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2025年6月 1日 (日)

ONKYO Integra T-419 内部観察記録

 ・2025年3月、定価15万円の高級チューナー(故障機)がやってきました
 ・ONKYO製チューナーの最高価格機だと思います
 ・今回は残念ながら修理できなかったのですが、
 ・貴重な機会なのでボディを開けた記録だけ残しておきます

T41903

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-419 150,000円(1979年発売)
 ・オーディオ懐古録 ONKYO Integra T-419 150,000円
 ・ONKYO アンプ チューナー総合カタログ 1981年9月版(T-419情報あり)

T41902 T41916

■動作確認--------------------------------------------------

 ・フロントパネル、ボディともほとんど傷が無く保存状態はとても良い
 ・背面端子も光沢があって美しい
 ・弟機T-417(定価65,000円)と同じデザイン、ボディサイズも同じ
 ・ただ本体重量9kg、持ち上げるとズッシリ重い
 ・FMアンテナを接続して電源オン
 ・周波数窓の照明点灯、指針照明点灯、三つのメーター照明点灯
 ・名古屋地区のFM局を受信してみると、
 ・僅かな周波数ズレがあるものの全局STEREO受信できました
 ・TUNEDインジケーター点灯、LOCKEDインジケーター点灯
 ・STEREOインジケーター点灯、IF BANDインジケーター点灯
 ・アンテナ切換(A/B)OK、MUTING動作OK、REC CALトーンOK
 ・照明電球とインジケーターはすべて点灯することを確認
 ・聴こえてくる受信音に特にも特に違和感ありませんが、
 ・ただ、以下の不具合を確認しました
【故障1】
 ・本機の特徴である周波数のデジタル表示が点灯しない
 ・表示管の輝度が劣化しているのではなく、全く点灯しない
【故障2】
 ・DEVIATION/MULTIPATHメーターが正常に動作しない
 ・電源オンと同時にメーター針が左端に振り切れる
 ・それ以降は針がメーター左端に張り付いたまま全く動かない
 ・DEVIATION/MULTIPATH切換ボタンを押しても反応なし

T41906 T41904 T41907 T41908 T41909

■内部確認--------------------------------------------------

 ・内部を見た第一印象は、
 ・「T-417と同じボディによくぞここまでパーツを詰め込んだものだ!」
 ・アンプ並みの大型電源トランス、大容量電解コンデンサが並ぶ電源部
 ・基板は2階建て構造で、1階はIF回路と検波回路
 ・2階はMPX回路とデジタル表示回路
 ・FM専用7連バリコン、IF回路(WIDE/NARROW)自動切換え機能
 ・カタログに記載のある「新開発セラソイド検波」って何?
 ・2階基板一面を占めるMPX回路は本格的なディスクリート構成
 ・PLL-MPX-IC 1個だけで復調できるのに相当凝った回路構成です
 ・1階と2階を繋ぐ多数の配線が邪魔になって基板を外すことが困難
 ・2階基板を取り外すためには配線を外すしかありません
 ・配線を外さないで2階基板を少し持ち上げて隙間から見える範囲で写真撮影
 ・薄型ボディに大量部品を詰め込んだ結果メンテナンス性が犠牲になってます
 ・照明電球はすべてフィラメント電球でした
 ・LED風に見えるインジケーターも電球で取付構造は T-417 と同じでした
 ・電球が切れた場合の交換はかなり面倒な作業になりそう
 ・2階基板に開けられた丸穴を通して1階基板のVRやコイルは調整可能
 ・試行錯誤で確かめたVRやコイルの機能を写真に記入して残します

