フォト
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

チューナー関連リンク

« 2023年7月 | トップページ | 2023年9月 »

2023年8月の記事

2023年8月27日 (日)

TRiO KT-990 修理調整記録8

 ・2023年6月、また縁があって故障した KT-990を入手しました
 ・この機種定番の故障箇所を修理して復活しました

Kt99003_20230827082501

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-990 ¥53,800円(1982年発売)

Kt99002_20230827082601Kt99021_20230827082601

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は経年の汚れ、右側面に目立つ打痕、それ以外は比較的良好
 ・電源オン、照明電球点灯、指針照明も点灯
 ・選局ツマミを回すと回転フィーリングがかなり重い
 ・原因はフロントパネルが前傾して選局ツマミと接触していること
 ・KT-990/KT-900でよく遭遇する不具合事例です
 ・フロントパネルを指で支えながら名古屋地区のFM局を受信テスト
 ・82.5MHzのNHK-FM(名古屋)を80MHz付近で受信。
 ・ズレた位置でSメーター点灯、Tメーターインジケーター点灯
 ・サーボロックランプ点灯しない、STEREOランプ点灯しない
 ・付属AMループアンテナを接続して名古屋のAM局を受信テスト
 ・Sメーターがフル点灯しAM放送を受信OK
 ・問題はFM受信時の周波数ズレと感度低下

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルが前傾する原因は本機の上に重量級のアンプなどを載せたこと
 ・重量に耐え切れずフロントパネル上部とボディを固定するプラスチック部品が破損
 ・これはKT-900/KT-990定番の破損個所です
 ・フロントエンド内のトリマコンデンサを回しても変化なし
 ・これも定番の故障個所でトリマコンデンサの容量抜けです

■修理記録:フロントパネル補修----------------------------------------

 ・フロントパネルを金属フレームを固定するプラスチック部品の破損
 ・破損部分をボンドで接着した後、薄い透明プラ板を補強材として全面接着
 ・これならある程度の強度が保てます
 ・注意:本機の上にアンプなど重量物を載せてはいけません

Kt99030_20230827082701Kt99031_20230827082701Kt99032_20230827082701Kt99033_20230827082701

■修理記録:OSCトリマコンデンサ交換-----------------------------------

 ・今回はトリマコンデンサの外付けではなく交換にチャレンジしました
 ・基板裏側ハンダ面を見るとトリマコンデンサ付近に穴が開いています
 ・トリマ位置とは僅かにズレているのですが、隙間から半田ごてをそっと挿入
 ・古いトリマを取り外し、新トリマ(10pF)に交換できました
 ・後述の受信調整で周波数ズレは解消しました
 ・さらに受信感度が向上しSTEREOとLOCKインジケーター点灯しました
 ・すべての不具合が解消しました

Kt99040_20230827082901Kt99042_20230827082901Kt99043_20230827082901Kt99044_20230827082901Kt99046

■受信調整------------------------------------------------------------

【FM OSC調整】
 ・TR7020-2Pin(R18右足) → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz 受信 → 新TC4調整 → 電圧最大
【FM RF調整】
 ・TR7020-2Pin(R18右足) → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz 受信 → TC1,TC2,TC3調整 → 電圧最大
 ・83MHz 受信 → T1調整 → 電圧最大
【クアドラチュア検波調整】
 ・TP1~TP2 → 電圧計セット(Tメーター)
 ・83MHz 受信 → L4調整 → 電圧ゼロ(Tメーター中点)
【WIDE GAIN調整】
 ・TR7020-2Pin → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz Narrow受信 → Sメーター電圧記録
 ・83MHz Wide受信 → VR1調整 → 上記電圧と同じ
【高調波歪調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz → T1(フロントエンド内)調整 → 高調波歪最小
【パルスカウント検波調整】
 ・TR4011-1Pin → 周波数カウンタセット
 ・83MHz受信 → L6調整 → 1.965MHz
【VCO調整】
 ・TP VCO → 周波数カウンタ接続
 ・SSG 83MHz 無変調 → VR7調整 → 76kHz
【PILOTキャンセル】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz Wide受信 → VR6調整 → 19kHz成分最小
【セパレーション Narrow調整】※Narrow調整を先に行なうこと
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz Narrow → VR3調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【セパレーション Wide調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz Wide → VR4調整 → 反対chへの漏れ信号最小
 ・83MHz Wide → VR5調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【REC CAL調整】
 ・83MHz受信 → 出力レベル記録
 ・83MHz受信 → VR2調整 → -6dB設定 ※412Hz
【AM受信調整】
 ・700kHz → L11,L12調整 → Sメーター最大点灯
 ・1400kHz → TC1,TC2調整 → Sメーター最大点灯

