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2025年9月 7日 (日)

ROTEL RX-1000 修理調整記録

 ・2025年8月初め、ヤフオクで珍しいROTEL製レシーバーを入手しました
 ・もちろん動作保証なしのジャンク機、事前調査でも正体不明、、
 ・実は私は1980年前後のROTEL機、特にチューナーが大好きです
 ・特に、他社機とは一線を画す独特のフロントパネルデザインが好みです
 ・入手したジャンク機を使える状態まで復旧した記録です
 ・おかげ様で今年の酷暑夏季休暇は楽しく過ごせました

Rx100003

■製品情報--------------------------------------------------

 ・Hifi engine ROTEL RX-1000 AM/FM Stereo Receiver
 ・ROTEL RX-1000 OWNER'S MANUAL
 ※ROTEL社サイトから取扱説明書(日本語含む8言語版)を入手可能
 ※国内サイトでは製品情報が見当たらない
 ※AIの Deep Research機能を使っても発売年や価格は判明せず
 ※サービスマニュアルの追補版は「1980年4月」の日付でした
 ※状況証拠からたぶん1979年頃の製品だと推測します
 ※ダウンロードした取扱説明書からスペックを抜粋します

Rx100002Rx100021
Rx1000_spec

■動作確認--------------------------------------------------

 ・アナログチューナー+プリメインアンプのステレオレシーバーです
 ・ブラックボディ、TメーターとSメーターはLED表示タイプ
 ・経年の汚れがあるが外装に目立つキズは無く状態はかなり良さそう
 ・さらに周波数窓の右上に「PLL MPX」の文字、これは期待できる!
 ・入力切換:FM/AM/PHONO/AUX、スピーカー切換:A/B
 ・FMアンテナと実験用スピーカーを繋いで電源オン
 ・周波数窓の照明が電球色に点灯、指針照明は無いタイプ
 ・名古屋地区のFM放送局を受信できました
 ・ただ83.0MHz信号を82.1MHz付近で受信、全域で-1MHz位の周波数ズレ
 ・周波数ズレが大きいのでOSCトリマコンデンサが死んでいるかも?
 ・ズレた位置でシグナルインジケーターフル点灯、Tメーター点灯
 ・STEREOインジケーター点灯
 ・TAPE OUT端子からWavespectraに接続して音声波形確認
 ・最終LPFが無いのか、38kHz信号までよく見える
 ・次に背面バーアンテナでAM放送の受信確認
 ・続いて外部入力にCDプレーヤーを接続して再生音を確認
 ・最後にPHONO入力にレコードプレーヤーを接続して再生音を確認
 ・音量調整VRとバランス調整VRに軽微なガリ
 ・トーンコントロールで音質変化確認、ラウドネス効果確認
 ・音質云々はともかく、ほとんどの機能は生きているようです

Rx100005Rx100006Rx100010Rx100015Rx100018

■内部確認--------------------------------------------------

 ・FM4連、AM2連バリコン搭載フロントエンド → CF×2個
 ・IF BAND切換機能なし
 ・IC101:HA1137W クアドラチュア検波
 ・IC102:AN363N PLL-MPX
 ・AM回路:ディスクリート構成
 ・IC601:SI 1135HD パワーモジュール
 ・巨大な電源トランスのせいで本体左側が極端に重い
 ・基板を見た印象、何だか雑然とした感じです
 ・強引に後付けした宙に浮いた部品も散見されます
 ・高級機という感じではないです

