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2023年6月の記事

2023年6月25日 (日)

TRIO KT-7700 修理調整記録9

 ・2022年12月、市内の中古店で縦置きされたKT-7700に遭遇しました
 ・この機種が縦置きだなんて、、ちょっと失礼じゃないですか!!
 ・値札に書かれた縦置きの理由は「音が出ない」という事、
 ・本業多忙でずっと放置状態でしたがGW休暇でようやく作業完了しました
 ・ずっと放置だなんてこの機種に失礼じゃないですか! ハイ、申し訳ございません、、

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■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-7700 ¥78,000(1976年頃)
 ・オーディオ懐古録 TRIO KT-7700 ¥78,000(1976年)
 ・TRIO KT-7700/KT-7500 カタログ 1976年3月版
 ・Hifi Engine KENWOOD KT-8300 ※輸出機 型番注意!

Kt770002_20230625082901Kt770017

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・側面には縦置きによるスリ傷あるがそれ以外は比較的キレイな状態
 ・早速FMアンテナを接続して電源オン
 ・周波数窓をライトアップする照明がまったく点灯しない
 ・でも三つのメーター照明(Sメーター、Tメーター、Dメーター)は点灯する
 ・名古屋地区のFM放送局は約+0.2MHzの目盛り位置でSメーターが大きく振れる
 ・ややズレた位置でTメーターも中点を示してSTEREOランプ点灯、、
 ・ところが音が出ない、MUTINGオフにしても音が出ない
 ・受信動作は正常なのに音が出ない、値札に書かれた事前情報は正確でした

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・底面にKENWOODサービスによる修理記録シールが貼ってありました
 ・MPX回路のトランジスタが交換されているようです
 ・ハンダ面を確認すると Q23,Q25(2SK68) にハンダ痕がありました
 ・それ以外はオリジナル状態のようです
 ・周波数窓を照らすヒューズ型電球が左右2本とも切れていました

■修理記録:電源回路--------------------------------------------------

 ・まずは基本は電源回路の調査から
 ・電源基板にある3本のヒューズの内、F2(250v/700mA)が切れていました
 ・ヒューズを交換して電源を再投入したところ、またヒューズが切れる事態に
 ・電源基板を調べてみるとタンタルコンデンサC13(3.3uF/25v)が短絡状態でした
 ・これを新品(3.3uF/50v)に交換 → これでヒューズは切れない
 ・同時に受信音が聞こえるようになりました
 ・念のため隣のC14(6.8uF/25v)も交換 → 10uF/50v
 ・この際だからついでに、、電源基板の電解コンデンサを全数交換して作業完了

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 ・作業中に気が付いたのですが、この個体にはR5(4.7Ω/2w)がありません
 ・取り外された形跡が無いので元から無かったようです
 ・R5は背面パネルのDIMMERスイッチによって照明を暗くする役割ですが、
 ・ダイオードD2だけでその役目は果たしているようです
 ・KT-7700は今までに10台位見てきましたがR5が無い個体は初めてでした

■修理記録:その他----------------------------------------------------

 ・周波数窓をライトアップするヒューズ型電球 T6.3×30(8v/0.3A)交換
 ・バリコン軸の清掃
 ・真っ黒に変色したICやTRの足を清掃
 ・フロントパネル内側の清掃、ガラス磨き

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■調整記録------------------------------------------------------------

【検波調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・アンテナ入力なし → VR 4調整 → Tメーター中点
 ・IF BAND=WIDE
 ・アンテナ入力なし → VR12調整 → Tメーター中点
【フロントエンドOSC調整】
 ※OSCトリマ調整孔が背面にありますが、隙間が狭いのでこれを回すのは難しい
 ※そこでセラミックドライバーをこの隙間に入るサイズに切断して専用工具としています
【フロントエンドRF調整】
 ・TP1(R77右足)→ DC電圧計セット
 ・IF BAND=NARROW
 ・76MHz 60dB 受信 → RFコイル6個調整 → 電圧最大
 ・90MHz 60dB 受信 → RFトリマ6個調整 → 電圧最大
【検波調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・アンテナ入力なし → VR 4調整 → Tメーター中点
 ・IF BAND=WIDE
 ・アンテナ入力なし → VR12調整 → Tメーター中点
【IFトリガー調整】
 ・TP1(R77右足)→ DC電圧計セット
 ・83MHz 60dB 受信 → L11調整 → 電圧最大
 ・83MHz 0dB 受信 → L10調整 → 電圧最大(※L10 フロントエンド内)
【IFトリガーレベル調整】
 ・83MHz 60dB 受信 → VR2調整 → 電圧DC1.8V
 ・アンテナ入力なし→ VR1調整 → 電圧DC0.6V
【Sメーター振れ調整】
 ・83MHz 80dB 受信 → VR3調整 → Sメーター目盛り5
【MUTING調整】
 ・MUTING=1
 ・83MHz 16dB 受信 → VR9調整 → MUTING作動
【VCO調整】
・周波数カウンタをTP2接続
 ・アンテナ入力なし → VR 7調整 → 19kHz
【OUTPUTレベル調整】
 ・FM DET OUT端子にAC電圧計セット
 ・76MHz 1kHz 100%変調 60dB 受信 → VR10調整 → 電圧AC300mV
【セパレーション調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → VR 5調整 → Lch信号最小
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → VR 6調整 → Rch信号最小
【ステレオ歪調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号 60dB受信 → L10調整 → 高調波歪最小
【DEVIATIONメーター調整】
 ・83MHz 1kHz 100%変調 60dB 受信 → VR 8調整 → Dメーター目盛り100%

