本来なら76MHz → 8.0v、90MHz → 21.0v前後のはず
 ・ところがFM/AMともVT電圧が1.4vを示したまま変化しない
 ・原因究明のためまずはPLL回路の点検からスタート
 ・ST-JX8の回路図やサービスマニュアルは未入手ですがST-J75の資料が役立ちます
 ・PLL回路の部品番号(400番台 → 500番台)を読み替えればOK
 ・各ICやTRの規定電圧確認、信号の流れを確認、、でも故障個所が見当たらない

Stjx820_20230430085201 Stjx823 Stjx824 Stjx827_20230430085201 Stjx826_20230430085201

 ・IC501(CX778) → Q501(2SK30A) → Q502(2SC1362)
 ・調査の結果、RT501(102:G BIAS)の抵抗値が無限大、つまり断線状態でした
 ・これを同型同値の中古部品に交換したところTP(CV) にVT電圧が出現しました
 ・後述の調整作業でFM/AMとも受信できるようになりました
 ・RT501は見た目も回転フィーリングも問題ないのに、、壊れていました

■調整記録------------------------------------------------------------

Stjx830_20230430084901

【VT電圧確認】
 ・アンテナ入力なし
 ・TP-CV → 電圧計セット
 ・76MHz → L5調整 → 8.1V ※確認のみ
 ・90MHz → TC5調整 → 21.5V※確認のみ
【FM同調点調整】
 ・R228両端(IC201:LA1235横)電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT201調整 → 電圧0V±10mV ※実測-1.9V
【レシオ検波調整】
 ・TP-NULL~GND 電圧計セット
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz受信 → IFT202(黒:左)調整 → 電圧0V±10mV ※実測+0.8V
 ・83MHz受信 → IFT202(赤:右)調整 → 歪率最小
【フロントエンド調整】
 ・IC201:LA1235-13ピン(またはJW51)電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・83MHz受信 → CT1,CT2,T101,T102調整 → 電圧最大
  ※L101~L105がボンドで固められているので調整不可
  ※83MHzでCT1,CT2を合わせる方法で調整しました
【ミューティング調整】
 ・83MHz 20dB受信 → RT201調整 → 受信できる位置
【Sメータレベル調整】
 ・83MHz 80dB受信 → RT203調整 → Sメーター全点灯位置
【VCO調整】
 ・TP-76K(R307左足)~GND 周波数カウンタセット
 ・83MHz(無変調)→ RT302調整 → 76kHz
【パイロットキャンセル調整】
 ・音声出力 WaveSpectra接続
 ・83MHz(ST)→ RT301調整 → 19kHz漏れ信号最小
 ・83MHz(ST)→ L301調整 → 19kHz漏れ信号最小 ※左右バランス注意
【セパレーション調整】
 ・83MHz(ST-Lch)→ RT305調整 → Rch最小
 ・83MHz(ST-Rch)→ RT355調整 → Lch最小
【OUTPUTレベル調整】
 ・音声出力端子 TP62 AC電圧計セット
 ・83MHz(60dB)受信 → RT305調整 → Lch 0.775V
 ・音声出力端子 TP64 AC電圧計セット
 ・83MHz(60dB)受信 → RT306調整 → Rch 0.775V
【REC CAL調整】
 ・音声出力レベル測定
【AM VT電圧調整】
 ・CT401 CT402
 ・L401 バーアンテナ
 ・RT401(AM SIG)電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・IFT401、IFT402
 ・RT402(AM MUTE)

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・受信不可の原因は意外にも半固定抵抗の故障でした
 ・そういえば前回のST-JX8でも半固定抵抗の故障事例がありました
 ・先入観は禁物ですね、柔軟な思考回路で対応しましょう

Stjx805

2023年4月23日 (日)

SONY ST-J60 修理調整記録3

 ・2023年2月、ST-J60故障機が届きました
 ・FM/AMとも音が出ないそうです
 ・以下、作業記録です

Stj60_03

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-J60 ¥54,800(1978年発売)
 ・Hifi Engine Sony ST-J60 FM Stereo Tuner (1979-80)
 ※型番は同じ、見た目も同じですがFM専用機のため部品配置が異なる
 ・Hifi Engine Sony ST-P7J FM Stereo Tuner (1979-81)
 ※見た目は別物ですがFM回路はほとんど同じ

