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2025年4月13日 (日)

YAMAHA TX-480 修理調整記録

 ・2025年4月、初めて見る機種が届きました
 ・いろいろ不具合症状があるそうです
 ・以下、復活までの作業記録です

Tx48005

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 YAMAHA TX-480 ¥19,800(1995年頃)
 ・Hifiengine Yamaha TX-480 AM/FM Stereo Tuner (1992-97)
 ・YAMAHAサイトから取扱説明書をダウンロードできます

Tx48002Tx48011

■動作確認--------------------------------------------------

【依頼者様からの事前情報】
 ・1年ほど前から電源投入時にシグナルメーターが表示されない
 ・この状態でステレオにならずモノラル音声が出力される
 ・15分ほど経つとシグナルメーターが100%表示するが
 ・ステレオになったりモノラルになったりする
 ・対策としてコンデンサを全数交換するが改善しない
 ・AMは問題なくシグナル表示する
【当方での確認事項】
 ・このボディ色(チタン色?)はこの時期のYAMAHA機の特徴ですね
 ・天板に薄い擦りキズありますがフロントパネルは綺麗な状態
 ・背面F端子にアンテナケーブルを接続して電源オン
 ・オレンジ色の周波数表示窓が明るく点灯
 ・上り方向オート選局で名古屋地区のFM局を受信できました
 ・ただ、本来ならシグナルメーターはフル点灯するはずなのに
 ・事前情報通りシグナルメーターが全く点灯せずモノラル音声
 ・STEREOインジケーター点灯しません
 ・受信感度が低下しているのかと思いましたが、
 ・隣県の微弱電波のFM局もオート選局で受信できるのでビックリ
 ・周波数ズレはありません
 ・次に下り方向オート選局を試すと、
 ・今度はすべての局を素通りしてまったく受信不可
 ・AMは手持ちのループアンテナで受信確認
 ・AM受信時はシグナルインジケーターはフル点灯します
 ・問題はFM受信ですね

■内部確認-------------------------------------------------

 ・本体サイズに比べてとても小さな基板に部品が載っています
 ・フロントエンドはパック品なので詳細不明
 ・LA1266:FM/AM Tuner of Electronic Tuning
 ・LA3401:VCO Non-Adjusting PLL FM MPX
 ・電解コンデンサはすべて交換済みのようです

Tx48020Tx48000

■調整記録--------------------------------------------------

【FM同調点調整】
 ・TP1~TP2 → 電圧計セット
 ・83MHz受信 → L11 CENTER調整 → 0v
【VT電圧調整】
 ・C1手前側 → 電圧計セット
 ・90MHz → 8.2v ※確認のみ
 ・76MHz → 1.6v ※確認のみ
【フロントエンド調整】
 ※内部に小さな空芯コイルが見えますが調整困難のためパス
【FM同調点再調整】
 ・TP1~TP2 → 電圧計セット
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz受信 → L11 CENTER調整 → 0v
 ・83MHz受信 → L11 MONO DIST調整 → 高調波歪最小
【ステレオ歪調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号受信 → VR1,VR2調整 → 高調波歪最小
【セパレーション調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号受信 → VR4調整 → 左右ch漏れ信号最小
【AM VT調整】
 ・C1手前側 → 電圧計セット
 ・ 531kHz → L2調整 → 1.1v
 ・1611kHz → VC1調整 → 7.2v
【AM 受信調整】
 ・TP3 → 電圧計セット
 ・999kHz受信 → L7,L12調整 → 電圧最大

Tx48026

■試聴------------------------------------------------------

 ・不具合の原因はFM同調点の大幅なズレでした
 ・再調整によってシグナルメーターは元気よく点灯するようになりました
 ・オレンジ色の表示窓はどことなくTX-2000に似た雰囲気ですね

Tx48006Tx48003

note:BLUESS Laboratory

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コメント

ブルース様の本記事と前記事(下記)は同じヤマハブランドでも、
時代の流れというか…オーディオの衰退を表しているみたいですね。
刈谷ユニー(当時の名称)には、半地下のワンフロアがすべてオーディオで埋め尽くされ、
アルテックやJBLパラゴンなんかもありました。
岡崎には4階建てビルのフロアすべて使い、ハードとソフトを扱っているショップがありました。
H&Kといい、今は、空き家になっていたかと…。

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