Kt770041

■試聴----------------------------------------------------------------


 ・受信感度調整、検波調整などによって良い性能を取り戻しました。
 ・オレンジ色の照明窓がとても美しい!
 ・TRIO製チューナーのアイデンティティを感じます

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2023年6月18日 (日)

KENWOOD KT-1010F 修理調整記録3

 ・2023年3月、KT-1010Fを寄付していただきました
 ・故障品の寄付は大歓迎です

Kt0101f03

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-1010F \59,800(1985年発売)

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■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は経年の汚れがあるものの大きな傷はない
 ・電源オン、表示部は明るく点灯し、文字欠けや文字痩せなし。
 ・オート選局でサーチ開始すると名古屋地区のFM局を次々に受信
 ・STEREOインジケーター点灯し
 ・AMも受信OK、特に不具合は無さそうです
 ・底面にKENWOODサービスの修理シールあり

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■内部確認------------------------------------------------------------

 ・修理シールの記載によると2007年8月にT2が修理されているようです
 ・ハンダ面を見るとT2(FM同調点調整コイル)が交換された痕跡あり

Kt0101f20

■調整記録------------------------------------------------------------

【本体設定】
 ・RF SELECTOR=DISTANCE
 ・IF BAND=WIDE
 ・QUIETING CONTROL=NORMAL(右端)
【FM VT電圧】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L8調整 → 実測 3.0V ※確認のみ
 ・90MHz → TC6調整 → 実測24.9V ※確認のみ
【FM同調点調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調 80dB)受信 → T2調整 → 0.0V
【RF調整】
 ・R73右足(Sメーター代用)DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調 40dB)→ L1,L2,L4調整 → 電圧最大
 ・83MHz(無変調 40dB)→ T1 → 電圧最大
 ※L1,L2の調整は難しいのでノータッチ
【PLL検波調整】
 ・TP12~TP13 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調 80dB)受信 → L14調整 → 0.0V
 ・83MHz(1kHz 100% 80dB)受信 → T3調整 → 歪最小
【MPX VCO調整】
 ・TP15に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR8調整 → 19kHz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ L20調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DET】IF=WIDE
 ・83MHz(MONO信号,400Hz,100%変調,80dB)→ VR2調整 → 歪調整
【歪調整2 MONO2】IF=WIDE
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR3調整 → 二次歪調整
【歪調整3 MONO3】IF=WIDE
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR6調整 → 三次歪調整
【歪調整4 L/R2】IF=WIDE
 ・83MHz(L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR4調整 → 二次歪調整
【歪調整5 STEREO/SUB3】IF=WIDE
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR5調整 → 三次歪調整
【歪調整6 STEREO/Narrow】IF=NARROW
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR7調整 → 歪調整
【セパレーション調整】
 ・IF=WIDE
 ・83MHz(STEREO信号,80dB)→ VR10調整 → Rch漏れ最小
 ・83MHz(STEREO信号,80dB)→ VR11調整 → Lch漏れ最小
 ・IF=NARROW
 ・83MHz(STEREO信号,80dB)→ VR9調整 → 両ch漏れ最小
【REC CAL】
 ・384Hz ※確認のみ
【AM VT電圧】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・522kHz → L16調整 → 実測 1.5V ※確認のみ
 ・1629kHz→ TC2調整 → 実測 8.1V ※確認のみ
【AM RF調整】
 ・729kHz(NHK)受信 → L18調整 → 最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)受信 → TC3 → 最大


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■試聴----------------------------------------------------------------

 ・故障個所は特に無し、再調整によって良い性能を取り戻したと思います
 ・貴重な部品取り機として保管します
<備忘録>
 ・QUIETING CONTROL 通常はNORMAL(右端)※ステレオ受信時のブレンド量を調整
 ・QUIETING CONTROL DISTANCE(左端)にするとブレンド量100%,つまりMONO受信となる
 ・RF SELECTOR 通常はDISTANCE ※電波が強すぎる場合はDIRECT
 ・SENS.LEVEL High/Low ※ミューティングレベル切替 