Stj60_02Stj60_13

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・FM同軸アンテナを接続して電源オン
 ・周波数表示OK、オート選局で名古屋地区のFM局周波数で自動停止する
 ・シグナルインジケーターはフル点灯するが、しかし音が出ない
 ・STEREOインジケーターも点灯しない
 ・FMエアチェック信号(CAL TONE)は正常に音が出る
 ・AMも背面バーアンテナによるオート選局で名古屋地区のAM局で自動停止する
 ・でも音は出てこない
 ・FM/AMとも受信動作は正常なのに音が出ない、、MUTING周りの不調か?

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・Alps社製フロントエンド
 ・IC101:LA1231 FM-IF system
 ・IC301:KB4437 FM-MPX ※PIONEER PA1001と同じ
 ・IC201:LA1240 AM System
 ・底面に点検口がないので部品交換は面倒です
 ・電源系統のチェック、特にヒューズ抵抗確認
 ・333シリーズと同様に多数のヒューズ抵抗が並んでいますがどれも異常なし

Stj6000

■修理記録:KB4437交換-------------------------------------------------

 ・シグナルインジケーターがフル点灯してオート選局OK → IC101(LA1231)まではOK
 ・IC101(LA1231)-6ピン(AF出力)→クアドラチュア検波の音が聞こえる
 ・IC301(KB4437)-2ピン(FMコンポジット信号入力)→ OK
 ・IC301(KB4437)-2ピン→ AM受信に切り換えるとAM放送が聞こえる!!
 ・IC301(KB4437)-4ピン(Lch出力)→ 出力なし
 ・IC301(KB4437)-5ピン(Rch出力)→ 出力なし
 ・IC301(KB4437)-15pin → VCO76kHz観測不能

Stj60_20Stj60_21Stj60_22Stj60_23Stj60_24

 ・周囲の部品を調べるも故障部品は見当たらない
 ・どうやらKB4437自体が壊れている可能性が高い?
 ・ジャンク箱に保管してあったKB4437(取り外し品)に交換 → 当たり!
 ・STEREOインジケーターが点灯してFM音声が流れてきました
 ・さらにAM受信音も聞こえるようになった!

■調整記録----------------------------------------------------------------

【VT電圧確認】
 ・アンテナ入力なし
 ・フロントエンド一番手前のTP → 電圧計セット
 ・76MHz → L104調整 → 3.0V ※実測3.1V
 ・90MHz → CT104調整 → 21.0V ※実測22.4V
【FM同調点調整】
 ・R115両端(IC101:LA1231横)→ 電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT101(赤)調整 → 電圧0V±10mV ※実測-420mV
【フロントエンド調整】
 ・IC101:LA1231-13ピン(またはRT401)電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・76MHz受信 → L101,102,103調整 → 電圧最大
 ・90MHz受信 → CT101,102,103調整 → 電圧最大
 ・83MHz受信 → IFT001調整 → 電圧最大
【クアドラチュア検波調整】
 ・R115両端(IC101:LA1231横)→ 電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT101(赤)調整 → 電圧0V±10mV ※再調整
 ・83MHz受信 → IFT101(緑)調整 → 高調波歪を最小
【ミューティング調整】
 ・83MHz 20dB受信 → RT101調整 → MUTING ON になる位置
【Sメータレベル調整】
 ・83MHz 60dB受信 → RT401調整 → Sメーター全点灯位置
【VCO調整】
 ・IC301(KB4437)-15pin → 周波数カウンタセット
 ・83MHz 無変調 → RT301調整 → 76kHz±100Hz ※実測値75.1kHz
【パイロットキャンセル調整】
 ・音声出力 WaveSpectra接続
 ・83MHz(ST)→ RT301調整 → 19kHz漏れ信号最小 ※左右バランス注意
【セパレーション調整】
 ・音声出力 WaveSpectra接続
 ・83MHz(ST-Lch)→ RT303調整 → 反対ch漏れ信号最小
【OUTPUTレベル調整】
 ・音声出力端子 → AC電圧計セット
 ・83MHz(60dB)受信 → RT305調整 → Lch 0.775V
 ・83MHz(60dB)受信 → RT355調整 → Rch 0.775V
【REC CAL調整】
 ・音声出力 WaveSpectra接続
 ・音声出力レベル測定
 ・CAL TONEオン → RT402調整 → 音声出力レベル-6dB ※実測416Hz
【AM VT電圧調整】
 ・ 531kHz → T201調整 → ※実測1.25V
 ・1611kHz → CT202調整 → ※実測25.3V
【AM 受信調整】
 ・729kHz(NHK第一)受信 → バーアンテナ内調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)受信 → CT201調整 → Sメーター最大
 ・909kHz(NHK第二)受信 → IFT201,202,203 → Sメーター最大

