ONKYO T-429R 修理調整記録2
・2025年9月、T-429Rのメンテナンスをお引き受けしました
・以下、作業記録です

■製品情報--------------------------------------------------
・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-429R 69,800円 (1982年頃)
・オーディオ懐古録 ONKYO Integra T-429R SERVO LOCKED FM STEREO TUNER
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■動作確認--------------------------------------------------
・フロントパネルやボディに目立つキズはない
・さて同軸アンテナを接続、と思ったらF端子がグラグラ状態でした
・早速ボディを開けてF端子の取付け部を確認 → ナットが緩んでいました
・F端子のナットを締め直して動作確認続行
・おや?周波数窓の照明電球が点灯しない
・3つのメーター照明と指針照明はそれぞれ点灯、
・IF切換に応じてインジケーターもそれぞれ点灯
・名古屋地区のFM局はすべて受信できましたが、
・3個のインジケーターのうち TUNED と LOCKED が点灯しない
・選局ツマミに手を触れるとタッチセンサーが反応する
・選局ツマミから手を離すとTメーターが中点に引き込まれる
・このときのTメーター中点がセンターからややズレている
・受信動作は正常なのでTUNED と LOCKEDは電球切れのようです
・MUTING切換OK、AIR CHECK信号(REC CALトーン)OK
■内部確認--------------------------------------------------
・7連バリコン搭載フロントエンド、3SK73×2
・IF BAND切換 WIDE/NARROW
・WIDE選択時のみFM SERVO(FM帰還)が作動する
・Q105/LA1235:クアドラチュア検波 → Tメーター、Sメーター駆動
・L106周辺にレシオ検波回路 → たぶん「広帯域ウルトラリニア検波器」
・検波出力信号の一部をFMサーボ回路を通して局発へフィードバック(帰還)
・Q105/LA1235 IF-OUT(8pin)→L106→Q511→Q501→R019→OSC回路
・IF BAND選択と SERVO ON/OFF に応じて回路が切り換わる。
・NARROW → LA1235によるクアドラチュア検波
・WIDE → 広帯域ウルトラリニア検波(レシオ検波)
・WIDE+SERVO → 広帯域ウルトラリニア検波(レシオ検波)+FM帰還(SERVO)
・Q208/HA11223W:PLL-MPX IC
・HA11223W の復調信号出力は使われていない。
・「高速C-MOSスイッチングMPX」
・Q210/uPD4011BC,Q211/TC4066BP

■修理記録:窓照明電球交換----------------------------------
・周波数窓を照らすフィラメント電球は右側面の1個だけでした
・3連メーターの裏側にも同じタイプの電球が3個並んでいます
・このタイプの電球はもう入手できないでしょうね
・対策としてちょっと長めの電球を細工して組み込みました
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■修理記録:TUNED、LOCKEDインジケーター電球交換-------------
・インジケーターはLED風に点灯しますが実はフィラメント電球です
・電球の定格は不明ですが、たぶん電圧8vタイプと思います
・今回は3個とも8vタイプの新品フィラメント電球に交換しました
・実は単純にLEDに置き換えたのですが、
・交換後はDEVIATIONメーターが不動、MONOでもSTEREO常時点灯
・LED化するには周辺回路をしっかり調べる必要あります
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■調整記録--------------------------------------------------
・MUTING LOCK → OFF
【FM同調点調整】
・IF BAND NARROW
・R101手前 → 10.7MHz注入 → L103調整 → Tメーター中点
【OSC調整】
・76.0MHz → L006調整 → Sメーター最大
・90.0MHz → TC007調整 → Sメーター最大
【RF調整】
・BOOSTER → IN
・IF BAND → NARROW
・76.0MHz → L001,002,003,004,008,009調整 → Sメーター最大
・90.0MHz → TC001,002,003,004,005,006調整 → Sメーター最大
・83.0MHz → L005調整 → Sメーター最大
【NARROW:クアドラチュア検波調整】
・IF BAND → NARROW
・FM SERVO → OFF
・83.0MHz → 周波数目盛り83MHz付近のSメーター最大位置で受信
・83.0MHz → L103調整 → Tメーター中点
・83.0MHz → L104調整 → 高周波歪最小
【WIDE:レシオ検波調整】
・IF BAND → WIDE
・FM SERVO → OFF
・83.0MHz → L101調整 → 高調波歪最小
・83.0MHz → L106(左右コア)調整 → 高調波歪最小
※R148(レシオ検波出力レベル)調整方法不明?とりあえず最大に設定
【WIDE:FM SERVO調整】
・IF BAND → WIDE
・FM SERVO → ON
・TP1 → 周波数カウンタ接続 → R109調整 → 8.3MHz 粗調整
・TP1 → 周波数カウンタ接続 → L012調整 → 8.3MHz 微調整
※この時TP2=10.15v、TP3=10.700MHz
【AFC(Tメーター中点)調整】
・83.0MHz受信 → R146調整 → 引き込まれたTメーター指針を中点に
【Sメーター調整】
・83MHz → R157調整 → Sメーター振れ調整
【VCO調整】
・TP201 → 周波数カウンタ接続
・83.0MHz 無変調 → R246調整 → 76.0kHz
【パイロットキャンセル】
・固定出力端子 → WaveSpectra接続
・83.0MHz,ST → L201,R274調整 → 19kHz信号最小
・左右chのバランスに注意
【セパレーション調整】
・固定出力端子 → WaveSpectra接続
・83.0MHz,ST → R212 → Lch漏れ信号最小
・83.0MHz,ST → R213 → Rch漏れ信号最小
【変調度調整】
・83.0MHz,ST → R275 → DIVIATIONメーター 100%
【REC CAL】
・83.0MHz,ST → 固定出力レベル記録
・AIR CHECK → ON → -6dB ※465Hz

■試聴------------------------------------------------------
・照明に映える周波数窓とメーター、インジケーターが美しい
・ウットリ感満載でずっと眺めていられます
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