Rx100031Rx100032Rx100035Rx100036Rx100038
Rx100000

■調整記録--------------------------------------------------

【FM同調点調整】
 ・TP8[CENTER METER]~TP21 → 電圧計セット
 ・FM放送を何も受信しない状態 → L113下段コア調整 → 電圧ゼロ
【FM OSC調整】
 ・TP FM METER → 電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・76MHz受信 → L103調整 → 電圧最大
 ・90MHz受信 → CT103調整 → 電圧最大
 ※CT103の反応が過敏で最適値に設定し難い
 ※後述のようにCT103(10pF)交換後に調整続行
【FM RF調整】
 ・TP FM METER → 電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・76MHz受信 → L101,L102調整 → 電圧最大
 ・90MHz受信 → CT101,CT102, → 電圧最大
 ・83MHz受信 → L104調整 → 電圧最大
【FM検波調整】
 ・TP9~TP21 → 電圧計セット
 ・TAPE OUT端子 → Wavespectra接続
 ・83MHz受信 → L113下段調整 → 電圧ゼロ確認
 ・83MHz受信 → L113上段調整 → 高調波歪最小
【FM Sメーター点灯調整】
 ・83MHz60dB受信 → VR101調整 → インジケーター全点灯
【TメーターLED調整】
 ・82.95MHz受信 → VR301調整 → 左側インジケーター(赤)点灯
 ・83.05MHz受信 → VR302調整 → 右側インジケーター(赤)点灯
【MPX VCO調整】
 ・83MHz ST受信 → VR102調整 → 左右に大きく回す
 ・STEREOインジケーターが点灯する範囲を特定する
 ・その範囲の中央にVR102を設定する
【セパレーション調整】
 ・TAPE OUT端子 → Wavespectra接続
 ・83MHz L/R受信 → VR103調整 → 左右の漏れ信号最小
【AM調整】
 ・600 kHz受信 → L201,L001(バーアンテナ内)調整 →最適受信
 ・1400kHz受信 → CT202,CT201調整 → 最適受信
【AM Sメーター点灯調整】
 ・1000kHz受信 → VR201調整 → 点灯量調整

Rx100070

■修理記録:OSCトリマコンデンサ交換-------------------------

 ・OSCトリマコンデンサ(CT103)の反応が過敏で最適値に設定できない
 ・少し触れるだけで発振周波数が大きく変化する
 ・回路図には容量の記載はありませんが、たぶん10pFだろうと推測
 ・交換後の再調整で最適値に設定できました

Rx100050Rx100053

■改造記録:指針塗装----------------------------------------

 ・フロントパネルを外して裏側まで磨きました
 ・照明電球は正面左側に1個だけでした 6.3v/250mA
 ・指針は照明なしの白色だったので蛍光オレンジ色で塗装しました
 ・視認性は大幅アップしました
 ・周波数を刻んだアクリル板も磨いて輝きを取り戻しました

Rx100060Rx100064

■試聴------------------------------------------------------

 ・周波数窓の下にツマミやボタンが整然と並ぶレシーバーが大好物です
 ・本当はSメーターとTメーターが二つ並んだ機種が好みですが
 ・本機のようにLEDによるインジケーターに進化したタイプもイイですね
 ・この後はシンセ式チューナーを内蔵したタイプにさらに進化します

Rx100009

■照明電球LED化実験-----------------------------------------

 ・周波数窓の照明 → ヒューズ型電球6.3v/250mA×1個のみ
 ・電源トランスからのAC5.5vで点灯しています
 ・実験用電源を使って白色LEDを使った点灯実験
 ・白色LEDによる周波数照明がイイ感じです
 ・緑色のアクリル製フィルターを入れてグリーンフェイスもイイかも?
 ・いずれ時間が出来たら電源回路を弄ってLED化を実践したい

Rx1000121Rx1000122

■参考:ROTEL機の記録---------------------------------------

 ・ROTEL RT-622(1973年頃)※他社機とは一味違うデザインに惹かれる
 ・ROTEL RT-1220(1973年頃)※RT-622の上位機
 ・ROTEL RT-1024(1977年頃)※FMドルビー放送対応機
 ・ROTEL RT-2000(1978年頃)※HA11223W PLL-MPX搭載機

note:BLUESS Laboratory

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コメント

kenwood D-3300T 修理調整記録拝見しました チューニングシグナル ズレの修理 ですが おいくら位で可能ですか? 急いでいませんので ある程度時間かかっても構いません。

メールアドレスの記載があったので返信差し上げました。

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