Stj60_30

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・今回使った KB4437 は Harman Kardon T610 に載っていたパーツです
 ・10年以上も前に分解した基板ですが、ついに役立つ日がやって来ました!
 ・ガラクタも保管しておくといつか良いことがある、、かもね?

Stj60_06

2023年4月16日 (日)

SONY ST-5000F 修理調整記録7

 ・2023年3月、ST-5000Fのメンテナンスをお引き受けしました
 ・以下、作業記録です

St5000f02_20230416085001

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 SONY ST-5000F \98,000(1969年)
 ・オーディオの足跡 SONY ST-5000F \98,000(1971年頃)
 ・Hifi Engine Sony ST-5000F FM Stereo Tuner (1969-77)
 ・SONY ST-5000F 回路図 (国内機)
 ・SONY ST-5000Fカタログ 1974年5月版

St5000f03_20230416084901St5000f09

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルは綺麗に磨かれているがスリ傷、打ち傷が散見される
 ・周波数を刻んだガラス板も磨かれているが目盛りが一部かすれている
 ・これは多分ガラス板を磨き過ぎた痕跡か?
 ・背面パネルを見るとF型のアンテナ端子が追加されている
 ・F型端子にFMアンテナを接続して電源オン
 ・目盛りより少し低い周波数で名古屋地区のFM局を受信OK
 ・Sメーターが振り切れてTメーターが中点を示す
 ・STEREOランプ点灯してFM放送が聞こえてくる、、でも何だか変な音??
 ・気になるのは左右の音量差、加えて高調波歪が被ったような不快な音?
 ・もう一つ、MUTINGが作動しない
 ・あちこち不良個所がありそうです

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・内部を見ると既に大幅に手が加えられた個体でした
 ・背面パネルにF型端子が追加されていた件以外に
 ・電源トランスにブチルテープが貼られている(鳴き対策?)
 ・電解コンデンサーが全数交換済み
 ・特に電源部はアンプ並みの大型品に交換済み
 ・さらに多くのトランジスタが交換済み(2SC633 → 2SC1815)
 ・メーター照明電球2個交換済み
 ・でも半固定抵抗に塗布された白いネジロック剤は割れていない

St5000f05_20230416085101St5000f27_20230416085101St5000f24_20230416085101St5000f33St5000f31

 ・信号発生器から基準音を送信してWaveSpectraで波形観測してみると
 ・Lchの音量が小さい(モノラル時-15dB、ステレオ時-5dB)
 ・さらにLchには盛大に高調波歪が被っている
 ・電源トランス横にあるTP(MPX)からはキレイなコンポジット信号が出ている

■修理記録:左右の音量差----------------------------------------------

 ・検波回路までは正常ということは、問題はMPX基板にあり
 ・音声出力端子から遡って不良個所を捜索
 ・調査の結果、4個並んだダイオードのうちD506が壊れていました
 ・パーツテスターで調べてみると Unkwown 物体と表示されます
 ・試しにD506を手持ちの小信号ダイオード(1N4148)に交換してみると
 ・すると左右の音量差が解消し高調波歪もキレイに消えました
 ・このままでも良さそうですが、4個セットで交換した方が良いですね
 ・高周波用のダイオードを奮発した方が良かったかも?

