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2025年10月 5日 (日)

ONKYO T-429R 修理調整記録2

 ・2025年9月、T-429Rのメンテナンスをお引き受けしました
 ・以下、作業記録です

T429r03_20251005090701

■製品情報--------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-429R 69,800円 (1982年頃)
 ・オーディオ懐古録 ONKYO Integra T-429R SERVO LOCKED FM STEREO TUNER

T429r02_20251005090601T429r14_20251005090601

■動作確認--------------------------------------------------

 ・フロントパネルやボディに目立つキズはない
 ・さて同軸アンテナを接続、と思ったらF端子がグラグラ状態でした
 ・早速ボディを開けてF端子の取付け部を確認 → ナットが緩んでいました
 ・F端子のナットを締め直して動作確認続行
 ・おや?周波数窓の照明電球が点灯しない
 ・3つのメーター照明と指針照明はそれぞれ点灯、
 ・IF切換に応じてインジケーターもそれぞれ点灯
 ・名古屋地区のFM局はすべて受信できましたが、
 ・3個のインジケーターのうち TUNED と LOCKED が点灯しない
 ・選局ツマミに手を触れるとタッチセンサーが反応する
 ・選局ツマミから手を離すとTメーターが中点に引き込まれる
 ・このときのTメーター中点がセンターからややズレている
 ・受信動作は正常なのでTUNED と LOCKEDは電球切れのようです
 ・MUTING切換OK、AIR CHECK信号(REC CALトーン)OK

■内部確認--------------------------------------------------

 ・7連バリコン搭載フロントエンド、3SK73×2
 ・IF BAND切換 WIDE/NARROW
 ・WIDE選択時のみFM SERVO(FM帰還)が作動する
 ・Q105/LA1235:クアドラチュア検波 → Tメーター、Sメーター駆動
 ・L106周辺にレシオ検波回路 → たぶん「広帯域ウルトラリニア検波器」
 ・検波出力信号の一部をFMサーボ回路を通して局発へフィードバック(帰還)
 ・Q105/LA1235 IF-OUT(8pin)→L106→Q511→Q501→R019→OSC回路
 ・IF BAND選択と SERVO ON/OFF に応じて回路が切り換わる。
  ・NARROW → LA1235によるクアドラチュア検波
  ・WIDE  → 広帯域ウルトラリニア検波(レシオ検波)
  ・WIDE+SERVO → 広帯域ウルトラリニア検波(レシオ検波)+FM帰還(SERVO)
 ・Q208/HA11223W:PLL-MPX IC
 ・HA11223W の復調信号出力は使われていない。
  ・「高速C-MOSスイッチングMPX」
  ・Q210/uPD4011BC,Q211/TC4066BP

T429r00_20251005090701

■修理記録:窓照明電球交換----------------------------------

 ・周波数窓を照らすフィラメント電球は右側面の1個だけでした
 ・3連メーターの裏側にも同じタイプの電球が3個並んでいます
 ・このタイプの電球はもう入手できないでしょうね
 ・対策としてちょっと長めの電球を細工して組み込みました

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■修理記録:TUNED、LOCKEDインジケーター電球交換-------------

 ・インジケーターはLED風に点灯しますが実はフィラメント電球です
 ・電球の定格は不明ですが、たぶん電圧8vタイプと思います
 ・今回は3個とも8vタイプの新品フィラメント電球に交換しました
 ・実は単純にLEDに置き換えたのですが、
 ・交換後はDEVIATIONメーターが不動、MONOでもSTEREO常時点灯
 ・LED化するには周辺回路をしっかり調べる必要あります

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■調整記録--------------------------------------------------

 ・MUTING LOCK → OFF
【FM同調点調整】
 ・IF BAND NARROW
 ・R101手前 → 10.7MHz注入 → L103調整 → Tメーター中点
【OSC調整】
 ・76.0MHz → L006調整 → Sメーター最大
 ・90.0MHz → TC007調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・BOOSTER → IN
 ・IF BAND → NARROW
 ・76.0MHz → L001,002,003,004,008,009調整 → Sメーター最大
 ・90.0MHz → TC001,002,003,004,005,006調整 → Sメーター最大
 ・83.0MHz → L005調整 → Sメーター最大
【NARROW:クアドラチュア検波調整】
 ・IF BAND → NARROW
 ・FM SERVO → OFF
 ・83.0MHz → 周波数目盛り83MHz付近のSメーター最大位置で受信
 ・83.0MHz → L103調整 → Tメーター中点
 ・83.0MHz → L104調整 → 高周波歪最小
【WIDE:レシオ検波調整】
 ・IF BAND → WIDE
 ・FM SERVO → OFF
 ・83.0MHz → L101調整 → 高調波歪最小
 ・83.0MHz → L106(左右コア)調整 → 高調波歪最小
 ※R148(レシオ検波出力レベル)調整方法不明?とりあえず最大に設定
【WIDE:FM SERVO調整】
 ・IF BAND → WIDE
 ・FM SERVO → ON
 ・TP1 → 周波数カウンタ接続 → R109調整 → 8.3MHz 粗調整
 ・TP1 → 周波数カウンタ接続 → L012調整 → 8.3MHz 微調整
 ※この時TP2=10.15v、TP3=10.700MHz
【AFC(Tメーター中点)調整】
 ・83.0MHz受信 → R146調整 → 引き込まれたTメーター指針を中点に
【Sメーター調整】
 ・83MHz → R157調整 → Sメーター振れ調整
【VCO調整】
 ・TP201 → 周波数カウンタ接続
 ・83.0MHz 無変調 → R246調整 → 76.0kHz
【パイロットキャンセル】
 ・固定出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz,ST → L201,R274調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランスに注意
【セパレーション調整】
 ・固定出力端子 → WaveSpectra接続
 ・83.0MHz,ST → R212 → Lch漏れ信号最小
 ・83.0MHz,ST → R213 → Rch漏れ信号最小
【変調度調整】
 ・83.0MHz,ST → R275 → DIVIATIONメーター 100%
【REC CAL】
 ・83.0MHz,ST → 固定出力レベル記録
 ・AIR CHECK → ON → -6dB ※465Hz

T429r50_20251005090701

■試聴------------------------------------------------------

 ・照明に映える周波数窓とメーター、インジケーターが美しい
 ・ウットリ感満載でずっと眺めていられます

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note:BLUESS Laboratory

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