T41920 T41941 T41921 T41944 T41923
T41931 T41934 T41937 T41948 T41949

■検波回路:セラソイド検波------------------------------------

 ・本機には「新開発のセラソイド検波」が採用されているそうです
 ・当時のカタログを読むと「セラソイド検波」の原理説明がありました
  ・IF出力の10.7MHz FM波をミキサーで1.68MHzに下げる
  ・リミッターで高精度方形波に成形する
  ・この方形波に制御されるノコギリ波の粗密を検波する
  ・周波数と完全に反比例の電圧を持つオーディオ信号を得る
  ・微分利得特性のフラットな帯域幅は±1MHz以上に及ぶ
 ・これを読むとTRIOの「パルスカウント検波」と同義のような気がします
 ・初めてパルスカウント検波を採用した TRIO KT-9700 は1976年発売でした
 ・TRIO製パルスカウント検波では 1.96MHzにダウンコンバート
 ・1979年発売のT-419はTRIOより下げて 1.68MHzにダウンコンバート

<参考>パルスカウント検波ダウンコンバート周波数
 ・TRIO KT-9700(1976)
   [ 10.7MHz ] → [ LC発振8.74MHz ] → 1.96MHz
 ・ONKYO T-419(1979)
   [ 10.7MHz ] → [ ●●●??MHz ] → 1.68MHz
 ・PIONEER F-120/120D(1982/1984)
   [ 10.7MHz×2 ] → [ 水晶発振20.14MHz ] → 1.26MHz
 ・Technics ST-G7 (1983)
   [ 10.7MHz×3 ] → [ 水晶発振31.3MHz ] → 0.8MHz
 ・ALPINE/Luxman T-117(1987)
   [ 10.7MHz×3 ] → [ 水晶発振32.975MHz ] → 0.8075MHz

T41900

■MPX回路---------------------------------------------------

 ・1979年なら既に PLL-MPX-IC:HA11223W が存在していたはずですが、
 ・このIC一個で復調できるのにディスクリートに近い豪華な回路構成です
 ・19kHzパイロット信号と比較するために水晶発振器まで備えています
 ・パイロット信号キャンセル調整が左右独立で可能
 ・これに匹敵するディスクリート構成のMPX回路を持つ機種は、
  ・SANSUI TU-S707X (1984)SLDD
  ・SONY ST-S555ESX(1986)
 ・この後は LA3450(CXA1064)という高性能MPX-ICが登場します

■修理を諦めた理由------------------------------------------

 ・部品を載せた基板、それを繋ぐ配線が無理やり詰め込まれている感じ
 ・空中配線が絡んでいるので通電した状態で2階基板を外せない
 ・2階基板のハンダ面が確認できない、1階基板の全容も見渡せない
 ・デジタル表示基板のハンダ面が確認できない
 ・サービスマニュアルや回路図、取説などの資料が見つからない
 ・こうなると私の技量では故障原因を探すのは難しいです
 ・バラバラに分解するだけなら簡単なんですけどね、、
 ・受信不能のジャンク機なら思い切って分解してしまいますが、
 ・FM受信自体は正常に動作しているのでこのまま動態保全する方が得策
 ・デジタル表示とDEVIATION/MULTIPATHメーターは無くても支障ない
 ・という判断で分解は思い止まりました

T41939

■試聴------------------------------------------------------

 ・今回は「修理調整記録」ではなく単なる「内部観察記録」です
 ・検波方式やMPX回路についてさらに勉強してみます
 ・修理できなくても新しい発見があると嬉しくなります

