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2025年10月の記事

2025年10月26日 (日)

SONY ST-S1 修理調整記録

 ・2025年8月、初めて見るST-S1を提供していただきました
 ・故障機や不要機の寄付寄贈は歓迎しています
 ・調べてみると、貴重なAMステレオ対応機でした
 ・以下、作業記録です

S107

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S1 20,000円(1995年頃)
 ・Hifi Engine Sony ST-S1 AM/FM Stereo Tuner (1994)
 ・1995年頃のシステムコンポ「Sシリーズ」の一員だったようです

S102S112
S150

■動作確認--------------------------------------------------

 ・本体に目立つキズは無く保存状態は良い
 ・FMアンテナ端子はF型、AMアンテナは付属しない
 ・電源オンと同時に周波数表示、文字痩せなし、輝度も十分
 ・選局モードは3種類、オート選局、手動選局、プリセット選局
 ・メモリ登録30局、A/B/Cそれぞれに10局ずつ登録可能
 ・オート選局で名古屋地区のFM局をすべて受信できました
 ・周波数ズレなし、STEREOインジケーター点灯
 ・適当なAMループアンテナを接続してAM局の受信テスト
 ・こちらはオート選局では受信不可
 ・手動選局でAM受信を確認しました
 ・とりあえず大きな故障は無さそうです

S104S105

■内部確認--------------------------------------------------

 ・アンテナ端子直結の小さなALPS社製フロントエンド
 ・IC21:LA1851N /DTS Single-chip Tuner IC
 ・IC81:LC7218 /
 ・IC202:MC13022DW /AM STEREO DECORDER ※基板裏面
 ・RV21:セパレーション調整
 ・RV22:AM TUNE調整
 ・RV24:FM TUNE調整
 ・T21: FM同調点調整

S120S123S124S130S131
S100

■調整記録--------------------------------------------------

【FM VT電圧】
 ・フロントエンドVT端子 → 電圧計セット
 ・76MHz → 2.9v ※確認のみ
 ・90MHz → 9.8v ※確認のみ
【FM同調点調整】
 ・TP1 → 電圧計セット
 ・83.0MHz受信 → T21調整 → 電圧ゼロ
【FM RF調整】
 ・IC21:LA1851N 25番端子 → 電圧計セット ※Sメーター電圧
 ・83.0MHz受信 → T01調整 → 電圧最大
【FM TUNE調整】※ミューティング
 ・83.0MHz,30dB受信 → RV24調整 → 音声出現位置へ
【FM セパレーション調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz,L/R受信 → RV21調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【AM調整】
 ・FE61 → AMフロントエンド調整
 ・RV22 → AM TUNE調整

S140

■試聴------------------------------------------------------

 ・LA1851N1というICは凄いですね
 ・この1個でFM/AMチューナーのほぼ全機能を担っています
 ・セパレーションも50dB確保できるのでラジオクラスよりワンランク上位
 ・AMステレオが流行っていた1995年頃からもう30年も経つとはね、、、

S103

note:BLUESS Laboratory

2025年10月19日 (日)

SANSUI TU-777 修理調整記録2

 ・2025年9月、TU-777の故障機が届きました
 ・とりあえず受信できるがSTEREOランプが点灯しないそうです
 ・以下、作業記録です。

Tu77703

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SANSUI TU-777 37,800円(1968年3月発売)
 ・オーディオ懐古録 SANSUI TU-777 37,800円 1968年
 ・Hifi Engine SANSUI TU-777 ※TU-666サービスマニュアル

Tu77702Tu77712

【備忘録】
 ・丸型機:1968年:TU-555 29,800円、TU-666 33,800円、TU-777 39,800円
 ・横型機:1970年:TU-999 59,900円
 ・横型機:1971年:TU-888 48,900円

■動作確認--------------------------------------------------

 ・SOLID STATE STEREOPHONIC TUNER model TU-777
 ・「ソリッドステート」どこか懐かしい響きがありますね
 ・独特の丸い周波数窓(リングサーキュラーダイヤル)指針が回転します
 ・本体サイズ345W×155H×334Dmm、横サイズがちょっと小さめ、でもずっしり重い
 ・FMアンテナを接続して電源スイッチオン
 ・スイッチレバーの操作感触が重厚です
 ・POWERインジケーター点灯、周波数窓の照明点灯、メーター照明点灯
 ・メーターは「TUNING METER」と書かれていますが実はSメーター
 ・名古屋地区のFM放送局の受信OK、ただし+1.6MHzほどの周波数ズレ
 ・STEREOランプ点灯しない、でもステレオ感は感じられる
 ・背面パネルのセパレーション調整ツマミを回すと立体感が変化する
 ・MUTINGが動作しない、局間ノイズが消えない
 ・AM放送は背面バーアンテナで名古屋地区のAM放送局受信OK