Kt0101f08

2023年6月11日 (日)

TRIO KT-900 修理調整記録3

 ・2023年4月、KT-900の故障機が届きました
 ・以下、作業記録です

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■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-900 ¥49,800(1980年頃)
 ・オーディオ懐古録 TRIO AM-FM STEREO TUNER ¥49,800円(1980)
 ・Hifi Engine Kenwood KT-900 AM/FM Stereo Tuner (1980-82)

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■動作確認------------------------------------------------------------

 ・全体に経年の汚れ、ボディには目立つキズ跡
 ・ただ幸いなことにフロントパネルをボディに固定するプラスチック部分は無事
 ・電源OK、照明ランプ点灯、周波数指針点灯。電球切れは無さそう。
 ・名古屋地区のFM放送局を受信しようとすると、、
 ・+0.5MHz程度ズレた周波数で名古屋地区のFM局を受信OK
 ・STEREOランプ点灯するが、出てくる音がかなり歪んでいる感じ
 ・高調波歪が被っているような音が聞こえる
 ・REC CAL トーンは発信音が正常に聞こえる
 ・適当なループアンテナでAM放送は受信OK
 ・問題はFM受信ですね

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■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルをボディに固定するプラスチック部分は割れていました
 ・欠損したパーツが内部に見当たらない → 既に開腹された履歴あり
 ・フロントエンド内OSCトリマコンデンサー(TC4)を回しても全く変化なし
 ・同調IFT L4調整 → ズレた周波数でFM同調点調整OK
 ・VR5:VCO調整 → 調整OK、76kHzOK
 ・MPX-IC:HA12016 2pin コンポジット信号正常
 ・MPX-IC:HA12016 4pin 音声Lch ★酷い高調波歪あり
 ・MPX-IC:HA12016 7pin 音声Rch ★酷い高調波歪あり

■修理記録:OSCトリマ交換---------------------------------------------

 ・フロントエンド内OSCトリマコンデンサー(TC4)を回しても変化なし
 ・これを撤去し、ユニット外側に新トリマー(10pF)を直付け
 ・直径3mm穴の開いた小さな圧着端子に新トリマを固定しました
 ・下記受信調整によって周波数ズレは解消しました
 ・ただ酷い高調波歪は解消せず

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■修理記録:HA12016交換-----------------------------------------------

 ・パルスカウント検波の音は正常、VCO調整も正常、しかし高調波が酷い
 ・MPX-IC:HA12016周辺の電解コンデンサをいくつか交換 → 効果なし
 ・これは HA12016自体の故障か?
 ・基板だけ保管していた別の KT-900から試しに HA12016 を移植
 ・すると酷い高調波歪が解消して正常な音声が聞こえてきました
 ・不調原因はHA12016の故障でした

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■調整記録------------------------------------------------------------

【FM OSC調整】
 ・TR7020-2Pin → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz 受信 → 新TC4調整 → 電圧最大
【FM RF調整】
 ・TR7020-2Pin → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz 受信 → TC1,TC2,TC3調整 → 電圧最大
 ・83MHz 受信 → T1調整 → 電圧最大
【クアドラチュア検波調整】
 ・83MHz 受信 → 電圧最大状態
 ・TR7020-3Pin-11Pin → 電圧計セット(Tメーター)
 ・83MHz 受信 → L4調整 → 電圧ゼロ(Tメーター中点)
【WIDE GAIN調整】
 ・TR7020-2Pin → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz Narrow受信 → Sメーター電圧記録
 ・83MHz Wide受信 → VR1調整 → 上記電圧と同じ
【高調波歪調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz → T1(フロントエンド内)調整 → 高調波歪最小
【パルスカウント検波調整】
 ・TR4011-1Pin → 周波数カウンタセット
 ・83MHz受信 → L5調整 → 1.965MHz
【VCO調整】
 ・R56左足 → 周波数カウンタ接続
 ・SSG 83MHz 無変調 → VR5調整 → 76kHz
【セパレーション Narrow調整】※Narrow調整を先に行なうこと
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz Narrow → VR4調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【セパレーション Wide調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz Wide → VR3調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【REC CAL調整】
 ・83MHz受信 → 出力レベル記録
 ・83MHz受信 → VR2調整 → -6dB設定 ※439Hz
【AM受信調整】
 ・AMループアンテナ → 接続端子注意 [AM]~[GND]
 ・600kHz → L11,L12調整 → Sメーター最大点灯
 ・1400kHz → TC1,TC2調整 → Sメーター最大点灯

