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2025年6月 8日 (日)

PIONEER TX-8800II 修理調整記録2

 ・2025年5月、以前修理した機種が再び不調との連絡をいただきました
 ・本機は 2019年10月に 修理調整した記録 が残っています
 ・ジャンク機×3台を合体して復活させた懐かしい記憶が蘇ってきました
 ・これは何とか直したい、、

A04

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 PIONEER TX-8800II 1976年 46,800円
 ・Hifi engine PIONEER TX-8500mkII AM/FM Stereo Tuner (1977-79)

A02A09

■動作確認--------------------------------------------------

【依頼者様からの不具合情報】
 ・STEREOインジケーターが点灯しない、STEREO感も無い
 ・電球切れか?調整ズレか?故障か?
 ・NARROWインジケーターが点灯しない
【当方での確認事項】
 ・事前に教えていただいた不具合情報を再現確認しました
 ・周波数窓の照明、メーター照明点灯
 ・WIDEインジケーター点灯、NARROWインジケーターが点灯しない
 ・名古屋地区のFM放送は僅かな周波数ズレですべて受信できました
 ・TメーターとSメーターの振れ具合も問題なさそう
 ・ただご指摘のようにSTEREOインジケーターが点灯しない
 ・実際のステレオ感も無い

■修理記録:FUNCTION切換スイッチ接点不良---------------------

 ・FUNCTION [ AM / FM AUTO / FM NOISE FILTER / FM MONO ]
 ・FUNCTIONスイッチを回してみるとSTEREOインジケーター点灯しました
 ・どうやら内部接点の接触不良があったようです
 ・エレクトロニッククリーナーで接点を洗浄しました
 ・通常は FM AUTO を選択したままになっていると思いますが
 ・使わないスイッチもたまには動かしてやると良いです

■修理記録:インジケータ電球のLED化--------------------------

 ・切れていたのは NARROW 電球だけでしたが、
 ・明るさや色合いを揃えるため WIDE/NARROW/STEREO 3個まとめてLED化
 ・3個とも元々DC電圧で駆動されていたので作業は簡単でした
  ・オリジナルのフィラメント電球を後ろから引き抜く
  ・これを直径3mm白色LEDに置き換えて制限抵抗を変更
  ・抵抗値は実際の明るさを確かめながら試行錯誤で選定
 【WIDE】
  ・PL2(6v/30mA) 49端子~47端子(GND)
  ・R98(240Ω)→ 2.2kΩ
 【NARROW】
  ・PL3(6v/30mA) 51端子~48端子(GND)
  ・R99(240Ω)→ 2.2kΩ
 【STEREO】
  ・PL4(6v/30mA) 29端子~26端子(PA1001 6pin)
  ・R49(200Ω)→ 2.2kΩ

A20A21A22A23A25

■調整記録--------------------------------------------------

A00

 ・MUTING → OFF
 ・IF BAND → NARROW
 ・FUNCTION → FM MONO
【FM OSC調整】
 ・37番端子 → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・90MHz受信 → TCO調整 → 電圧最大
 ・76MHz受信 → LO調整 → 電圧最大
【FM RF調整】
 ・37番端子 → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・90MHz受信 → TCA,TCR1,TCR2調整 → 電圧最大
 ・76MHz受信 → LA、LR1、LR2調整 → 電圧最大
【FM IF調整】
 ・VR 1 → 時計回り一杯に回す
 ・VR10 → 反時計回り一杯に回す
 ・IF BAND → NARROW
 ・37番端子 → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz,40dB受信 → フロントエンドITF,T2調整 → 電圧最大
【FM同調点調整】
 ・IF BAND → WIDE
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz受信 → T3下段コア調整 → Tメーター中点
 ・83MHz受信 → T3上段コア調整 → 高調波歪最小
【Sメーター調整】
 ・IF BAND → WIDE
 ・83MHz,100dB,100%受信 → VR2調整 → Sメーター4.8
【NARROWレベル調整】
 ・IF BAND → WIDE → 信号レベル記録
 ・IF BAND → NARROW → VR1調整 → 同レベルに
【MUTING調整】
 ・IF BAND → WIDE
 ・MUTING → ON
 ・83MHz,20dB受信 → V9調整 → MUTING作動位置へ
【VCO調整】
 ・34番端子 → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz,ST信号受信 → VR4調整 → 76kHz
【パイロットキャンセル調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz,ST信号受信 → VR3調整 → パイロット信号最小
【セパレーション調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・IF BAND → WIDE
 ・83MHz,ST信号受信 → VR5調整 → 反対chへの漏れ信号最小
 ・IF BAND → NARROW
 ・83MHz,ST信号受信 → VR6調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【REC LEVEL調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・IF BAND → WIDE
 ・83MHz,ST受信 → 信号レベル記録
 ・REC CAL オン → VR7調整 → 記録値より-6dB
【AM調整】
 ・600kHz 受信 → T4,バーアンテナ内コイル調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → AM2,AM1調整 → Sメーター最大

A30

■試聴------------------------------------------------------

A31

 ・周波数の目盛りが腕時計の文字盤のような立体的な造形です
 ・これが光の具合でキラキラ輝いて豪華な雰囲気を醸し出しています
 ・LED化したインジケーターの点灯具合もイイ感じ

A06

note:BLUESS Laboratory

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