■内部確認--------------------------------------------------

 ・大型電源トランスと電解コンデンサが目に付く、さすがサンスイ機
 ・FM4連、AM3連の独立したフロントエンドユニット
 ・横から見ると「蒸気機関車の連結車輪」が思い浮かびます
 ・IF基板にはまるで高層ビルのように大型IFTコイルが立ち並んでいます
 ・電源回路の電解コンデンサが交換済みでした
 ・信号発生器からステレオ信号を送ってみると左右分離はしていました
 ・ただセパレーション値は5dB前後、モノラル信号と大差ない状況でした
 ・背面パネルのセパレーション調整ツマミを回すと左右が入れ替わりました
 ・本機のセパレーションVRは外にあるのでユーザーが自由に回せてしまいます
 ・通常は最適値に設定したあとはVRに触れて欲しくない、と思うのですが、、
 ・どのような設計意図だったのでしょう?

Tu77721Tu77723

■修理記録:STEREOランプ電球交換-----------------------------

 ・使われていたフィラメント電球の仕様 → 6.3v/0.25A
  ・窓照明用電球 2個 → 〇
  ・メーター照明 1個 → 〇
  ・POWERランプ 1個 → 〇
  ・STEREOランプ 1個 → × ※電球切れではなく電球自体が無かった

Tu77730

 ・STEREOランプが点灯しない原因は電球自体が無かったことでした
 ・新品電球をセットし、後述の調整作業を経てSTEREOランプ点灯しました
 ・このタイプの電球は今でも入手可能です

■調整記録--------------------------------------------------

 ・Hifi Engine で入手したTU-666サービスマニュアルを参考に手順化

Tu77700

【レシオ検波調整】
 ・IF基板 2K端子 → 電圧計セット ※Tメーター代用
 ・フロントエンド内 TP5 → 10.7MHz信号注入
 ・IF基板T204(上段コア)調整 → 電圧ゼロ(Tメーター中点)
【フロントエンドOSC調整】
 ・VR202(S-meter) → 電圧計セット
 ・76MHz 受信 → L105調整 → 電圧最大(Sメーター最大振れ)
 ・90MHz 受信 → TC104調整 → 電圧最大(Sメーター最大振れ)
【フロントエンドRF調整】
 ・VR202(S-meter) → 電圧計セット
 ・76MHz 受信 → L101,L102,L103調整 → 電圧最大
 ・90MHz 受信 → TC101,TC105,TC102,TC103調整 → 電圧最大
 ・83MHz 受信 → L104 → 電圧最大
【IF歪調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz 受信
 ・IF基板T201,T202,T203(各上下段コア)調整 → 高調波歪最小
【レシオ検波歪調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83MHz 受信
 ・IF基板T204(下段コア)調整 → 歪最小
【Sメーター調整】
 ・83MHz 受信 → T205調整 → Sメーター振れ最大
 ・83MHz 受信 → VR202調整 → Sメーター目盛5
【ミューティング調整】
 ・VR201 MUTING動作レベル設定
 ・信号レベルの調整というより動作範囲の調整みたいです
 ・76MHz~90MHz区間でMUTINGが動作するように調整
 ※【SCA調整】※TU-666サービスマニュアル準拠、省略可
  ・MPX基板4A端子に67kHz信号注入
  ・TP404端子 → WaveSpectra接続
  ・L402調整 → 67kHz成分最小
【19kHz調整】
 ・TP401 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST受信 → T401,L401調整 → 19kHzレベル最大
 ・TP402 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST受信 → T402調整 → 19kHzレベル最大
【38kHz調整】
 ・TP403 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST受信 → T403調整 → 38kHzレベル最大
【セパレーション調整】
 ・音声出力 → WaveSpectraに接続
 ・83MHz ST受信 → 背面パネルVR調整 → 漏れ信号最小
 ・実測で左右とも約40dB/1kHzでした。
【AUTO STEREO調整】※この項目は試行錯誤の結果なので参考程度です
 ・SELECTOR FM AUTO
 ・D501カソード側 → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz ST受信 → 19.00kHz確認 → T501調整 → 19kHzレベル最大
 ・VR501調整 → STEREOランプが点灯する位置へ
 ・MUTINGオフ、チューニングつまみを適当に回して離調
 ・VR502調整 → STEREOランプが消灯する位置へ
【AM OSC調整】
 ・729kHz受信 → T302調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz受信 → TC303調整 → Sメーター最大
【AM RF調整】
 ・729kHz受信 → バーアンテナ、T301調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz受信 → TC301,TC302調整 → Sメーター最大
【IF調整】
 ・1053kHz受信 → T303,T304,T305調整 Sメーター最大
【AMメーター調整】
 ・1053kHz受信 → VR301調整 → Sメーター最大振れ位置
【注意】
 ・本体背面にアンテナ入力のアッテネータースイッチがあります
 ・通常は[DIST.]位置、強電界地域では[LOC.]に設定
 ・[DIST.]=[DISTANCE]、 [LOC.]=[LOCAL]
 ・背面にあるセパレーション調整VRは最適位置に設定してあります
 ・可変出力調整VRと並んでいるので誤って操作しないようご注意ください