Kt99060

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・今回もいい感じに仕上がりました
 ・照明を落とした部屋でボーっと眺めていると幸せな気分に浸れます

Kt99010_20230827082501

2023年8月20日 (日)

DENON TU-290G

 ・2023年6月、ヤフオクでTU-290Gを落札しました
 ・見た目は高級感があるのに、意外にも超安開始価格のまま終了
 ・実は安価なAMステレオ対応機をあれこれ探していました

Tu290g03

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 DENON TU-290:¥28,000、TU-290G:¥32,000(1996年頃)
  → TU-290 :ブラックモデル
  → TU-290G:ゴールドモデル+サイドウッド付き

Tu290g02Tu290g15

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・シャンパンゴールドのフロントパネル+光沢サイドウッドが高級感を演出している
 ・フロントパネルに目立つ傷なし、サイドウッドもほぼ無傷
 ・ただ全体に経年の汚れがあるので分解清掃は必須
 ・とりあえず入手時のままで動作確認開始
 ・F端子にFMアンテナを接続して電源オン
 ・周波数表示部はやや輝度劣化しているものの数値は読み取れる
 ・オート選局(上り下りとも)で名古屋地区のFM局を受信OK
 ・周波数ズレなし、STEREOインジケーター点灯
 ・適当なAMループアンテナで名古屋地区のAM放送受信OK
 ・FM/AMとも顕著な不具合無さそうです

Tu290g05

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・MITUMI製の小さなフロントエンドパッケージ → CF×2個
 ・IC101:LM???? ※判読不能
 ・IC102:シルク印刷のみ、実装なし ※基板を裏返して確認済み
 ・IC103:シルク印刷のみ、実装なし ※基板を裏返して確認済み
 ・IC104:LA1265 FM/AM Tuner of Electronic Tuning Type
 ・IC105:LA3401 VCO Non-Adjusting PLL FM MPX STEREO DEMODULATOR
 ・IC107:TA2040AP AM MPX ※詳細不明

Tu290g20Tu290g25Tu290g22Tu290g23Tu290g24

 ・DENON TU-M100(AMステレオ、見えるラジオ対応機)の基板とよく似ている

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・LA1265-13pin Sメーター電圧(FM/AMとも)
 ・フロントエンドパック内部のIFTコア調整 → Sメーター電圧最大
 ・T103 → FM検波調整 ※高調波歪を最小に
 ・T101,T102 → AM調整
 ・何と、調整用VRが一つもない! TU-M100のVRは1個だけでした

Tu290g40

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・検波調整がキチンとできた状態でセパレーション値は約40dBでした
 ・調整箇所が無いのでこれ以上は何ともしようがない、、
 ・当時流行り出したAMステレオ対応が売りだったのかも?

■AMステレオ電波の送受信実験------------------------------------------

 ・1992年3月、AMステレオ放送開始
 ・2012年5月、名古屋の東海ラジオがAMステレオ放送を終了
 ・2021年1月、名古屋のCBCラジオがAMステレオ放送を終了
 ・もはや愛知県ではAMステレオ放送を受信することはできない状況です
 ・AMステレオ対応機があってもSTEREOランプが点灯することはありません

■KIKUSUI KSG4310 FM/AM STEREO SIGNAL GENERATOR-----------------------

 ・KSG4310 日本語取扱説明書pdf
 ・KSG4310 製品カタログpdf

Ksg4310

 ・2023年4月、実は新たな信号発生器(もちろん未校正の中古品)を入手しました
 ・本機の特徴はAMステレオ変調器(Motorola C-QUAM方式)を内蔵していること
 ・折角の機能なので是非実機で試してみたい、と思ったのですが、
 ・いま保管している機種の中でAMステレオ対応機は一台も無い!
 ・急遽手配したのがこの TU-290G でした
 ・KSG4310のマニュアルを読みながらAMステレオ信号のセッティング
 ・搬送周波数999kHz、内部信号1kHz、AM変調30%、PILOT信号ON、
 ・PILOT信号は10%? 変調度は変えなくてよいのか?
 ・とか悩みつつ、何事もやってみよう精神でとりあえず信号送信してみると、、
 ・TU-290G のSTEREOインジケーターが赤く点灯しました
 ・L/R信号を送信してセパレーション値を確認すると左右とも25dB程度でした
 ・AMステレオ信号のセッティングと調整方法についてもう少し勉強してみます
 ・今となっては何の役にも立たないのにね、、