T41911

note:BLUESS Laboratory

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ピュアオーディオ」カテゴリの記事

コメント

今回は難しい修理に挑戦して頂き、本当にありがとうございました。
ところで、こちらのチューナーは、実はオンキヨーの最高級チューナーではなく、1974年頃の、Integra T-411が定価20万円で、国内向け、国外向けチューナーの中で最も定価が高いものと思われます。(承知の上の場合は、失礼いたしました。)
もちろん、バリコン式チューナーとしての性能や、中に組み込まれている技術は、後発のIntegra T−419の方が上だとは思いますが。
しかしながら、オンキヨーの最後のバリコン式チューナーであるIntegra T-429Rは、低価がT−419の半分以下であるにも関わらず、カタログスペック上は、T-419にかなり勝っている、という所には、当時のオンキヨー開発部の努力を感じます。
話は変わりますが、オンキヨーのシンセサイザー式チューナーでいくと、海外向けのGrand Integra T-G10/Integra T-9090Ⅱ/Integra T-9990(名前は違いますが、回路は同一なようです)というものが最も高級なようで、いつか見てみたいと思っています。(FMの周波数が違うのでそのままでは使えません)
オンキヨーはバリコン式チューナーを、あまり海外には輸出しておらず、本機種も、T-42◯シリーズ等も個人的に調べた範囲内では、おそらく海外向けモデルはありません。しかし、80年代後半以降の、シンセサイザー式チューナーの高級機は、ほぼ海外向けモデルしかないので、入手性が非常に低いことが、悔やまれます。カセットデッキ等もそうですが、日本で流行が終わると日本向けモデルが無くなってしまうのは、仕方ないことなのかもしれませんが……。
長々と失礼いたしました。

横スレで申し訳ありません。
USEDのスタンダードシグナルジェネレータ「MSG-2580」を購入しました。
がこのタイプは、FM信号は発生できるものの、モノラル仕様なので
FMステレオチューナの調整は無理なのでしょうか?。
stereo信号発生器を組み込めば何とかなるのかとかも考えていますが、全くわかりません。
ブルース様のサイトから、接続方法や信号(周波数・出力など)を参考にチャレンジしましたが
全く変化(良くも悪くも)変わりません。やはりだめでしょうか?。

MSG-2580でも基本的な受信調整はできますが、ステレオ変調器が無いと肝心のステレオセパレーションの調整ができません。別途ステレオ変調器を入手するか、ステレオ変調器内蔵型の信号発生器を入手するか、ですね。

私が最初に入手した信号発生器は LEADER 3215 というモノラル仕様の機器だったので、ステレオ変調器 National VP-7633A を入手して接続しました。ステレオ変調器の出力を信号発生器の外部入力端子に繋ぎます。

■LEADER 3215 / National VP-7633A
https://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2007/10/leader_3215_nat.html

今はステレオ変調器として MSG-2170 を使っています。本来はFM多重信号発生器なのですが、たまたまオプションのステレオ変調器を内蔵していたので便利に使っています。

■MSG-2170
https://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2012/05/luxman-t-300v-3.html

トリオのKT-7500を永年故障もなく愛用してきましたが、最近いろいろと不具合が出てきました。チューナーは今後買う予定もありませんので、修理が可能ならばこのまま最後まで使い切りたいと思います。
① 1つ目の不具合は、出力ボリュームの強弱が利かなくなり、ガリが出たり、ボリュームの位置によってボソボソとノイズが入ることです。
② 選局ダイヤルの目盛が実際の周波数とずれてきたこと。
③ ランプの明かりが暗いこと
④ 購入時からVUメーターのセンターもずれていてずっと気にはなっています。
自分でボリュームの交換や修理ができれば一番いいのですが、それもかなわず、もし修理依頼を受けていただけば幸いです。
FM中心でマンションの共聴アンテナで関西の放送を聞いています。AMは全く入らないので使っていません。


bluess様 こんばんは。
 詳細な説明ありがとうございました。やはりステレオ変調器が別途必要なのですね・・・。
練習用にヤマハのT-4を購入したので、bluess様や、「ひろ」さんのサイトを参考にさせて
いただき少しいじってみました。
 ダイヤル指針と局の周波数を合わると、コアの調整をしてもゲインが上がらず
ダイヤルのスタイラスも糸に接着されていて、76MHzの合わせきれないため
0.5MHz程度ずれたところですべて調整しましたが、
とりあえず、ステレオ放送で音が出るようになったので、結果オーライとしました。