Tu77708Tu77740

■試聴------------------------------------------------------

 ・50年以上前のレトロな雰囲気がイイですね
 ・音質云々は別にして、ステキなFMライフが楽しめそうです

Tu77704

note:BLUESS Laboratory

2025年10月12日 (日)

YAMAHA T-7 修理調整記録7

 ・2025年8月、故障したT-7ジャンク機を寄付していただきました
 ・電源スイッチをOFFにしてもインジケーターが点灯したままだそうです
 ・えっ? そんなことあるの?
 ・以下、作業記録です

T703_20251012085201

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 YAMAHA T-7 NATURAL SOUND STEREO TUNER
 ・Hifi Engine Yamaha T-7 Natural Sound AM/FM Stereo Tuner

T702_20251012085101 T716

■動作確認--------------------------------------------------

 ・電源SWオフの状態で電源プラグをコンセントに挿す
 ・すると電源SWオフにも関わらず指針とDX/LOCALインジケーター点灯
 ・選局ダイヤルを回したり他のスイッチを操作しても反応なし
 ・指針とDX/LOCALインジケーターが点灯するだけです
 ・これは不思議??
 ・さて、気を取り直して電源SWオン!
 ・すべてのインジケーターLED点灯、スイッチ操作でLEDが切り換わる
 ・赤い指針点灯、指針両側の黄色いチューニングインジケーターも点灯
 ・名古屋地区のFM局付近に合わせるとシグナルインジケーター点灯
 ・およそ+0.2MHzの位置でFM放送を受信、STEREOランプ点灯
 ・選局ツマミに触れるとチューニングインジケーターが少し暗くなる。
 ・同調して指を離すと再び明るく点灯、OTSも動作OK
 ・放送局のメモリ登録と自動選局も動作しました
 ・適当なAMループアンテナで名古屋地区のAM局を受信確認OK
 ・どうやら電源SWオン時の動作は正常のようですが、
 ・問題は電源SWオフ時にも一部通電している現象です

T730

■内部確認--------------------------------------------------

 ・メモリ保持用バッテリーはオリジナルのまま
 ・ハンダ面を見るとレシオ検波回路周辺にハンダ作業痕あり
 ・ダイオードや抵抗が交換されているようです
 ・基板を見渡したところ特に異常は感じません

T700_20251012085201

■修理記録:電源スイッチ交換--------------------------------

 ・電源スイッチの足にテスターを当てて抵抗値を測定
 ・すると、左サイド側のスイッチ端子が常時導通状態でした
 ・回路図を見ながら電源スイッチ周辺の配線を確認
  ・SW102:POWER SWITCH
  ・C243,C244:コンデンサ(105)→ 取り外して確認 → OK
 ・こうなるとスイッチ自体の故障が怪しい感じです
 ・基板からスイッチを取り外し、分解して内部確認してみると
 ・スイッチの各足を固定するプラ部分に穴が開いて足が接触していました
 ・この結果、電源オフ時も-12v系統だけ給電されていた、という訳です
 ・穴の周辺は焦げた痕跡(黒いすす)が残っていました
 ・過去にどんな事故・事件があったのか?

