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2025年1月26日 (日)

KENWOOD KT-2020 修理調整記録6

 ・2024年12月、3年前に修理したKT-2020が出戻ってきました
 ・前回記録 2021年12月5日記事
 ・しばらく使わなかったら受信できなくなっていたそうです

Kt202004_20250126085601

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-2020 ¥74,800(1984年頃)
 ・オーディオ懐古録 KENWOOD KT-2020 ¥74,800
 ・輸出機 KENWOOD KT-990SD

Kt202011Kt202012_20250126085701

■動作確認--------------------------------------------------

 ・FMアンテナを接続して電源オン
 ・RF=DISTANCE 名古屋地区のFM放送局で受信テスト開始
 ・オート選局上り方向 → すべての放送局を素通りして受信不可
 ・オート選局下り方向 → -0.1MHzの周波数で受信OK
 ・ただしSTEREOインジケーター点灯しない
 ・FM同調点がズレているようです

■調整記録--------------------------------------------------

Kt202000

【VT電圧】
 ・TP1~GND DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L7調整 → 3.0V±0.1V ※実測 2.7V
 ・90MHz → TC5調整 →25.0V±0.1V ※実測23.6V
【検波調整】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L13調整 → 0.0V±10mV
 ・TP5~GND DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L15調整 → 0.0V±10mV
【RF調整】
 ・R64右側端子 DC電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・76MHz受信 → L1,L2,L3,L6調整 → 電圧最大
 ・90MHz受信 → TC1~TC4調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・R64右側端子 DC電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・83MHz受信 → L5調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz,30dB受信 → VR1調整
【TUNING METER調整】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 上段基板VR2調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【MPX VCO調整】
 ・TP16 → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz受信 → VR12調整 → 76.00kHz±50Hz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力 → Wavespectraで観察
 ・83MHzSUB信号受信 → L27調整 → Lchレベル最大
【PILOT CANCEL調整】
 ・音声出力 → Wavespectraで観察
 ・83MHzST信号受信 → L25,VR8調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【歪調整1 DLLD】
 ・83MHzMONO信号受信 → VR2:DET調整 → 高調波歪最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHzMONO信号受信 → VR3:MONO2調整 → 高調波歪最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHzMONO信号受信 → VR6:MONO3調整 → 高調波歪最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHzL/R信号受信 → VR5調整 → 高調波歪最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHzSUB信号受信 → VR7調整 → 高調波歪最小
【歪調整6 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHzMAIN信号受信 → VR4調整 →高調波 歪最小
【SEPARATION調整 WIDE】
 ・IF BAND:WIDE
 ・83MHzR信号受信 → VR10調整 → L信号もれ最小
 ・83MHzL信号受信 → VR11調整 → R信号もれ最小
【SEPARATION調整 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHzST信号受信 → VR9調整 → 信号もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・83MHz100%変調信号受信 → 上段基板VR1調整 → 100%位置
【AM簡易調整】
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L22調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信 → TC9調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L24調整 → Sメーター最大

Kt202040_20250126085601

■修理記録:キャパシタ交換----------------------------------

 ・作業後の試聴段階でメモリ保持が1日も持たないことに気づきました
 ・もう一度ボディを開けてメモリ保持用コンデンサを交換しました
 ・C200:0.022F/5.5v → 1.0F/5.5v
 ・キャパシタは1階基板にあるので上部からは見えません
 ・前面の金属フレームを外すと2階基板ごと裏返せます
 ・2階基板を取り外そうとするよりも作業はラクです

Kt202031_20250126085701Kt202032_20250126085701

■試聴------------------------------------------------------

 ・長期間保管していると調整箇所がズレていきます
 ・できれば定期的に通電して使ってあげると良いです
 ・私もリスニング用のチューナーは定期的に入れ替えて使っています

Kt202005_20250126085601

note:BLUESS Laboratory

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ピュアオーディオ」カテゴリの記事

コメント

インデックスからだとここではなくSANSUI TU-α707R 修理調整記録2に飛んでしまうようです。

ご指摘いただきありがとうございます。
修正しました。

KT-2020の修理調整の記事拝見しました
いつも使っている、わたし同型機が、同調点のずれなどで
周波数表示のずれ、時々受信できないなど調子が悪くなりました
修理及び調整をお願いできますでしょうか?
また、費用はどれくらいかかるでしょうか?

私はプロではないので修理依頼はお断りしていますが、
実験材料として提供していただければ趣味で修理調整にチャレンジしています。
あくまで素人の趣味作業なので費用は無料です。
大切な機種の場合は専門業者さんに依頼することをお勧めします。

測定機などの修理環境、これまでの修理経験、エレクトロニスクの知識など既にプロを超えていますね。特に故障箇所特定までの経過を写真とともに記述されているので、本当に参考になります。ありがとうございます。

失敗も含めて自分の作業記録として残しているので、
こんな拙い内容がお役に立っているなら嬉しいです。

大変参考になる記録ありがとうございます。中古で入手したKT-2020ですがAMの切り替えができないのですが、切り替えはどのICかご存知でしょうか。お忙しいところ恐れ入りますがアドバイスいただけたら幸いです。

申し訳ありませんが、手元に実機も回路図も無いので分かりません。
ただ、もしかしたらタクトスイッチの接触不良かもしれない、と思いました。

ありがとうございます

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