St5000f29_20230416085301St5000f34St5000f50St5000f51St5000f52

■修理記録:MUTINGが作動しない----------------------------------------

 ・MUTING基板上の電解コンデンサーは既に交換済み
 ・これに対してTR(2SC633)とFET(2SK23)は未交換、オリジナルのまま
 ・検波回路からの信号を追いながら動作確認するも異常個所が見当たらない
 ・でも MUTINGリレーを駆動する電圧が出ていない??
 ・これは電源基板の問題か??、
 ・電源基板を裏返してみるとMUTINGリレーに繋がる配線が外れていました
 ・これを接続したところMUTING機能が復活しました
 ・たぶん電解コンデンサー交換時に外したか、外れたか、と想像します

St5000f35St5000f60St5000f61St5000f62

■調整記録------------------------------------------------------------

【電源電圧調整】
 ・TP24V,TP12V DC電圧計セット
 ・電源基板 VR001調整 → 24V,12Vそれぞれ確認
【OSC調整】※フロントエンド
 ・76.0MHz受信 → L105調整 → Sメーター最大
 ・90.0MHz受信 → CT105調整 → Sメーター最大
【RF調整】※フロントエンド
 ・76.0MHz受信 → L101,L102,L103,L104調整 → Sメーター最大
 ・90.0MHz受信 → TC101,TC102,TC103,TC104調整 → Sメーター最大
 ・この作業を数回繰り返す。
【IFT調整】※フロントエンド
 ・83.0MHz受信 → IFT101調整 → Sメーター最大
【レシオ検波調整】※検波基板
 ・83.0MHz受信 → 指針をSメーター最大位置へ移動
 ・IFT301調整 → Tメーター中点へ(離調点が左右対称)
 ・Tメーターが中点からズレた場合 → IFT301横のR319調整 → 中点に
【Sメーター振れ調整】※IF基板
 ・83.0MHz 80dB受信 → RT211調整 → Sメーターが90%振れる位置に。
【ミューティング調整】※ミューティング基板
 ・83.0MHz受信 → RT103調整 → MUTING作動位置へ
【セパレーション調整】※MPX基板
 ・83.0MHz 80dB受信 → RT537調整 → セパレーション最大位置へ

St5000f70

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・左右のレベル差が解消して普通に使えるようになりました
 ・さすがに高音質とは言えませんが、雰囲気は上々です

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2023年4月 9日 (日)

NIAGARA CALENDAR 2023

 ・大滝詠一さんのアルバム「ナイアガラカレンダー」
 ・そのジャケットは1978年1月~12月のカレンダーになっていますが
 ・何と!! 2023年のカレンダーとしても使えます!

Calendar01Calendar02

 ・実は昨年末から古い留守録番組の整理(デジタル化)を始めました
 ・まずは CDR-HD1500 に保存した約10年分のFM番組を順次wav化しています
 ・留守録しただけで実際に聴くのは初めて、そんな番組が多数あるので、
 ・完成ファイルを通勤のクルマに持ち込んで運転しながら再生確認しています
 ・そして先日、ナイアガラカレンダーに関するトークに遭遇しました

■今日は一日“大滝詠一”三昧 / NHK-FM / 2011年3月21日(月・祝)放送 ------

 ・12:00~15:00 (※15:00~15:50「避難者情報」)
 ・15:50~18:50 (※18:50~19:30「ニュース・気象情報」)
 ・19:30~22:45 (※20:45~23:00「青春アドベンチャー」)
 ・23:00~24:00
  ※福島県内は、19:30以降のみ放送
  ※地震速報や震災関連のニュースで放送が中断する場合あり
    司 会:黒崎めぐみ(NHKアナウンサー)
    ゲスト:亀渕昭信、鈴木祥子
    受信機:A&D DA-F9000
    録音機:YAMAHA CDR-HD1500

  -------------------------------------------------------------------
 ・上記情報は私のエアチェックノートに残っていた番組記録です
 ・A LONG VACATION (1981)から30年を記念した”三昧”番組でした
 ・東日本大震災からわずか10日後の放送だったこと、改めて驚きです
 ・当時の放送は断片的に聴いただけなので新鮮な気持ちで聴き直しました