Tu290g40_20230820085201Tu290g41Tu290g42Tu290g43Tu290g44

Tu290g07

2023年8月13日 (日)

TRIO KT-5500 修理調整記録3

 ・2023年6月、市内の中古店で1,000円ジャンク機を入手しました
 ・小型ながら5連バリコン搭載のFM専用機です
 ・KT-7700と共通パーツが多いので部品取り機として活用できます

Kt550003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-5500 ¥38,000(1975年発売)
 ・KT-5500 取扱説明書 PDF形式

Kt550002Kt550013

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ボディに目立つキズは無くフロントパネルは店舗で清掃済みかな?
 ・ただよく見るとモード切換ノブに僅かに擦り傷
 ・FMアンテナ線を接続して電源オン
 ・周波数窓のオレンジ色照明点灯、メーター照明もOK
 ・名古屋地区のFM放送を僅かな周波数ズレで受信OK
 ・メーターの振れ具合を見るとFM放送を正常に受信している模様
 ・しかし固定/可変端子とも出てくる音に酷い雑音が被っている感じ
 ・さらにSTEREOランプが不規則に明滅する

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM専用5連バリコン
 ・IC:HA1137 FM-IFシステム用IC
 ・IC:HA1196 PLL-MPX用IC
 ・T6:クアドラチュア検波 歪調整
 ・VR1:Sメーター振れ調整
 ・VR2:Tメーター中点調整
 ・VR3:検波信号レベル調整
 ・VR4:セパレーション調整
 ・VR5:VCO調整
 ・TP1:IF周波数確認(GND)
 ・TP2:IF周波数確認(10.7MHz)
 ・TP3:76kHz確認

Kt550000

■修理記録:ICの黒ずんだ足の清掃---------------------------------

 ・HA1137とHA1196 の足が真っ黒に変色しています
 ・最近よく遭遇するマイグレーションですね
 ・試しに硬めの歯ブラシでICの足を磨いてみると、
 ・酷い雑音はキレイに消え去り正常な音声が出るようになりました
 ・本当はICを取り外して裏側まで洗浄したいところですが、、
 ・KT-5500の弱点は底面に点検口が無いこと
 ・ハンダ面にアクセスするにはバリコン糸を解いて基板を裏返す必要あります
 ・以前整備したKT-5500ではICソケットが使われていたのですが、、
 ・個体によって仕様(ICソケットの有無)が違うようです

Kt550024Kt550025Kt550026Kt550027Kt550028

■調整記録----------------------------------------------------------

【Tメーターオフセット調整】
 ・アンテナ入力なし → VR2調整 → Tメーター指針中点へ
【OSC調整】
 ・76MHz受信 → To調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TCo調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・76MHz受信 → T1,T2,T3,T4調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TC1,TC2,TC3,TC4調整 → Sメーター最大
 ・この調整作業を数回繰り返す。
【IFTコア調整】
 ・83MHz受信 → T5調整 → Sメーター最大
【検波調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・83MHz受信 → T6調整 → 高調波歪最小
【検波信号レベル調整】
 ・固定出力端子にAC電圧計セット
 ・83MHz60dB受信 → VR3調整 → 0.7V
【Sメーター振れ調整】
 ・83MHz受信 → VR1調整 → Sメーター振れ具合調整
【VCO調整】
 ・TP3に周波数カウンタ接続
 ・83MHz無変調 → VR5調整 → 76kHz
【セパレーション調整】
 ・音声出力端子をWaveSpectraに接続
 ・83MHz L/R信号 → VR4調整 → 反対ch漏れ最小

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルを分解して周波数窓の裏側まで磨きました
 ・KT-7700と並べて記念写真を撮っておきました
 ・フロントマスクは KT-7700 とよく似てる、というかデザインは同じ
 ・電源スイッチ、切換スイッチ、チューニングノブも同じ部品
 ・二つのメーター、インジケーターの赤色LEDも同じ
 ・ただし本体サイズは小型で全幅380mmのコンパクトボディ
 ・KT-7700と並べるとサイズ感がよく分かります

Kt550050Kt550051Kt550052Kt550053Kt550030

Kt550004

■追記:専用ウッドケース----------------------------------------------

 ・別売品:ウッドケース SRA-3000 ¥4,500
 ・以前入手したウッドケースが納戸から出てきたのでセットしてみました
 ・本体のプラ足を外して長めのビスで底面から固定します
 ・多少の傷はありますが、やはりウッドケースがあると高級感が一気に高まりますね