Bluess様
 こんばんは!、うれしい報告です。
 ヤマハT-7を何気に見ていたところ、
電源に使い所のボトムプレートがへこみ「脚の固定ビス」が基板に触れそうでしたので、
 ボトムプレートの板金と「脚」をトップカバーの固定ねじ側に移動したところ、
何事もなかったかのようにきれいに受信し、プリセット・メモリチューニングも解決しました。
こんなことってあるのですね・・・。
 電源周りの放熱対策かな?で、薄いボトムプレートにたくさんスリットがあり、
そこに脚が付いているので、強度不足で変形してしまうようです。
 このチューナの上にほかの機材を載せたらそれはもう・・・自爆しますね。
音質も好みのチューナで(プラシーボかも)メモリチューニング中の
「メカで動いている音」も心地よいです。
 あまり人気のあるチューナではないかもしれませんが、一生ものにします。

Bluessさま、いつも参考にさせていただいております。
私も先日、このT-419のジャンクを入手いたしました。一応音も出るし、周波数も表示されますが、やはり年代なりにいろいろずれているようです。が、私もサービスマニュアルなどを探しても入手できず、受信調整をどうしようか悩んでおりました。でも、Bluss様の調節部位を記していただいた写真で一度試してみようと思います。
ありがとうございます。

Seisan様

調整箇所を記録した写真が役立つといいのですが、、
何か新しい発見があったら教えてください。

ぽんぽこ様
ステレオコンポジット信号生成器がなくても、有名なPCソフトウェアのWavGeneでステレオの信号を作ることができます。PCのサウンドボード品位が十分あれば、ソフトウェア音源でも十分行けますが、それを確認してからのほうが良いと思います。1980年頃のFM信号発生器内蔵の1kHzサイン波よりは良さそうなくらいでした。WaveGeneとWaveSpectraを使ったFMチューナの計測とそのための検証については下記のサイトに書かれていますので、ご参考まで。
https://www7b.biglobe.ne.jp/~marimo9821/speana/speana.html
なおそこにはセパレーションの調整のための使い方が書かれていません。基本的には片チャンネルのみのステレオ信号を入れて反対チャンネルの同じ周波数の信号レベルが最小になるように当該VR,Lなどを調整すれば、概ねセパレーションの最良点に持ってゆけます。
ステレオでの歪み率最良点を見つける調整は結構難しいです。高級なチューナではいじれるポイントが多いですが、左チャンネル最良にすると右がダメというように、なかなかうまく行かないチューナもあります。経験的には、変にいじるよりは、モノラルでの最良点で大体合っているという印象を持っています。

BLUESS様。ご返信が遅くなりましたが、ご指導ありがとうございます。     
当方が入手した機材は、SSG=MEGRO MSG-2580(モノラル仕様?)
MODULATOR=PANASONIC VP-7636A(ステレオ表示あり)というものです。
SSGには「MODULATION」との表示部もありますが、
これは、モジュレータを接続したときの表示かな?と推測しています。
(マニュアル等がないのでさっぱり・・・あってもさっぱりですが・・・)
多分、モデュレーターで生成したコンポジット信号を、SSGの「EXIT・MOD」端子に入力し、
SSGのOUTPUTをチューナのアンテナ端子に入力するのかなと思いますが
あってますでしょうか?。あと、オシロをチューナの音声出力に接続でしょうか?。

 Marimo様、ご指南ありがとうございます。Wave Gene・Spectraは有名なソフトですよね。
それにしても、詳しくご存じですね・・・。
 私もDLしておりますが、まともに使ったことがありません。(使いこなせない、が、正解)
以前から、Bluess様に修理のお願いをしたり、サイトの閲覧をしているうちに、
 私も徐々にやってみたくなり、一念発起し機材入手にまでは至りましたが、
調整という名目の「貴重な機材の破壊行為」は確実だと、家族からは非難轟々です。
チューナはもとより貴重な計測機器をも破壊しそうな気がしてきました・・・。


ぽんぽこ様
ステレオ信号生成器はもうお買いになっていらっしゃったのですか。VP-7636Aのマニュアルは、パナソニックにはもうないようですが、測定器整備請負の会社にはあるようです。
https://y-d.co.jp/jpdf2/VP-7636A.pdf
入出力の繋ぎ方はお書きの使い方で合っています。主と副(L-R)の変調度が45%,パイロット信号が10%の比率となるようにする調整手順はマニュアルに書かれていると思います。L+Rの信号を出せば普通のステレオコンポジット信号です。セパレーション調整の時は、Lだけ、Rだけなどを送出するようにします。