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・分解して徹底清掃、照明に浮かび上がる独特の雰囲気を取り戻しました
 ・KT-990/900のガラス製フロントパネルはとっても素敵です
 ・ただ個人的にはKT-990の方が好みですね
 ・理由はKT-990はF型アンテナ端子があること、ボディ奥行きが小さいこと
 ・なのでKT-900は部品取り機として在庫が増えています

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2023年6月 4日 (日)

TRIO KT-8300 修理調整記録7

 ・2022年11月、近所の中古ショップで購入したKT-8300ジャンク機です
 ・もし直せなくても部品取り機として活用できるので、
 ・目安として3,000円位までならつい買ってしまいます
 ・入手したままずっと放置状態でしたがGW休暇でようやく作業できました

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■製品情報------------------------------------------------------------

 オーディオの足跡 TRIO KT-8300 ¥63,000(1978年発売)
 ・Hifi engine Kenwood KT-815 AM/FM Stereo Tuner (1979-80)

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■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は経年の汚れがあるものの目立つ傷はない
 ・FMアンテナを接続して電源オン、照明窓の電球切れは無さそう
 ・名古屋地区のFM局で受信テスト開始
 ・Tメーターは放送局周波数付近で中点を示し、Sメーターも大きく振れる
 ・しかし出てくる音には激しいノイズが被っている
 ・STEREOインジケーターは全区間で意味なく明滅する
 ・固定端子、可変端子とも状況は同じ

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・バリコン軸の接点部分に緑青色のサビが浮き出ている
 ・LA1222、HA1137W、HA11223Wの足が真っ黒に変色
 ・修理歴シールは見当たりませんがハンダ痕を見ると、
 ・パルスカウント検波回路のフィルタFL3(L79-0080-05)が交換済みのよう
 ・FL3の故障も怪しい気がします

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■修理記録:接点洗浄---------------------------------------------------

 ・真っ黒に変色したICやトランジスタの足を硬めの歯ブラシで磨く
 ・次にエレクトロニッククリーナー液を歯ブラシに吹き付けて磨く
 ・特に足の付け根付近を丹念に磨く
 ・以上の作業で激しい雑音はスッキリ解消しました
 ・何だか、あっけない感じでした
 ・続いてフロントエンド内、バリコン軸の接点を爪楊枝の先端で清掃
 ・次に最近不具合事例の多い切換スイッチの接点不良対策を実施
 ・フロントパネルのプッシュスイッチを操作してON/OFFを繰り返す
 ・スイッチの隙間からエレクトロニッククリーナーを噴射しさらにON/OFFを繰り返す
 ・パルスカウント検波回路のFL3は問題なさそうです

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■調整記録------------------------------------------------------------

【FM OSC調整】
 ・マルチパスV端子 → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz 受信 → TCo調整 → 電圧最大
【FM RF調整】
 ・マルチパスV端子 → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz 受信 → TCA1,TCA2,TCR1,TCR2調整 → 電圧最大
【Tメーター調整1】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・83MHz M0NO → T2調整 → Tメーター中点
【Tメーター調整2】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・83MHz M0NO サーボロックON → VR10調整 → Tメーター中点
【Sメーター調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・83MHz MONO → VR4調整 → Sメーター「目盛り4.8」
【WIDE GAIN調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・83MHz MONO NARROW受信 → Sメーター目盛り位置を確認
 ・83MHz MONO WIDE受信 → VR1調整 → SメーターNARROWと同じ位置
【DISTORTION調整】
 ・固定出力端子 → WaveSpectra接続
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・83MHz MONO → L8(フロントエンド内)調整 → 歪最小
【パルスカウント検波調整】
 ・R91左足 → 周波数カウンタセット
 ・SSG 83MHz 無変調 60dB
 ・83MHz受信 → T6調整 → 1.96MHz
【MUTING調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 30dB
 ・83MHz MONO → VR2調整 → MUTING開始位置確認
【VCO調整】
 ・R97後足 → 周波数カウンタ接続
 ・SSG 83MHz 無変調 60dB
 ・83MHz受信 → VR5調整 → 76kHz
【パイロットキャンセル調整】
 ・固定出力端子 → WaveSpectra接続
 ・SSG 83MHz 60dB Pilot信号
 ・83MHz ST受信 → VR6調整 → 19kHz信号最小
【WIDE セパレーション調整】
 ・固定出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz WIDE Rch → VR7調整 → 反対chへの漏れ信号最小
 ・83MHz WIDE Lch → VR8調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【NARROW セパレーション調整】
 ・固定出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz NARROW L/R → VR9調整 → 反対chへの漏れ信号最小

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・再調整によって良い音で受信できるようになりました
 ・フロントパネルを分解したついでに指針を蛍光オレンジ色で再塗装
 ・見た目がすっきり整った感じです

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