Kt550061Kt550062Kt550063Kt550073Kt550074
Kt550068

2023年8月 6日 (日)

KENWOOD KT-V990 修理調整記録3

 ・2023年6月初め、KT-V990の故障機が届きました
 ・以下、作業記録です

V99003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-V990 ¥59,800(1987年頃)

V99002V99010

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・目立つキズもなく外観の状態は良い
 ・アンテナを接続して電源オン
 ・FL管点灯、明るさは十分、文字痩せ、文字欠けなし
 ・オート選局で名古屋地区のFM放送局を受信するが周波数ズレあり
 ・上り下り方向とも-0.1MHzの周波数で受信
 ・ズレた位置でSTEREOランプ点灯
 ・受信動作は正常、しかし聞こえてくる音がひどい状態、
 ・全体に高調波歪が被っている、左右の音量差、さらに右chから別の雑音成分

■修理記録:L34交換----------------------------------------------------

 ・FM同調点調整 → L9 調整OK
 ・PLL検波調整 → L12 調整OK
 ・VCO調整 → VR3 調整OK
 ・なんと、MPX部までは正常に動作していました
 ・最終オーディオ回路、IC20-1pin と IC21-1pin 正常音声が聞こえる
 ・C153,C154から先で音声が乱れる
 ・故障部品は LPF L34(079-05-91C)でした
 ・回路構成が同じKT-7020から部品取りしたL34(079-05-97C)に交換
 ・これで音声端子からキレイなFM音楽が流れてきました
 ・KT-V990は底面に点検口が無いので、部品交換には気合が必要です

V99020V99024V99030V99032V99033

■調整記録------------------------------------------------------------

【VT電圧】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L14調整 → 確認のみ※実測3.1V
 ・90MHz → TC1調整 → 確認のみ※実測25.0V
  ★TC1の反応が過敏で電圧が定まりにくい
【FM同調点調整】
 ・TP5~TP6 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L9調整 → 0.0V
【RF調整】
 ・R113(検波基板CN3 4ピン)DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,40dB)→ L1,L4,L7,L10 調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・D42(検波基板CN3 4ピン)DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,40dB)→ L17調整 → 電圧最大
【PLL検波調整】
 ・TP7~TP8 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L12調整 → 0.0V
【MPX VCO調整】
 ・TP20に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR3調整 → 19kHz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,80dB)→ L33調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DET】※DCC基板
 ・83MHz(MONO信号,400Hz,100%変調,80dB)→ VR3調整 → 歪率最小
【歪調整2 MONO】※DCC基板
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR4調整 → 歪率最小
【歪調整3 MONO】※DCC基板
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR6調整 → 歪率最小
【歪調整4 STEREO/L】※DCC基板
 ・83MHz(L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR5調整 → 歪率最小
【歪調整5 STEREO/SUB】※DCC基板
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR7調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整】
 ・83MHz(R信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR4調整 → Lchもれ最小
 ・83MHz(L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR5調整 → Rchもれ最小
【AM VT電圧】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・ 531kHz → L26調整 → 確認のみ※実測1.4V
 ・1602kHz → TC2調整 → 確認のみ※実測8.0V
【AM受信簡易調整】
 ・ 729kHz(NHK第一)→ L27調整 → シグナルメーター最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)→ TC3調整 → シグナルメーター最大
 ・1053kHz(CBCラジオ)→ L28調整 → シグナルメーター最大

V99050

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・RF=DISTANCEでの受信感度は抜群に良好です
 ・再調整によって良い性能を取り戻した、と思っていたら、、
 ・受信中に突然シグナルインジケーターが消失し受信不能に
 ・オート選局、手動選局ともに全く受信できない、これはどうしたことか?

■再修理記録-----------------------------------------------------------

 ・VT電圧を測定すると、76~90MHzの全区間で+27vを示したまま変化なし
 ・調整時に気になった★TC1が怪しい気がする
 ・TC1を回してみると反応が過敏で電圧が定まらない
 ・もう一度ボディを分解して基板を取り外しTC1をPasasonic製10pFに交換
 ・組み直して再調整 → これでVT電圧がビシッと決まりました
 ・1週間の動作テストを行いましたが安定受信できています
 ・もう大丈夫でしょう

V99040V99041V99042V99043
V99005

« 2023年7月 | トップページ | 2023年9月 »