ただですね、パイロット信号と副搬送波の位相の一致が問題で、これを正しく調整しないとよろしくありません。中古の機材だとズレていると思います。調整法はマニュアルの最後のほうにあるはずですが、オシロスコープが必要です。自動的にフェイズ調整できる機器だそうですが、確認はしたいところです。

なのでそのような調整の必要もないソフトウェアWaveGeneの使用をお勧めしました。ステレオコンポジット信号生成器の実機を使うより簡単なのです。歪み率の判断も、実機を使うよりは皆さんソフトウェアWaveSpectra一択になっていますので、2つのソフトウェアの使い方に慣れることをお勧めしておきます。

なおSSG MSG-2580側での入力レベル、変調度の調整にも気をつけてください。ステレオ信号時のフル変調度の時にどういう表示になるよう調整すべきかは、SSGのマニュアルにあるはずです。モノラルでの変調度と表示が同じでいいかどうかは機材によりますので。

まだ答えていないところがありました。
>オシロをチューナの音声出力に接続でしょうか?
マルチパス測定のための使用ですね?SSGからの電波を受けての調整の際は、マルチパスなど発生しているはずがないので、オシロを使う必要はありません。アンテナを繋いで実際の電波を拾うときに使います。つまりチューナの調整のために使うのではなく、アンテナの調整のために使う機能です。MULTIPATHと書かれた端子にオシロを繋ぎ、X-Y軸でスイープさせるというモードにして使います。これはVP-7636Aのパイロット信号位相調整の時と同じ使い方です。オシロスコープは持っていれば活用の機会は多いですが、チューナーそのものの調整では一部の機種を除いて必須ではありません。

まりも様 こんばんは。
詳細にお教えいただき、誠にありがとうございます。
すでに機種名からお分かりかと思いますが、入手した機器はかなり古いものなので
「使用できるのか?」「信頼性はあるのか?」などの不安もあります。
教えていただいたサイトからマニュアルを入手し「理解してつかえるまで」には、
かなりの時間がかかりそうな気がしています、がしかし、
焦らずひとつづつ乗り越えていきたいと思います。
先ほど、「WaveGene WaveSpectra」をDLしたのでさっそく取り組みましたが、
何か間違っているのでしょうね・・・グラフ(=パターンかな)が出ませんでした。
原因を突き止めようと格闘しています。 

Bluess様
 
 こちらの掲示板をお借りし、問い合わせなどをさせていただいておりますが、
ご容赦くださいますようお願いいたします。
 
 本音を言えば、当家にお越しいただいて指導していただきたいと思っております。

数年前に入手して弄ったことを思い出しています。
この機種に興味を持って入手しましたが、NHK-FM受信時にT-429やT-429Rと同じような盛大なVICSノイズが発生するので使用を諦めた経験があります。
1980年ごろの製品はこの問題が多く発生しますね。
ディスクリートのMPX回路が効いているのか音質自体は厚みがあって流石でしたが、あまりに構造が複雑で修理できる人はほとんどいないのではないでしょうか。
遥かにシンプルな構成のT-417と同じサイズの筐体に収めたのは無理があったと思います。(一般的にはT-417で十分な高音質でした)
私の個体も一応音は出るし、周波数表示も出ましたが、やはり右側のメーターが故障していました。また、原因不明のノイズが不定期に入りましたが、複雑すぎて手の施しようがありませんでした。

6月末から体調を崩し、しばらく休んでいました。
お預かりしている機器の整備作業が停滞し、ここのコメント返信もできず、大変ご迷惑をおかけしました。これから少しずつ活動を再開していくつもりです。

こうしてだんだんポンコツになっていくんだな~と実感しました。
夏の暑さが年々厳しさを増しています。皆様も油断せずご自愛ください。

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