■NIAGARA CALENDAR / ナイアガラ カレンダー --------------------------

 ・<トークより抜粋>
  →ジャケット写真のカレンダーは1978年のものであること
  →1989, 1995, 2006, 2017, 2023, 2034, 2045, 2051, 2062, 2073, 2079年....
  →大滝さんは100年後までの使える年を歌詞カードの最後に書いていた

 ・黒崎アナとゲスト亀渕さんのカレンダーを巡るトークを聞いてビックリ
 ・自宅に帰って歌詞カードを見ると確かに最後に小さな文字の説明がありました!
 ・2023年のカレンダーと比較すると曜日の並びが同じ(※祝日に多少の相違あり)
 ・目から鱗、というか忘れていた宝物の再発見、そんな気分でした
 ・30周年記念盤のCDケースを机に置けば卓上カレンダーとして活用できます!
 ・次は2034年、あと11年か~
 ・それまでこの件を覚えていられるか?(※ボケずにいられるか?)
 ・それより、、私は2034年を迎えることはできるのか??

 ・YAMAHA CDR-HD1500のCDドライブはとうの昔に壊れましたが、
 ・リムーバブル化したHDD機能はまだ健在です
 ・録音しただけで未だ聴いていない番組が多数ある → 壊れる前に対処したい
 ・データ移行は手間のかかる作業 → でも「眠れるお宝」に巡り合えるかも?
 ・ちょっとやる気が出てきました!!

■NIAGARA TRIANGLE Vol.1 /ナイアガラ トライアングルVol.1 ---------------

 ・<トークより抜粋>
  →歌詞カードに「keyb:坂本」とか「piano:坂本」と書かれている
  →苗字しか書かれていないがこれは坂本龍一さんであること

 ・この件もお二人のトークの中で語られていました
 ・ちょうど坂本龍一さんの訃報を聞いた直後だったので思わす「そうだ!!」!!
 ・運転中のクルマの中で大きな声が出てしまいました、、、
 ・30周年記念盤CDのライナーに大滝さんご自身による解説がありました
 ・ピアノやキーボードを意識しつつ、改めて Voi.1全編を「正座」して聴き直しました

録り溜めたFM音源は「宝物」だと改めて実感しました!
未だ聴いていない番組がたくさんある → これは宝の山かも、
次はどんなお宝に出会えるかな、、
そんなことを思いながら、今日もせっせとチューナー修理の技量アップに励みます
こんなオタクな趣味を続けられて、とっても幸せです


2023年4月 2日 (日)

SONY ST-S333ESG 修理調整記録9

 ・2022年2月、FMが受信不能という333ESGがやって来ました
 ・調べてみるとあちこち不具合がある個体でした
 ・以下、作業記録です

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■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S333ESG ¥49,800(1989年発売)
 ・1987年10月発行「SONY ES テクノロジーカタログ」

333esg02_20230402090601333esg09_20230402090601

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・FMアンテナを接続して電源オン
 ・表示部点灯OK、文字欠けや輝度劣化は感じられない
 ・IF BANDやRF切換などボタン操作に応じてインジケーター点灯OK
 ・オート選局でFM局を受信しようとすると、すべて素通りして受信不能
 ・マニュアル選局でMUTINGオフにするとかろうじて受信可能
 ・この状態でシグナルインジケーターが僅かに点灯、STEREO点灯せず
 ・一方AMは付属ループアンテナで正常に受信OK
 ・問題はFM部、受信感度が大幅に低下しているようです

■内部点検------------------------------------------------------------

 ・まず最初にすべてのヒューズ抵抗を確認 → 顕著な劣化部品なし
 ・シグナルインジケーター点灯レベル調整 → RV241
 ・RV241を最大回してもインジケーターは僅かしか点灯しない。
 ・次にフロントエンドのトリマとコイルを仮調整しようとしたところ
 ・何と、L101とL102の内部コアが粉々に割れていました
 ・さらにアンテナ端子にハンダクラック発見
 ・感度低下の原因はこれか!