T741_20251012085201

 ・スイッチ内部の修理は不可能なので同型スイッチに交換しました
 ・ドナーは こちら、部品取り用に残っていたT-7です
 ・交換後は先の動作確認時と同様にFM/AMとも正常に受信しました
 ・「捨てずに持っていると、忘れた頃に役に立つ」の格言?通りでした

T733 T736 T738 T740_20251012085001 T742_20251012085001

■調整記録--------------------------------------------------

【本体スイッチ設定】
 ・FUNCTION = FM
 ・RX MODE = AUTO DX
 ・MUTE/OTS = OFF
 ・BLEND = OFF
 ・REC CAL = OFF
 ・AM調整を先に行います
【AM OSC調整】
 ・ 600kHz受信 → T110調整 → シグナルメーター最大
 ・1400kHz受信 → AMOSC調整 → シグナルメーター最大
【AM RF調整】
 ・ 600kHz受信 → T109調整 → シグナルメーター最大
 ・1400kHz受信 → AMANT調整 → シグナルメーター最大
【FM同調点調整】
 ・IC111 20pin(またはR282)-GND → 電圧計セット
 ・SSG10.7MHzをCF101に注入 → T103調整 → 電圧ゼロ
【FM OSC調整】
 ・IC102 (LA1231) 13pin → 電圧計セット
 ・83MHz受信 → フロントエンドTC4調整 → 電圧最大
 ※OSCコイルL4の調整が難しいため83MHzのみで調整
【FM RF部調整】
 ・IC102 (LA1231) 13pin → 電圧計セット
 ・83MHz受信 → フロントエンドTC1,TC2,TC3調整 → 電圧最大
 ※RFコイルL1~L3の調整が難しいため83MHzのみで調整
【Mono歪調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz → TC101調整 → 高調波歪最小
【VCO調整】
 ・R263右足 → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz → VR108調整 → 19kHz±10Hz
【ST SUB調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz SUB → T112調整 → Lchレベル最大
【Stereo歪調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST → VR101 VR102 VR103,T102調整 → 高調波最小
【Pilot Cancel調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST → T113,VR109調整 → 19kHz漏れ信号最小
【セパレーション調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST → VR105調整 → Lch漏れ信号最小
 ・83MHz ST → VR106調整 → Rch漏れ信号最小
【シグナルインジケーター点灯調整】
 ・83MHz 100dB → VR112調整 LED全点灯
 ・83MHz 0dB → VR111調整 LED全消灯
【プリセットチューニング上限位置調整】
 ・自動選局時に指針がスケールを振り切らないように制限する設定
 ・90.5MHz受信 → プリセット5に登録
 ・83MHz付近でプリセット5を押し指針移動開始
 ・このとき90.2MHz付近で自動停止するようにVR113を調整する
【プリセットチューニング下限位置調整】
 ・75.5MHz受信 → プリセット1に登録
 ・83MHz付近でプリセット1を押し指針移動開始
 ・このとき75.8MHz付近で自動停止するようにVR114を調整する

T760_20251013092501

■試聴------------------------------------------------------

 ・プリセットメモリーによる自動選局が気持ちよく動作します
 ・登録したメモリ内容も保持されていました
 ・ただ、根本原因が別にあって電源SWトラブルが再発するかもしれません
 ・しばらくランニングテストを継続してみます

T707_20251013092801

note:BLUESS Laboratory

2025年10月 5日 (日)

ONKYO T-429R 修理調整記録2

 ・2025年9月、T-429Rのメンテナンスをお引き受けしました
 ・以下、作業記録です

T429r03_20251005090701

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-429R 69,800円 (1982年頃)
 ・オーディオ懐古録 ONKYO Integra T-429R SERVO LOCKED FM STEREO TUNER

T429r02_20251005090601T429r14_20251005090601

■動作確認--------------------------------------------------

 ・フロントパネルやボディに目立つキズはない
 ・さて同軸アンテナを接続、と思ったらF端子がグラグラ状態でした
 ・早速ボディを開けてF端子の取付け部を確認 → ナットが緩んでいました
 ・F端子のナットを締め直して動作確認続行
 ・おや?周波数窓の照明電球が点灯しない
 ・3つのメーター照明と指針照明はそれぞれ点灯、
 ・IF切換に応じてインジケーターもそれぞれ点灯
 ・名古屋地区のFM局はすべて受信できましたが、
 ・3個のインジケーターのうち TUNED と LOCKED が点灯しない
 ・選局ツマミに手を触れるとタッチセンサーが反応する
 ・選局ツマミから手を離すとTメーターが中点に引き込まれる
 ・このときのTメーター中点がセンターからややズレている
 ・受信動作は正常なのでTUNED と LOCKEDは電球切れのようです
 ・MUTING切換OK、AIR CHECK信号(REC CALトーン)OK