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■修理記録:フロントエンド(コイルとトリマ)-------------------------

 ・L101,L102内のコアが粉々に割れている
 ・最初は割れたコアを取り除いて同種コイルのコアだけを移植しようとしましたが、
 ・割れた残骸を取り除く作業が意外に難しくて、結局コイル自体を取り換えました
 ・さらにトリマコンデンサを全数交換
 ・さらにアンテナ端子のハンダクラック修正

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■動作確認(再)------------------------------------------------------

 ・上記作業によってシグナルインジケーターがフル点灯するようになりました
 ・FM同調点調整OK、オート選局で周波数が自動停止します
 ・PLL検波調整:IFT272電圧調整 → ゼロ OK
 ・受信動作は正常のようですが、ところが、、音が出ない??
 ・LA1235によるクアドラチュア検波までは正常、しかし音声出力がない
 ・これはMUTINGが解除されない状態か??

■修理記録:PLL検波回路-----------------------------------------------

 ・MUTING機能の不具合を疑ってIC251(LA1235)周辺の電解コンデンサなど交換
 ・しかし効果なし
 ・続いてIC251(LA1235)自体の故障を疑って新品LA1235に交換 → 効果なし
 ・これはおかしい??
 ・LA1235によるクアドラチュア検波までは正常ということは、、
 ・次にPLL検波回路の電源周りを再チェック
 ・ヒューズ抵抗は最初に確認してOKだったのでその先を詳しく確認したところ
 ・ツェナーダイオード D273 の電圧に異常発見、両端電圧が同じです
 ・D273(部品番号 UZL-6L2)
 ・隣にある同型 D274を取り外して電圧測定すると 6.1v
 ・型番の数値を信じて 6.2v/0.5w品に交換 → 正解!
 ・STEREOインジケーターが点灯してFM音声が出てきました
 ・MUTING問題ではなくPLL検波回路が機能していなかったようです

333esg60333esg61333esg62333esg63333esg64

■調整記録------------------------------------------------------------

【FM同調点調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・IC251(LA1235)7pin~10pin間電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT251調整 → 電圧ゼロ
【VT電圧調整】
 ・フロントエンド内JW8 電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・90MHz → L104調整 → 21.0V±0.2V ※調整前実測22.3V
 ・76MHz → 確認のみ → 8.0V±1.0V ※調整前実測 8.7V
【トラッキング調整】
 ・IF BAND = NARROW
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・90MHz受信 → CT101,CT102,CT103 → 電圧最大
 ・76MHz受信 → L101,L102,L103 → 電圧最大
【PLL検波調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・TP201を短絡 ※これによってIF回路をパス
 ・TP271 電圧計セット
 ・IFT272調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測+4.2V
 ・CT271調整 → 歪最小 ※Wavespectraにて波形確認
 ・TP201を開放
 ★CT27を回すと激しい雑音が発生する → 赤色(20pF)に交換
【IF歪調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・RV201、RV202 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力40dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 → 電圧最大
 ・SSG出力40dBステレオ信号送信
  ・IFT202調整 → 電圧最大
  ・IFT101調整 → 電圧最大 ※IFT101フロントエンド内
 ・RV201、RV202 回転範囲の中央位置に回す
 ・SSG出力80dBモノラル信号送信
  ・IFT203調整 → 歪最小へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204調整 → 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・SSG83MHz 出力20dB
 ・RV251調整 → ステレオインジケータ点灯
【MUTINGレベル調整】
 ・IF BAND = WIDE
  ・MUTING = ON
  ・SSG83MHz 出力25dB
  ・RV252調整 → MUTING調整
【IF NARROWゲイン調整】
 ・IF BAND = NARROW
  ・RV203調整 → NARROWゲイン調整
【Sメーター調整】
 ・RV241調整
【パイロットキャンセル】
 ・RV303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RV301 R→L ※調整後実測64dB
 ・RV302 L→R ※調整後実測68dB
【CAL TONE】
 ・Peak Level-4.2dB 394Hzの波形が出ていました
【AM調整】
 ・RV401 Sメーター調整
 ・RV402 AUTOSTOP調整

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■修理記録:メモリ保持用キャパシタ交換-------------------------------

 ・メモリー内容が保持できないのでキャパシタ交換しておきました
 ・C605(0.1F/5.5V) → 1F/5.5V

333esg50333esg51_20230402091301333esg70

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・あちこち不具合がありましたが何とか復旧できました
 ・当初の不具合が解消してFM/AMとも良い音で受信できています

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