■内部確認--------------------------------------------------

 ・7連バリコン搭載フロントエンド、3SK73×2
 ・IF BAND切換 WIDE/NARROW
 ・WIDE選択時のみFM SERVO(FM帰還)が作動する
 ・Q105/LA1235:クアドラチュア検波 → Tメーター、Sメーター駆動
 ・L106周辺にレシオ検波回路 → たぶん「広帯域ウルトラリニア検波器」
 ・検波出力信号の一部をFMサーボ回路を通して局発へフィードバック(帰還)
 ・Q105/LA1235 IF-OUT(8pin)→L106→Q511→Q501→R019→OSC回路
 ・IF BAND選択と SERVO ON/OFF に応じて回路が切り換わる。
  ・NARROW → LA1235によるクアドラチュア検波
  ・WIDE  → 広帯域ウルトラリニア検波(レシオ検波)
  ・WIDE+SERVO → 広帯域ウルトラリニア検波(レシオ検波)+FM帰還(SERVO)
 ・Q208/HA11223W:PLL-MPX IC
 ・HA11223W の復調信号出力は使われていない。
  ・「高速C-MOSスイッチングMPX」
  ・Q210/uPD4011BC,Q211/TC4066BP

T429r00_20251005090701

■修理記録:窓照明電球交換----------------------------------

 ・周波数窓を照らすフィラメント電球は右側面の1個だけでした
 ・3連メーターの裏側にも同じタイプの電球が3個並んでいます
 ・このタイプの電球はもう入手できないでしょうね
 ・対策としてちょっと長めの電球を細工して組み込みました

T429r30_20251005090801T429r32_20251005090801T429r34_20251005090801

■修理記録:TUNED、LOCKEDインジケーター電球交換-------------

 ・インジケーターはLED風に点灯しますが実はフィラメント電球です
 ・電球の定格は不明ですが、たぶん電圧8vタイプと思います
 ・今回は3個とも8vタイプの新品フィラメント電球に交換しました
 ・実は単純にLEDに置き換えたのですが、
 ・交換後はDEVIATIONメーターが不動、MONOでもSTEREO常時点灯
 ・LED化するには周辺回路をしっかり調べる必要あります

T429r43_20251005090901T429r41_20251005090901T429r07_20251005091201

■調整記録--------------------------------------------------

 ・MUTING LOCK → OFF
【FM同調点調整】
 ・IF BAND NARROW
 ・R101手前 → 10.7MHz注入 → L103調整 → Tメーター中点
【OSC調整】
 ・76.0MHz → L006調整 → Sメーター最大
 ・90.0MHz → TC007調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・BOOSTER → IN
 ・IF BAND → NARROW
 ・76.0MHz → L001,002,003,004,008,009調整 → Sメーター最大
 ・90.0MHz → TC001,002,003,004,005,006調整 → Sメーター最大
 ・83.0MHz → L005調整 → Sメーター最大
【NARROW:クアドラチュア検波調整】
 ・IF BAND → NARROW
 ・FM SERVO → OFF
 ・83.0MHz → 周波数目盛り83MHz付近のSメーター最大位置で受信
 ・83.0MHz → L103調整 → Tメーター中点
 ・83.0MHz → L104調整 → 高周波歪最小
【WIDE:レシオ検波調整】
 ・IF BAND → WIDE
 ・FM SERVO → OFF
 ・83.0MHz → L101調整 → 高調波歪最小
 ・83.0MHz → L106(左右コア)調整 → 高調波歪最小
 ※R148(レシオ検波出力レベル)調整方法不明?とりあえず最大に設定
【WIDE:FM SERVO調整】
 ・IF BAND → WIDE
 ・FM SERVO → ON
 ・TP1 → 周波数カウンタ接続 → R109調整 → 8.3MHz 粗調整
 ・TP1 → 周波数カウンタ接続 → L012調整 → 8.3MHz 微調整
 ※この時TP2=10.15v、TP3=10.700MHz
【AFC(Tメーター中点)調整】
 ・83.0MHz受信 → R146調整 → 引き込まれたTメーター指針を中点に
【Sメーター調整】
 ・83MHz → R157調整 → Sメーター振れ調整
【VCO調整】
 ・TP201 → 周波数カウンタ接続
 ・83.0MHz 無変調 → R246調整 → 76.0kHz
【パイロットキャンセル】
 ・固定出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz,ST → L201,R274調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランスに注意
【セパレーション調整】
 ・固定出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz,ST → R212 → Lch漏れ信号最小
 ・83.0MHz,ST → R213 → Rch漏れ信号最小
【変調度調整】
 ・83.0MHz,ST → R275 → DIVIATIONメーター 100%
【REC CAL】
 ・83.0MHz,ST → 固定出力レベル記録
 ・AIR CHECK → ON → -6dB ※465Hz

T429r50_20251005090701

■試聴------------------------------------------------------

 ・照明に映える周波数窓とメーター、インジケーターが美しい
 ・ウットリ感満載でずっと眺めていられます

T429r06_20251005090701

note:BLUESS Laboratory

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